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ウタウタイ其の一 セルフライナーNotes 2006/06/20


発見したので貼っておくマス。


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ウタウタイ其の一 セルフライナーNotes
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1 ヒカリ

仮タイトルは「蝶の翼」。
最初につけた本タイトルは「ツバサ」で在ったが
同名の曲が発覚したので拡がりのある「ヒカリ」に変更した。
仮詩の時からサビ歌詞はほとんど変わっていない。

田辺氏との楽曲打合せの時から「アカペラで始まろう!」と
決めていた。
頭にルートトーン等入れていないのだが、僕の場合
一度身体に入ったキー、言葉、は比較的に「絶対音感」があるので
あえて堂々と歌から始まっている。

年令を重ねてくと「傷も治りにくく」なってゆくもので。
カサブタになったまま、何時までも治らない傷の一つ二つ、
大人には在るのだろう。

これから始まる夢!というよりも、夢を一度叶えた後、
もう一度飛べるのだろうか?と自問自答している大人に向けて
この曲は書いたのである。


2 ウタノチカラ

PIANO&歌のみで表現するぞ!と決めたときから
盟友、安倍潤氏で!も決まっていた。
実際のレコーディングも4テイクやったかやらないかで終了。

歌に合わせる、というよりも、「歌を盛り上げつつ支える」感じに
なっていると思うのだが如何だろうか?

3 モドレナイダケナンダ

失恋して傷付き、その時は泣いて、次の出会いへと。
それが出来るのは20代までのような気がしていた。
大人の恋愛とは「受け入れて束縛しない」事だと
自分の恋愛観が出来上がってしまったのでこの表現になった。

最後の最後まで、2番の歌詞に悩んでいたはずなのだが、
「足踏で靴底を減らしている」この一行が出来た瞬間、
グッと曲と歌詞がリンクしつつ、締まったと思っている。

4 アリガトウ

出会い、別れの瞬間を歌った歌。
サヨナラ!の言葉の中には必ずアリガトウが入っているハズだ!
普段は「じゃーね〜!」とか「バイバイ!」だけど。
毎日使っているのだが、なかなか言い出しにくいもので。
ならば歌にしてしまえば「言い易い」のかもなぁ、
的な所からこの歌の歌詞制作を始めた。
感謝の気持ちがなければ、きっと全ての物事は
上手く進んで行かないのだろう。
読んでくれてアリガトウ(笑


5 コトノハ

今までリリースしてきたタイトル曲、御存知の通り
作詞:作曲:編曲:MIX(エンジニア)を全て自分でこなし、
自宅録音の限界に挑戦してきたつもりだ。

僕の脳内完結、は出来ているのだが「人に委ねたらどうなるのか」
というコンセプトで、今までのALBUMタイトル曲は選ばれている。

このコトノハは山中湖レコーディングで収録されたのだが
やはり自宅録音では出ないスケール感や空気感が出ている。
そのことにより、歌の息遣い、ノリ等も当時とは変わったはずだ。
リアレンジの成功例だと思う。

6 ココロ

仮タイトル=あなたのため。
いきなりイントロ無しで始めよう!の案は、田辺氏から出された。
僕の想像では、結構煌びやかで美しい感じを思っていたのだが、
1番一杯はAG(アコギ)のみで押している。
しかし歌入れ時には「押し付けを感じさせない」事を気をつけた。
未発表曲の中でコレが良いです!という意見をよく聞く。
「ココロだけが ココロの闇溶かしてゆくよ 今 変わってゆく」
このフレーズを自分では気に入っている。

7 キボウノネイロ

ギター、バートマンの優しい音色でこの曲の存在感が変わった。
プラス、田辺氏のPIANOも普通のPIANISTが弾くような感じではなく、
まさに2人で「キボウノネイロ」を奏でてくれている。
創ってから時間を経て、歌詞の奥深さに我ながらグッと来た。
まさに「誰かにとってはクダラナくても いま僕の心にハマった キボウノネイロ」
この部分なのだが、どちらかといえば自分のための歌、
という意識が強いからかもしれない(笑

8 サヨナライツカ

叶わない恋、諦めきれない恋、振り回されても
「あの人でないと意味がない。。」と思うのは事実で。
サヨナライツカ、の後に続く想いは各自に委ねるとしても、
この状況っていうのは結構在るのではないでしょうか?
人同士が一緒に居られるって、相当凄いことなんだろうね。

9 トキノシズク

レコーディングも終盤、しかし、トキノシズクだけは何も出来ていない。
ギター末松氏のアコギのみで再構築する事は決まっていたが、
アコギのみ、という世界観で歌が成り立つのか、ソコは若干不安もあった。
他の曲の音入れが終わりかけた深夜3時過ぎ、わざわざ黄色いスパイスTシャツを着て
颯爽と登場するバートマン。(前号会報参照)軽い打ち合わせしたが
「大丈夫ですよ!任せてくださいよ!」の力強い言葉に安堵。
僕は残された「歌詞2曲」の作詞のため、スタジオの離れ部屋に自ら隔離。

夜明け。
素晴らしい音色で出来上がっていたオケ。
まさに「魂、入ってます。」
この人のギターで歌える事を素直に喜んだ。
まさに「音が咲き誇って」いると思う。

10 アイシテル

普段使わない言葉、No1?「アイシテル」。
外国人ならともかく、日本人の奥ゆかしさ的信条からは
なかなか言葉に出来ない事は身をもって感じている。
しかし!「歌にする」と不思議と素直に言葉が意志を持って
メロディーの上を駆け回り染みてゆく。
「人は足りないところ埋めるために〜」の件は僕が昔から感じていた事。
10年以上の時を経て、やっと歌詞に出来た。
そして応援して頂いている皆さんへの感謝の気持ち、でもある。


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全作詞作曲:浅岡雄也。
コレを創る事の出来た2006年。
「ウタウタイ」と言い続けてきた自分の意志、想い、
全てが形になって皆に届けることが出来た。

ライブツアーでの演奏時、これらの歌達が皆の心により深く
突き刺ささり、これからのチカラへと昇華してゆけたならば。

「アリガトウ」....「アイシテル」。

浅岡 雄也

*************終わり


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