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反抗期と不老不死

稀にご自身について、または親御さんが我が子について「反抗期が無かった」と仰るのを耳にしたことがある。なんて幸福な凪の人生だろう、わたしに関して言えば当該年齢時には本日の日本海の如く荒れ狂っており、数十年経った今もまだ細々と反抗期継続中といった感じである。今ではそれは母がまだ若いからであり、元気な印なのだと恩ぎせがましく思っている。

という娘目線の思いもあるが、今やわたしも二児の母。近いうちに来るであろう息子らの反抗期に怯え暮らす日々である。攻撃力を鍛え、防御力を養い、財力も蓄えなければならぬ。むむむむむ。

さて、2020.10月、ヒカリ美術館主催の「タジマモリとトキジクノカグノコノミ」という文化庁伝統文化親子教室に参加しました。
漢字で書くと「田道間守と非時香菓」、日本書紀のエピソードです。
垂仁天皇の命で不老不死の実を求め旅立ち、苦難の末持ち帰ったタジマモリが辿り着いた地がここ木津であり、不老不死の実は橘であったため、地名に橘が使われているのです、という熱いお話を伴としこ先生にお聞きし、その話の中で膨らませたイメージを絵にしていきます。
いつ見ても違う顔の海原、その向こうに思いを馳せることなんて、この地に住めば簡単なことなのかもしれません、でもそんな機会を与えてくださって形にすることができて幸せです。


わたしは、どんな時も子供らが作るものに手も口も出さないようにしているのですが、つい、長男の背景色についてやんわりと口出してしまった結果。。。

その後の展示会でこのような一言を大々的に発表することになり、観覧者に爆笑を誘うこととなってわたしもウケた。しかしこの、最終的には自分が決めたくせに人のせいにする考え方、反抗的でありながら甘えそのもの、依存と反抗、まさに反抗期の片鱗だ、ひー、びくびくびくびくw
反抗期も笑えるくらいでよろしくお願いします。

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