VAG

漫画と本が好きで、現在人生の夏休み中。 noteで元気をもらう読む専でしたが、ちょうど時間があるのでこれを機会に仲間入りさせてもらいました。 重いのも軽いのも、虚像も現実も、ごった煮の話ばかりですが、時間がある際読んで頂ければ幸いです。

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漫画と本が好きで、現在人生の夏休み中。 noteで元気をもらう読む専でしたが、ちょうど時間があるのでこれを機会に仲間入りさせてもらいました。 重いのも軽いのも、虚像も現実も、ごった煮の話ばかりですが、時間がある際読んで頂ければ幸いです。

最近の記事

あいつの握ったおにぎりは食えんけど、あの子のだったら食べたい

素直さと残酷さと優しさだけがなかった教室 コンビニのおにぎりを見るといつも思い出すことがある。「あいつの握ったおにぎりは食えんけど、あの子のだったら食べたい」と言い放ったあの男の子の言葉だ。 「あの子」はポニーテールの似合う、いつも柔らかそうな服を着た、愛されて育っていますという雰囲気を身体中から発している子だった。 「あいつ」はいつもちょっと生乾きの匂いがして、兄妹が多いからなのか少し色褪せたTシャツを擦り切れるほど着まわしている子だった。 「子供はみんな素直で可

    • その言葉に選ばれたかった

      あと先考えない表面張力いっぱいに鍋の具材を入れてしまった。 後にも先にももう引けない。どうしよう、まだ味噌も入れてないのに。 こういうことはよくある。とりあえずお腹が空いたから冷蔵庫の扉を開け、組み合わせ的に最悪にならなそうなもの、例えばチョコとかアイスとかは除き、とにかく切っては放り込む。 そうするといつの間にか鍋はいっぱいになっていて、そこでやっと調味料を入れてないことに気づく。 やってしまった。まただ。 30数年生きてきて、こういうところは全然なおりそうもない

      • あの子はaiko

        年々推しに顔が似ていく友だち 5年ぶりに会ったaikoが大好きな友だちは、合わない間によりaiko感に磨きをかけ内側からきらきらしていた。くたびれ女子の私とは雲泥の差である。 普段aikoを嗜む習慣がない者の偏ったイメージでいわせてもらうならば「aiko=永遠の少女」 ベビーフェイスに可憐な笑顔、そこに滲み出る寛容さ。それでもってびっくりするほど似合うTシャツをサラリと着こなし、人類に向け愛の唄を歌う。 これで売れないわけがないだろ、と素人の私でもわかる。 そして

        • ないものねだりは狂気と共に

          異性として意識されるって何ですか? はるか昔大学生の頃、私が速攻で辞めた創作京料理のバイト先の先輩が「道で知らない女に話しかけられはじめたら、俺も終わりだわ」的なこと言っていた。 どういう意味なのか先をほどこすように見上げると「だってそれはもう男として意識されてないってことだろ」とカッコいいことをいう俺、カッコいいみたいな顔をつくってみせてくる先輩。 しかしこの先輩の話をそのまま鵜呑みにしてしまうと、私は人生のうちの大半を女として意識されたことがない、ということにな

          図書館でパワーストーンを使って占いをしているあの女性は、一体何が本業の人なのだろうか?

          今私の隣には透明度の高い水晶(2個。しかもそれぞれ茶色と黒色の石でできた腕輪がセットされている)を机の右上部に置いたのち、見知らぬ何かの文字が書かれた紙の上で、熱心にパワーストーンをぐるんぐるん回しているビビットカラーのシャツを着たサラサラロングのお姉さんがいる。 気になる。気になって仕方がない。 「その高そうな水晶の上に、ちんまりのっかっているこれまた高そうな腕輪にはどんな意味があるんですか?」 「そしてあなたは今鎖のついた薄ピンクの石を回しまくることよって、何をそん

          図書館でパワーストーンを使って占いをしているあの女性は、一体何が本業の人なのだろうか?

          凡人の凡人による凡人のためのエッセイ講座

          noteを初めてみた。 がしかし、書きたいことがあるにも関わらず、人に伝わる文章が書ける気がしない。(もともと説明が長すぎて、お前の話は途中で飽きるとよく言われる) そこで何でも形から入るのが大好きな人間の強みを最大限に生かして、エッセイ講座なるものを受講、教え乞うことに決めた。 今日はその有難い教えを自分のモノにすべく、学んだことを誰に頼まれた訳でもないが纏めておこうと思う。 有名人でもない人間ですが何か?冒頭まずエッセイで重要なのは「誰が>何を>どう書くか」で、ファン

          凡人の凡人による凡人のためのエッセイ講座