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推しがいるライブに防振双眼鏡を持って行くといいという話をするよ

先日、推しというか担当が出るライブがあった。
THE IDOLM@STER SideM 8th STAGE ~ALL H@NDS TOGETHER~だ。

皆さんご存じのアイドルマスターコンテンツ唯一の男性アイドル事務所、アイマスファミリーの長男にして黒一点(紅一点の対義語ってなんだろうね)、315プロダクションを擁するコンテンツがアイドルマスターSideM。

その周年ライブにして、久々の声出し解禁となったライブであり、メインコンテンツだったソシャゲがサ終(サービス終了)してから初めてのライブだった。
ライブ自体はとても素晴らしいものだった。これまで積み上げてきたものと、変わっていくもの、未来への光を投光器で客席にビャーーーーーーっと投げかけていった。SideMくんはそういうことする。

この記事ではそれは本題ではなくて。
初めてのKアリーナにめちゃくちゃいい双眼鏡を持っていったら大変捗ったというご報告になる。

これまでの双眼鏡

それまでもライブや観劇の際には双眼鏡を持参していた。
使っていたのはこれだ。

ビクセンの8倍双眼鏡。
今見たらヨドバシで1万円くらいかな。まあまあ普通のお値段。
これで満足していたし、双眼鏡が初めてという人にはお勧めできるんじゃないだろうか。300gでずっと構えていても疲れづらいのもいい。

これのほかに、10倍のやつも持っている。大きさ、重さは同じくらい。
倍率が高いので対象がもっと近く見える。
ただし、倍率が上がると手振れの影響を受けやすくなるのと、視野がちょっと狭かったので8倍とあまり変わらないかも、くらいに思っていた。

そんな時に発表されたのが前述のライブだ。
まったく新しい会場。どの席だったらどの程度の双眼鏡を持っていけばいいのかというデータがまだなかった(杮落しライブが始まるころにはぽつぽつ情報が出た)。
そして最近アイマス界隈で導入されつつある入場システム。これはチケット画面に表示されたQRコードを入場口のスタッフが読み取ると、座席が印刷されたレシートのような紙が出てくるというものだ。
つまり、実際にQRを提示するまでどこの席になるかわからない。
アリーナかもしれないし、LEVEL7(めちゃくちゃ上の方、当然ステージは遠い)になるかもしれない。

これは双眼鏡を新調すべきタイミングでは。
そう感じた。
というかソシャゲがサ終してしまって以降、課金する先がなくなっていたため、ちょっとでかめの買い物をしたい欲求があったのもある。

ネットで情報収集し、ヨドバシ・ドット・コムであたりをつける。

そうして、ライブのおよそ1か月前。
ヨドバシの実店舗に乗り込んで双眼鏡を買った。

そうして買った双眼鏡

大きさ、重さ、値段、性能、在庫の有無、もろもろを勘案して買ったのがこちらになります。

ケンコーの14倍防振双眼鏡……!!!!
まあまあいいお値段(10万弱)がする……!!!!!!!!

それでも売り場で試したなかでこれが一番良かった。
同じシリーズで倍率の違う双眼鏡が3つほど並んでいたが、一番倍率がいいやつにした。
ヨドバシの店員さんも「防振機能を実感するなら高倍率の方がいいですよ!」と言っていたし、覗いた感じ8倍や10倍より視野が狭い感じもなかった。
これが一番よく見える。
カラーバリエーションがなく、黒一択だったのがちょっと残念と言えば残念だったが、暗い客席で目立つ双眼鏡を持っていていいことも特にないので些細なことだ。

という経緯を経て、ライブに双眼鏡と予備の単三電池を持っていくこととなった。
(電池が切れるとただのでかくて重い双眼鏡になるよ!)

ライブで使った感想

もうこれ手放せないな……。
そう感じたので、今後のライブにはこの双眼鏡を持っていく。
ただし、演劇となるとこれまでの8倍双眼鏡がいいようにも思う。

まずは重さ

防振双眼鏡は総じて重い。防振機能を組み込むのでそもそも重量が増える上に電池の重さもある。
それでもケンコーのやつは535gで、防振界隈では軽いほうだ。
ビクセンのだともうちょっと重いし、キャノンまでいくとなんと圧巻の1000g越え。ライブ中に腕が死ぬ。

500gでもしんどかった。水平にしたペットボトルを、目の高さでキープしていることを想像して欲しい。しかも片手で(もう片方の手はペンライトを振っているものとする)。
1曲くらいならいいが、ライブ中ずっと構えているのは実際無理だった。

Kアリーナの座席は跳ね上げ式というか、座っていないときは座面が持ち上がる方式だったので、使わないときは座面と背もたれの間に挟む形でキープしていた。担当の曲がかかったら目線はステージから外さずに後ろ手に双眼鏡を取り上げる。
ストラップは付属しているが、首から下げるものとして535gは重過ぎる。
SideMのライブは飛んだり跳ねたりするものではなく、基本的に棒立ちでペンライトを振る(たまに振り付けを真似するパートがある)か、せいぜいクラップをするくらいだがそれでも首にずしりとのしかかる重量はしんどい。

慣れてくると、片手で双眼鏡を保持したまま中指とかでピント調節をしたり出来る。でも両手で持った方が確実。それはそう。

防振機能

これは体験すると一発でわかる。
倍率高めの双眼鏡を覗いたときのあの視界のブレが、スイッチを入れた途端ピタッとおさまる。
ある程度の速度で動かすとぬるーっと追従してくるので、慣れないとちょっと酔うかもしれない。

視界が安定するので、「推しの定点カメラ」をやるには最高の機能だ。
難点は、10分で自動的にオフになる機能がついていること。消し忘れで電池が消耗するのを防ぐための機能だが、いいところで防振がオフになって慌てたり、消し忘れたままオートオフになっていて、一回オフ→もう一度オンと余計な操作をすることになったりした。

とはいえ鑑賞が快適になるのは確かなので、もう防振機能なしの双眼鏡には戻れない、というくらいのインパクトがある。

視野の広さ

単体の個人を追うのであれば、アリーナ席でも十分な視野が確保できていた。
LEVEL5くらい遠くなると、MCで隣同士であれば3人くらいは視界に入れられた。
ただし、個人をずっと双眼鏡で追いかけているとステージ全体の演出(照明やスモーク、火花、画面に表示される映像など)は見逃すことになるし、同じユニットの誰かが何かしたところを画面に抜かれて客席から黄色い悲鳴が上がったときに「今何が起こった!???」とはなる。
ので、定点観測と全体観測は両立しないことを念頭に置く必要がある。
配信アーカイブがあるなら(そしてその品質が十分であるなら)あとは配信で見るからいいや、と割り切って「今ここにしかない、配信にも円盤にも残らない推しの姿」を脳内に保存することに尽力するのもいい。

電池の持ち

つけたり消したりで3時間越えのライブを2日間、1本の電池で過ごした。
公称で10時間持つらしいので、余裕でしたね。
念のための替えの電池も持っていたけれど、電池ボックスの蓋が小さくてライブ会場で落としたら”””死”””なので、残り時間が少ないな、と思ったらライブ前に替えておくのがおすすめ。
もしくは防振なしでMCまで乗り切って、MC中に必死になって替えるか。
でもMC中こそ推しを定点観測したい。

つまりちゃんと事前に替えておこう。充電式の電池も使えるし。

結論

ちょっと高い買い物だけど、1回天井すると思えば出せない金額でもない。
無理して買うほどではないけれど、あったらとってもライブが捗る!!!!!


楽しかったね

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