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ノリコ✕諍い

今日は不愉快です。
私も同じです!っ方、同情致します。

はじめに

怒りと無縁の人は素晴らしい。
怒りのパワーは見ているこちらも腹立たしい。
それでも抑えきれないその感情は、引くに引けない状況に私達を追い込む。

惨めな

ノリコとの諍いは大なり小なり、それなりの数をこなしている。
お互い癇癪持ちで、口が達者なものだから、「ピーチクパーチク」罵りあいを展開する。
実に惨めな展開なのだが、その時はお互いゾーンに入っているので、お互いお構いなしである。
そんな時の息子は、部屋の隅でジィーとしている。

成長である

元々、惨めな罵りあいなので、リバウンドも激しい。
息子の姿にも心を打たれる。
いいことがひとつもないので、少なからず努力を始める。

ぼくは心でこう唱える。
「人はそれぞれであり、それぞれの考えを尊重しなければいけない」
ぼくに取っては不快であっても、他の人には不快でないことや、不快な事と思っていても、自ら実行してみたり、言ってしまったりする。
深呼吸をしてみる。

今日曲がり角で、自転車に乗っている女性とすれ違った。
接触!って感じでもなかったのだが、
「ちぃ、邪魔だよ」と言われた気がした。
笑顔で「勘違い、勘違い」と言ってみた。
成長である。

似た物同士

そんなぼくの成長と、息子の存在により、惨めな諍いは少なくなってきたと思う。
ノリコの毒舌は面白かったりもする。
ぼくに向けられた毒舌は未だに腹が立つのだが、それはお互い様である。
似た物同士で、よいカップルなのかも知れない。

最後に

ぼくとノリコが望む最終形態は、菩薩やマリアである。
もちろん足元にも及ばない存在ではあるのだが、世の人々が一様にこの最終形態を目指すとするならば、争いのない、気持ちが常にほっこりしている世の中になるのであろうに。

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