![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/100396459/rectangle_large_type_2_08d8396f8079dc37b5a47d17b5b0b212.png?width=800)
AIイラストが「映える」エフェクト系の呪文・プロンプトまとめ
※こちらの記事は chichi-pui 様主催の AICollection アドベントカレンダー の9 日目の記事になります。
皆様、こんにちは。Vすき焼き(@Vsukiyaki_AIArt)と申します。
今回、chichi-pui 様主催のAICollection アドベントカレンダー企画に参加させていただけるということで、初めてのnoteの記事を書いてみました。
今回のテーマは、「AIイラストが「映える」エフェクト系の呪文・プロンプトまとめ」になります。
ではまず初めに、以下の画像をご覧ください。
![](https://assets.st-note.com/img/1678967038103-4EEoySlvFO.png?width=800)
銀髪の少女が花畑の前で立っている様子が描かれたイラストです。
次に、以下の画像をご覧ください。
![](https://assets.st-note.com/img/1678968793352-wtnTl0iiDJ.png?width=800)
どうでしょうか。2枚とも同じ花畑に立つ銀髪の少女のイラストですが、2枚目の方は周りに蝶が飛んでいたり、花びらが舞っていたり、風が吹いていたりと、イラスト自体に少し動きが現れて、より幻想的な雰囲気を醸し出しているような印象を受けるのではないのでしょうか。
また、魚眼レンズで撮影したかのような感じで地形が丸くなってより広い景色が一枚のイラスト内に映し出されています。
この2枚を比較して、「どちらが良いのか」というのは、皆さんそれぞれの価値観がありますので一概には言えませんが、私は2枚目の方が絵としての情報量が多くインパクトがあって好きです。
そこで今回は、2枚目のような演出を出力できるプロンプトをいくつかご紹介していきたいと思います。
とは言っても、既に多くのAI術師の方々が使われているような、有名なプロンプトばかりの紹介になってしまいますが、少しでも参考になればと思います。
プロンプト一覧
petals(花弁)
![](https://assets.st-note.com/img/1678943110270-lgcp8SemmS.png?width=800)
花弁が空中に舞います。
色や形はモデルによりますが、基本的には背景に描かれる花と同じ色の花びらが出力されると思います。例)向日葵:黄色 / 桜:ピンク色
wind(風)などと併用すると全体的に動きが増します。
bubbles(シャボン玉)
![](https://assets.st-note.com/img/1678943345430-Pv1hvLw33x.png?width=800)
シャボン玉が空中に漂います。
モデルによって出ないことがありますが、floating water drops(浮いている水滴)と指定することでより細かいものが出現します。(水滴ですが…)
depth of field(被写界深度)
![](https://assets.st-note.com/img/1678950794696-xikOX0mOEw.png?width=800)
人物が強調されて周りの背景がボケます。
モデルによっては depth of field のみだと出ないことがあるので、portrait と併用することをお勧めします。
夜景をバックにすると良い感じにキラキラします。
feathers(羽)
![](https://assets.st-note.com/img/1678959531335-xg5Pwjfd7r.png?width=800)
羽が空中に舞います。翼が生えたキャラクターを出すときに使うと良いかもしれません。
butterfly(蝶)
![](https://assets.st-note.com/img/1678955699549-qqVyOm7eh5.png?width=800)
蝶がたくさん出現します。
とても強い単語なので、比較的プロンプトの後ろの方に置いてもしっかり反応します。
モデルによって色や形が異なります。
強調しすぎると服や髪飾りが蝶の羽に浸食されるので注意が必要です。
fisheye(魚眼レンズ)
![](https://assets.st-note.com/img/1678957990931-swTaiaBAyK.png?width=800)
魚眼レンズで撮影したような感じになります。
from above(上から)や from below(下から)などと併用すると効き方が変わるのでとても面白いです。
室内でも屋外でも楽しめるプロンプトです。
強調しすぎると魚が出たり、fisheye lens で指定するとカメラが出現したりするので注意が必要です。
flock of birds(鳥の群れ)
![](https://assets.st-note.com/img/1678958359835-HOWCJVstQm.png?width=800)
白い鳥の群れが出現します。
モデルや背景によっては黒い鳥やリアルな鳥が出たりします。
flock of crows とするとカラスの群れになるので状況によって使い分けると良いかもしれません。
confetti(紙吹雪)
![](https://assets.st-note.com/img/1678961676142-F9NyEIcdpX.png?width=800)
カラフルな紙吹雪が出現します。
モデルによっては紙ではないものも出てきたりします。
chromatic aberration(色収差)
![](https://assets.st-note.com/img/1678963868956-2eDywA2KxD.png?width=800)
一見わかりにくいのですが、人物の外枠に色ズレのようなラインが現れます。
モデルによって効果の強さが異なります。
副作用としてdepth of fieldのように背景全体がボケてしまう場合があります。
magnificent panorama view(壮大なパノラマの景色)
![](https://assets.st-note.com/img/1678964570331-8jWOhjIHpq.png?width=800)
とりあえずこれさえ入れておけば壮大な背景になる気がするというかなり有名なプロンプトです。
magnificent view のみでも効果があり、遠景の書き込みが増える確率が上がります。(モデルにもよる)
この次に紹介する overlooking(見下ろす)や fisheye との相性が抜群です。
overlooking(見下ろす)
![](https://assets.st-note.com/img/1678965455208-RPenzJdqzn.png?width=800)
私イチオシのプロンプトです。
背景に高低差ができ、高台から遠くを見下ろすような構図になるのが特徴です。
from above(上から)とは異なり、人物自体はほぼ正面のままで背景の地形のみが下に下がっていくような構図になります。
いかがだったでしょうか。どれも有名なプロンプトばかりで面白味はあまりなかったかもしれませんが、少しでも皆さんの参考になれたのであれば幸いです。
今回ご紹介したプロンプトをイラストのスパイスとして少し添えてみると、もしかしたらいつもとは違った雰囲気のイラスト生成ができるかもしれません。まだ使ったことがない方は是非お試ししてみてください!
私自身も改めて記事用に画像を出力してみて、モデルによって反応するプロンプトの効きがそれぞれ異なることを知り、とても勉強になりました。
また今回に限らず、新しいプロンプトやAIイラストに関する情報を見つけ次第、noteの記事でご紹介していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
![](https://assets.st-note.com/img/1678982515030-sP4XgylBsd.png?width=800)
ここまで記事をご覧いただきありがとうございました!
最後に宣伝
2023年4月8日にAIによって生成された画像のみを扱った展示即売会が川崎市産業振興会館 4F 展示場にて開催されます!
気になった方は是非、足を運んでみてください!
また今回私が参加させていただいたAI COLLECTION アドベントカレンダーでは、他のAIイラスト術師の方々がAIイラストに関する記事を色々書かれているので、是非チェックしてみてください!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?