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BTSの声質

BTSにハマってまだ4か月ほどという新米ARMYなわけですが、「声質」についてどうしても書いておきたいことがあるので言います。

Vの声質はLAっぽい

非常に多様な声が出せ、表現の幅も広いボーカリストだと思うが、基本的にすこしくぐもった、あるいは乾燥した声の持ち主。西海岸LAのかわいた空気を感じる。まだ若い彼から、90年代アメリカのオルタナやミクスチャーロックを感じる。ぜひニルヴァーナやレッチリを歌ってほしい。

JINの声はUKっぽい

なんといってもJINの声は美しいガラス細工のような高音。Manic Street Preachersやthecure、トムヨークのような、UK特有の繊細さや憂いを秘めたナルシスト感がある。blurのデーモンのようなお坊ちゃん感もあるし。そんなわけで彼にはRADIOHEADのHigh&DryやKillerCarsを歌ってほしい。

JKの声は思い出っぽい

JKの声はおそらく万人にとって非常に心地よい音色。高音ではあるが、すこし鼻にかかった声が懐かしさを携えて心に響いてくる。子どもの時に聞いていた子守歌のような。

JIMINの声は魔術っぽい

MJを引き合いに出す人が多いと思うが(それももちろんわかりすぎる)、私は異世界のもの同士を融合させるような不思議な声質の持ち主だと感じている。ハスキーでありながら澄んでいる。民族音楽やサイケっぽいのも合いそう。コンテンポラリーダンスの土台があるからなのか、前衛系にもいい感じで憑依してくれそう。

さーらっぷら!

RMの声はヘルシーで色っぽい

RMの声質もVのようにわりと乾いているが、歌い方に色っぽさや湿り気がある。砂漠の中の風のような自由さを持った声は、意外とボサノヴァっぽさもある。彼の、都会の中で植物や自然を愛する姿にも通じるような気がします。(自転車ソングのことは長くなりそうなのでまた別で書き途中)

J-HOPEの声は人間っぽい

J-HOPEは初期からすぐに聞き分けられるほど特徴的な声質だと感じる。心の叫びを訴えるような感情的な面を持っている。パワーがあふれている。でもそれが全く押しつけがましくなくて、びっくりするほど慈愛にみちた声も出しますよね。それってもしかしたら人間のあるべき姿なのかもなあと思ったりします。

SUGAの声はSUGAっぽい

SUGAの声は、結局こういう表現になってしまうが唯一無二としか言いようがない。少年のような声から、ありのままの青年、悲しみや絶望そのもの、怒りそのもの、海とか雲とか天界あたりの声まで出しますよね(?)。生きてきた彼の人生そのものが、声に凝縮されているのでは。

と、ここまでさまざまな声質をあつめたグループが今までいただろうか?私は知らない。以上!

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