VIVE XR Elite体験会


VIVE XR Elite体験会に参加してきたので、感じたことをまとめてみた。

サイズ感

左からMETA Quest2、VIVE Focus3、Hololens2
左からVIVE PRO2、VIVE Focus3、VIVE FLOW
VIVE XR EliteとVIVE FLOWとのサイズ比較

VIVE FLOWをベースにVIVE Focus3の機能を入れている為、深度センサーやカメラの分の厚みが増しているようだ。

装着感

眼鏡モードでの装着
後頭部はゴムバンドで止めることもできる
眼鏡モードのHMDを被ったまま、下を向いて跳ねても落ちる様子はなかった
  • また、アイレリーフ調整があるので、IPD調整とは一線を画す見やすさであった。

パススルーについて

HMDを被ったまま、スマホの文字を読むことができる
(プライバシーの為、スマホ画面はモザイク処理済み)
実際にHMDの画面を直接撮影して見たスマホ画面
(上部のチャット部分のみモザイク処理なし)

MRについて

当日は、まだ深度センサーが有効になっていなかった為、空間認識はできていなかった。(こちらは2023年3月にSDKをリリースとHTCのスタッフに確認済み)
よって、パススルーとの合成のみで評価していく。

他社MR機器との比較

  • パススルー画像の歪み

    • 視野の端のほうには歪みがみられる

    • 中央視野は被ったまま作業可能なレベル(明るいHololensといった感じ)

    • 歪みの無さは、やはりHololens一強

  • パススルーの画質

    • META Quest Proより自然に感じられる(歪みが無い少ないせいなのかもしれない)

  • 画角

    • VIVE Focus3がベースなので、視野角ほぼ全てを網羅出来ている

      • QuestはそもそもFocusより視野角が狭い

      • Hololensはもはや論外

  • ハンドトラッキング

    • ハンドトラッカー未装着では、Focus3に準ずる程度

    • 操作感は悪くないといった感じ

    • ただし、HIDに近づきすぎたり手が重なるとかなり精度が落ちる

    • この点は、Hololensが圧倒的である

    • ハンドトラッカー装着時は精度が一気に上がり、トラッキング可能範囲を考えるとHoloLens以上となる

追加機材

  • ハンドトラッカー

    • 既に発売済みのFocus3の物が使える

  • アイトラッカー

    • 年内発売予定(今月末に発表予定)

  • フェイシャルトラッカー

    • 年内発売予定(今月末に発表予定)

全て揃えば、Focus3と同じ環境が整う。

結論

新規のMR機器及びFocus3の後継として十分に要件を満たせる機材である。
特に、眼鏡モードにして、モバイルバッテリーで動作させるのはビジネスにおけるデモ用途としても非常に便利である。

ぶっちゃけ欲しい…