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【261日目】鴻池家のファミリーヒストリー

ご隠居からのメール:【鴻池家のファミリーヒストリー】

鴻池家のファミリーヒストリー小説は、次の本が浦安図書館にある。

● 名将山中鹿之助:南原幹雄(読了)
● 鴻池一族の野望:南原幹雄(リクエスト中)
● 月に捧ぐは清き酒:小前亮(リクエスト中)

noteでつい最近読んだ記事のなかでは、【より道‐28】人は死ねども刀は残る_白虎隊の脇差」が印象に残っている、語尾を「ですます調」にしたのは成功していると思う。本職の歴史学者ではないのだから、なるべく低姿勢で、丁寧なものの言い方をしたほうがよい。

一昔前とちがって、山中鹿之助にしても、原敬にしても、どんな人物か何も知らない読者のほうが大多数だと思う。そんな読者に読んでもらうためには、文体の工夫が大切だ。

しかし、歴代の総理大臣の中でも原敬に注目したのはnote作者のセンスのよさを示している。もし彼が暗殺されていなければ、日本は「対華二十一ヶ条」の要求や「シベリア出兵」のような愚かな外交的大失敗をしなかっただろうと思うからだ。

江戸時代は「天草の乱」以後は幕末まで大きな戦乱はないが、元禄時代に赤穂浪士が吉良上野介を襲撃して首をとり、主君浅野内匠頭あさのたくみのかみの無念をはらした忠臣蔵の大事件がある。これは人形浄瑠璃にんぎょうじょうるりや歌舞伎の演目『仮名手本忠臣蔵かなでほんちゅうしんぐら』にとりいれられたが、実名を出すと、幕府からの取締まりに合う可能性が高いため、太平記の時代の物語として、

・大石内蔵助⇒大星由良助
・浅野内匠頭⇒塩冶判官
・吉良上野介⇒高師直

と登場人物を変更して演じられた。

なお、吉良上野介は、浅野内匠頭あさのたくみのかみの前に津和野藩つわのはん亀井氏の殿様をいじめており、そのことを描いた誰かの小説を読んだことがあるが、題名を忘れてしまった。


返信:【Re_鴻池家のファミリーヒストリー】

では、【より道】の文章は、「ですます調」で書くことにするよ。「ですます調」にすることで、文章や文節が正しいか判断することができるようになった。最初、読んでいて違和感があったけど、良い取り組みだったな。

次回の記事で、まさに「対華二十一カ条」や「シベリア出兵」反対論について書いている。自分の表現では、「原敬元首相が暗殺されなれば太平洋戦争が起きなかったのではないか」くらいの事を書いている。原敬さんを学べたのは、本当に良かったな。

他にも、日清・日露戦争の記事も書きたいけど、自分が日清・日露戦争を語るとすると、参考資料が「坂の上の雲」になり、東郷平八郎と乃木希典の事を書くことになる。

別にいいのだけど、それだと、「坂の上の雲」をみたり、読んだりすればよい。自分が書くのであれば、少し違う視点で書きたい。例えば、日清戦争の時に、広島に大本営ができたことは、注目させたい。

ファミリーヒストリーにつながるし、歴史上考えられないすごいことだ。あとは、当時の清国がなぜ、そんなに強気だったのかも気になる。イギリス人船長を脅してまで軍人を運んでいたのだから。

背景には、欧米列強諸国による清国への侵略があるのだろうか。それともアヘン戦争だろうか。香港や上海をフランスやアメリカ、イギリスが植民地にしていた背景や、ドイツが青島を植民地にしたいきさつ。ロシアがどんな名目で清国を侵略してきたのか。そのあたりを書いたら、さらに歴史がつながるかもしれない。

日露戦争も日本とロシアは、もっと前から小競り合いがあったはずだ。もちろん、ロシアは、三国干渉を経て不凍港が欲しかったのだろうが。まぁ、一度書いてみるよ。なにか良い視点、参考資料があったらおしえてください。


忠臣蔵は題名こそ知っているが、中身は全くわからない。でも、昔の話として演じながらも、時事ネタを世に広めるなんて昔の人も面白いこと考えるね。そこに、塩冶氏や亀井氏の名が出てくるのか。調べることがどんどん増えていくな。


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