【今週の注目レース】 12/22(日)有馬記念【GⅠ】の勝馬予想!
令和元年を締めくくるグランプリ
元号が令和に改まり、初めての有馬記念を迎える。昭和、平成の時代を彩った数々の名勝負の舞台となった年末のグランプリ。ファンや関係者の夢を乗せ、果たして今年はどのようなドラマが繰り広げられるのか。令和元年を締めくくる注目の一戦を前に、ここでは過去10年の結果を分析する。
【過去データから予想】
■直近の芝GⅠ「4着以内」は高評価
過去10年の出走馬について、直近で出走していた芝GⅠでの着順別に成績をまとめると、優勝馬延べ10頭中9頭は該当したレースで4着以内に入っていた。「6から9着」だった馬も1勝を挙げているが、2009年のドリームジャーニー〔前走・天皇賞(秋)6着〕によるもので、直近で出走した芝GⅠで7着以下に敗れていた馬はここ10年で優勝がない。直近の芝GⅠで4着以内に入っていた馬を高く評価すべきだろう。
■直近のJRAの芝レースでの単勝人気に注目
過去10年の出走馬について、直近で出走していたJRAの芝レースでの単勝人気別に成績をまとめると、優勝馬延べ10頭中8頭は該当したレースで「1番人気」に支持されていた。しかも、2011年以降は8年連続でこの「1番人気」組が勝利を飾っている。また、2014年以降の2着馬5頭のうち3頭は該当したレースで2番人気以内だった。近年は、直近で出走していたJRAの芝レースで上位人気に支持されていた馬の好走が多くなっているようだ。
■近走の勝利数は要チェック
過去10年の出走馬について、過去4走における勝利数別に成績をまとめると、優勝馬延べ10頭中7頭は過去4走で2勝以上挙げており、「3勝以上」と「2勝」の2組とも3着内率は30%を超えている。「1勝」と「0勝」の2組を合わせた延べ出走頭数は112頭、「3勝以上」と「2勝」の2組の出走頭数は合計延べ44頭と、出走頭数では約2.5倍の開きがある中で、勝利数では「3勝以上」・「2勝」組が完全に上回っている。また、過去4年で見ると、優勝馬4頭はいずれも過去4走で2勝以上挙げていた。近年は、近走での勝利数が多い馬が優勝する傾向がより強まっていると言えそうだ。
■前走での位置取りにも目を光らせたい
過去10年の出走馬について、前走の4コーナーでの位置別に成績を調べると、前走が海外のレースだった馬を除く優勝馬9頭中7頭は、前走の4コーナーを6番手以内で通過していた。前走がJRAのレースで4コーナーを7番手以下で通過していた馬は、2009年のドリームジャーニー(14番手)と昨年のブラストワンピース(9番手)が優勝しているものの、好走率でも「1から3番手」・「4から6番手」組を下回っている。
■近走で勝利した際の2着馬とのタイム差に注目
過去10年の優勝馬延べ10頭について、過去5走以内にJRAのレースで勝利した際の2着馬とのタイム差を調べると、2013年の優勝馬オルフェーヴルと、2014年の優勝馬ジェンティルドンナを除く8頭は、過去5走以内に、2着馬に「0秒2以上」のタイム差をつけて勝利した経験を有していた。なお、2013年のオルフェーヴルは2走前にフォワ賞(フランス)を3馬身差で、2014年のジェンティルドンナは4走前にドバイシーマクラシック(UAE)を1馬身1/2差で勝利していた。近走でJRAのレースを0秒2以上のタイム差で勝利した経験がなくても、海外のレースをある程度の着差で勝利した経験がある場合は軽視禁物だろう。
【勝馬予想】
予想①アーモンドアイ
予想②リスグラシュー
予想③サートゥルナーリア
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