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ノリコ✕求婚

今日も胸に何やら圧迫感を感じ苦しい事がしばしば。だるい!

私もダル!って方は続きをどうぞ♪

はじめに

生活を共にし始めてからかなりの時間が経っていた。
人生の転機ってものは、得てして大きな出来事と共に訪れる。

ノリコのおかあさんが亡くなった。

悲しみの中に

叔母がノリコのおかあさんを見つけた時にはもう手遅れだった。
先日までは元気だった。
ノリコには色々な思いがあったろうに。
優先する悲しみの中に色々と。

記憶にございます

正直お葬式の後だったかは覚えてはいないが、おかあさんの部屋で一夜を共にした。
天井を見つめていた。ノリコも天井を見つめていたかもしれない。
それまで何を思っていたのかまったく覚えてはいないが、
不思議なことにこの言葉を口にしていたのは今でもはっきり覚えている。

「結婚しようか」

記憶にございません

何故にこのタイミングだったのかは、メルセンヌ素数を解き明かすほどぼくには難しい。
ただ口からこぼれたこの言葉にノリコは

「いいよ」「うん、わかった」「そうだね」

なんて言っていたかは覚えてない ( ;∀;)

最後に

結婚なんて考えてもいなかったのに、今は三人家族でこうして暮らしている。
「家内です」「息子です」なんて紹介したりする。
なんだか不思議だな。ぼくが夫であり父であるなんて。

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