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LA TRAVIATA

きのう
知るひとぞ知る
秘密の音楽資料室へ
行って参りました

レッスンは
師にお休みをいただいているので

自習初めです(きのうかーい!笑)


2017年10月7日(土)の
わがスタジオによる声楽の発表演奏会へ向けて
選曲をしていまして

かなり固まってきているのですが
当日までなにが起こるかわからないのがわが師のスタジオの
良さであり文字数(笑)


毎回 毎回
これが最後かもしれないと
必死の思いで発表の機会をかさねてきました

とくに今年はほんとうに
この音楽会が最期になるかもしれませんので

最後に相応しい曲をと選曲していただいています


師のモットーとして
たとえば3曲歌うとして
ぜんぶ新曲というのは避けよう
1曲は以前ステージで歌ったことのある曲を入れよう
というのがあります

私もまったく同意見です



今までたくさんの転換期がありました

曲がりなりにも声楽を習いはじめて
10年以上
20年未満の私が
ふり返って思うのは

今までで1番大きな転換となったのは
2012年10月6日(土)

私にとって初めて男性のピアニストの方の伴奏で歌わせていただいた

イタリアの大作曲家 ヴェルディによる
歌劇『椿姫』から
「あゝ あの人だったのね」

これほどステージが愛おしくおもえた時はありませんでした

歌い終わるのが哀しくてかなしくて


あたしはずっとヴィオレッタで居たかった

やっと舞台であなたになれたのに

【わたし】に戻らなきゃいけない意味がわからなかった



タイトルも
いろんな訳しかたがあるので
混乱されると思います

クラシックの声楽がとっつきにくいのは
そんな所以もあるかもしれません


わたしもさいきんやっと
その辺の《常識》がわかってきた感じなので

わたしでお答えできることなら
何でもご質問をお受けいたします


それで『椿姫』の
タイトルロールのアリアについて話しを戻しますが

この曲はあたしにとって特別で
というかヴェルディ先生の曲が素晴らしすぎて

10分以上かかる長い曲なのに
何度 聴いても感動するし
何度 聴いても新しい発見や歓びがつぎつぎとあらわれるのです


きのうは
秘密の場所で
4名の歌手によるそのアリアを視聴してきました


ガン泣きでした


歌唱はもちろん
演技
立ち居振る舞い
演出
衣装
共演者の有る無し
舞台装置
歌手の狂気


すみません
指揮のこととか
オーケストラのこととかは
あんまりわかりません


ただ
サー・ゲオルグ・ショルティの指揮はすごいです



2012年に
『椿姫』を歌わせていただいたとき

目標としていた歌手があります

ふたたび聴きました

総合しても
飛びぬけて

やっぱり
唯一無二の素晴らしい歌唱でした!




Violetta Valery は高級娼婦

彼女の喜び
彼女の苦悩
彼女の決意を
歌で表現しなければなりません

衣装も振り付けも
それを助けるものにはなりません

歌です


そのための技術や発声は
これまで
お二人の師に

じゅうぶん授けていただきました


武器はそれだけ




love ⑅◡̈* vivia

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