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AIと人間関係

目次
○ 人口知能(AI)の進化が雇用に与える影響とは?
○ AIが日本に与える影響の予想
○ 人工知能(AI)のデメリットについて
○ 人工知能(AI)のメリットについて
○ 私たち、人間にできる事

人口知能(AI)の進化が雇用に与える影響とは? 

 現在は「人間のように考えるコンピューター」としての人工知能(AI)は実現していないが、人工知能(AI)に関する研究の進展によって「識別(音声認識や画像認識など)」「予測(数値予測やマッチングなど)」「実行(表現生成やデザインなど)」といった機能の一部が実用レベルに達し、生活や産業への人工知能(AI)の導入がはじまっています。AIがこれから発達し、人間の仕事がなくなる危機感がある中、PwC が2018年7月に発表したイギリスの経済に関するレポートによると、今後20年間においてAIや自動化が正味(ネット)で奪う職の数は限定的だと結論づけられています。

このPwCが出したレポートでは、 AI による雇用の喪失だけではなく、創出に関しても分析をしており、20年後の2037年までの産業分野別の雇用への影響を予想しています。AIは2037年までにイギリスで717万の職を生み出すことに繋がるといい、これは消滅すると思われる700万の職と比べても17万のプラスである。産業によって雇用へのプラス効果はありますが、その全てがプラスだけではなくマイナス効果も出ると考えます。

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各国での雇用がいかに影響を受けるかは、経済の産業構成や労働人口の特徴にもよると思います。例えば、製造業や小売業、輸送業といった業界では懸念通りに人間がロボットに置き換えられていくと思われますが、ヘルスケアや科学関連、教育などといった分野では、逆に人でないとできない新しい役職が生み出されることが予測されています。

日本への影響はどのように予想されているのか?

下記のインフォグラフィックが2030年時点での日本への影響の詳細な予想で、24%程度の仕事が自動化される可能性があると言われています。これは調査対象29カ国中、比較的影響が小さいほうです。

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2030年には日本で900万人の労働力が不足するという課題を抱えています。しかし、それを解決する手段が人工知能(AI)だと思います。日本はもうすでにその取り組みは始まっており、結果を出し始めています。

しかし、日本は他の国に比べてAIの技術が進んでいないのが事実です。
大きな原因と考えられるのが、投資が少ない事です。日本は先端技術に対しての投資は様子を見ながら行うのに対して、アメリカは先端技術に対して大胆に投資するスタンスです。この差が研究や教育の格差に顕著に出ることになります。

2018年の日本、アメリカ、中国のAIに対する官民合算予算は下記の通りになっています。
アメリカ :政府 → 5000億円 + 民間企業 → 7兆円    = 7兆5000億円
中国   :政府 → 4500億円 + 民間企業 → 6000億円 = 1兆500億円
日本   :政府 → 770億円  + 民間企業 → 6000億円 = 6770億円

人工知能(AI)のデメリットについて

雇用が減る - 例えば、ドライバー業や工事関連業といった技術職が減少し、専門性が求められるクリエイティブな仕事の雇用ニーズが高まる。とはいえ、技術職の人が急にクリエイターに転職することは難しいので、これにより雇用格差が大きくなることが予想されます。

リスクマネジメントが難しい - 万が一AIの管理にトラブルが発生した場合、AIシステムと紐づけされている全ての工程に影響が出ることになり。会社の全工程をAIと連携していれば、問題が解消するまで会社が機能しなくなる可能性がでてきます。そのため、万が一に備えたバックアップ体制を整えるなどのリスクマネジメントが重要です。

人工知能(AI)のメリットについて

 労働の負担を減らすことができる - 企業で人工知能が導入されることによって、これまで人間がしていた仕事を機械で代替することが可能になります。これによって人員不足の解消や人件費削減、さらに労働に対する負担が大きく改善されることになると思います。
また、過酷な労働環境で問題となっている、きつい・汚い・危険といった「3K」の仕事を機械が対応することでリスクの軽減に繋がると考えます。

ここまで紹介したように、人工知能には大きなメリットもあればデメリットもあります。その中でも特に心配なのが、やはり「仕事がなくなる」という部分ではないのでしょうか?

しかし、人工知能が人間の知能を超えるまでにはあと20年あるといわれていますので、今のうちからAI時代を見込んでいいバランスを保つ事がキーになってくると思います。

私たち、人間にできる事

人間にはできて、AIにできない事を区別する事が大事だと思います。今の現状では、AIはデータを元に予測して仕事しかできません。しかし、人間である私たちは、予想されていない事があると自ら考えて、行動に写す事ができます。しかし、AIはそれはできません。例えば、AIは、まったくの白紙からアイデアを生み出すことができないため、「高齢社会に向けて、役に立つものをつくってほしい」と言っても不可能です。そして、革新的な発想もAIにはできません。なので与えられた課題を人間である私たちが対策や解決方法を考えなければなりません。その考えた解決方法で、どうやってAIが私たちの仕事を手助けをして、もっと効率よくしてくれるかが大事だと思います。

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