■【より道‐121】「尼子の落人」と家訓が残るほどの物語_鹿之助と牛之助
1566年(永禄九年)尼子一族は、尼子経久の孫、尼子晴久の死からわずか五年の月日で滅亡してしまいました。
このような状況を室町初期に活躍した、ご先祖さまたちは、予想していたでしょうか。さすがの佐々木道誉も、100年後の日本という国がこれほどまで、混乱の世になるとは、想像もしていなかったはずです。
それでも、佐々木一族のDNAは、最後の最後まで足掻き続けました。それは、尼子再興軍を結成して、月山富田城を奪い返そうというものです。その尼子再興軍を率いたのは、尼子十勇士のひとり