ガイドブックから読み取るメタバース原住民の価値観

はじめに

 メタバースで生きる事を助けるアドバイスや倫理が書かれたメタバース・リテラシー・ガイドブックが一般社団法人日本デジタル空間経済連盟によってメタバース原住民の協力の元に発行されました。

 ガイドブックがメタバースに関係のない第三者ではなく、メタバース原住民が関わって、メタバースの現実に即したガイドブックが書かれた事はメタバースにとって幸いですし、このような重要な会議にメタバース原住民が参加できた事はメタバース原住民の優秀さと第三者から信頼されている事を示す証だと思います。

 今回はこのガイドブックを分析したいと思います。このガイドブックを分析する事でメタバース原住民の価値観を知る事ができると思います。(例えば、窃盗という罪は財産の概念に繋がるように、倫理から価値観を推察する事は可能だと思います)

本題

分析

 ガイドブックに書かれた項目を分析していきたいと思います。ガイドブックを直接読んで、比較してみて下さい。

 01トライ、10チャレンジからは新参者の歓迎が、02インクルージョン、04カルチャー、07クリエイティブからは多様な世界を作り、姿を含めなりたい自分になる事の歓迎が、03ハラスメント、05セキュリティ、06プライバシーからは犯罪行為への不寛容が見て取れます。また、08経済、09健康からは現実との共存を望んでいる事が分かります。

 ここから、現実と共存しながら、来る者は歓迎し、彼らが独自の世界を作り、なりたい自分になる事を歓迎するが、彼らが犯罪行為する事は容認しないという彼らの価値観が透けて見えます。

理由

 なぜ彼らがこのような価値観を持つに至ったのか、自分のメタバースでの体験を踏まえ、推測していきます。

 やはり、彼らがメタバースで理想の世界を作り、その世界で美少女のようななりたい自分になった事が大きいと思います。

 なりたい自分と理想の世界を守る為に犯罪行為は許せないと考えるようになったと思いますし、それが素晴らしい物だから同じ感性を持つ他人に広めたいと考え、新参者を歓迎したと思います。また、素晴らしい物でそれが長続きする為には世間の力を借り、世間に波風を立てない方が良いと考え、現実世界との共存を志向したと思います。

おわりに

 これでガイドブックを参考にしたメタバース原住民の価値観の考察を終了したいと思います。
 
 この価値観は人として、素晴らしい価値観ですし、メタバースによってこの価値観が育まれた事はメタバースの功績の一つだと思います。

参考資料


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