見出し画像

デブスト2019感想

noteを始めるにあたり、他の方の記事の書き方に倣おうとあれこれ見ていたところ、名乗りから入っていて驚きました。

どうも。あんです。
月日の流れとは早いもので、一年がもう終わろうとしていm……書いているうちに終わりました。あけましておめでとうございます。

こんな時期ですが。遅ればせながら、昨年11月末行われたU30限定・若手エンジニア向けカンファレンスイベント、「Developers Boost2019」の話をしようと思います。
当初は講演内容をまとめるだけのつもりでしたが、自分自身のアウトプットもなしに、他人のコンテンツを記事にするのも妙に思われたので。何かしら感想を書くことにしました。


前置き

Developers Boost2019
日時:2019年11月30日(土)  13:00-19:30
場所:サンシャインシティ会議室


- Developers Boost デブストとは
翔泳社が主催する「Developers Summit」からスピンオフした、U30限定・若手エンジニア向けの技術カンファレンス。2019年のテーマは「これが私の戦い方」。


- わたし
未経験新卒えんじにあ(わかば)(ひよこ)
自分が何者なのかわからない。何かになりたい。(何に?)
LAMP環境に親しむWeb開発系エンジニア。デブストではフロントエンジニアを名乗っていたが、バックエンドにも多少は触れている自覚が出たのでWeb開発系を名乗ることにした。いまはcssと仲良くしている。


- 参加のきっかけ
10月半ば頃に、カイシャアの人が社内チャットで話題に出していて、イベントの存在を知りました。
私はふたつきに1回ほどのペースで勉強会に参加して、社内レポートを出すという目標を立てていたので、自身への尻叩きの意味も込めて申し込みました。


- 会場に来た当初のわたし
「帰りたい」(はやい)
自分が何をしなければいけないわけでもないのに、妙に緊張していました。机がないので、持参したPCで膝を温めます。


- 第一講演(A-1)を聞いたわたし
「来てよかった〜〜」
鮮やかな掌返しをキメました。ちょまどさんの講演、よかった……。



講演のこと

- 聞いた講演一覧
A-1
自分の可能性を広げよう!エンジニアとしてのキャリア
千代田 まどか(ちょまど)[マイクロソフト]

A-2
複数のGCPサービス活用と基幹システム連携事例 ~ 対面音声活用ソリューション ~
草薙 駿[パーソルキャリア]

A-3
入社半年でPOになったエンジニアが、プロダクトと組織と技術的負債に立ち向かう話
保坂 駿[リクルートマーケティングパートナーズ]

B-4
人間関係における信頼性と『Blockchain(ブロックチェーン)』を用いたビジネス適応の可能性
川里 怜[パーソルキャリア]

C-5
入社2年目からスクラムマスターとしてチーム改善に取り組んだ話
西山 慧[ヤフー]

B-6
CloudNativeな監視とは? 今日から始める監視
仲亀 拓馬[さくらインターネット]

A-7
新卒一年目でサーバーサイド開発あるあるを踏み抜いてきた話
大和 康平[エムスリー]

C-9
モバイルゲームの運用に欠かせないデータ分析基盤の作り方
伊藤 皓程[サイバーエージェント]

B-10
買い物体験を進化させる、トライアルのスマートストア
田原 卓弥[ティー・アール・イー]


 とにかく目一杯詰め込むように聞いて、必死にメモを取りました。ひとの話を聞くのは好きですね。いやしかし、聞きたい講演の時間が被りすぎています。プロダクトオーナーシップのすゝめや、わかばちゃんシリーズのひとの講演も聞きたかったのですが……止む無しです。どうして私の身体は一つなのかなぁ!

 知らないものがあることを知ることが好きなので、自分が触れていない分野の話も聞きに行きます。話についていけないところも多々ありました。知らないことがたくさんあります! 呪文のようで、メモすらとれないこともありました。ぽぽぽかーん。聴いてる人は分かるんだろうなあ、すごいなあ、となって、私も頑張らねば! とやる気が出ました。
 企業ブースに寄りたい! 寄りたいのに、参加してる暇がありませんよね!?!?(聴く予定詰め込みすぎ) 名残惜しくも見つめるばかりでした。
こうしたイベントを行なってくださる方がいること、そのイベントに協賛してくださる企業があることに感謝しきりでした。ありがとうございます。



懇親会、ワークショップ

 知らない人がいっぱいです。知っている人はいません。
 心細さに胃がきゅっとしているのを感じながら、ヨシッ、乾杯をきっかけに話しかける! 話しかけるぞ! とコップをにぎにぎしました。
→話しかけましたよ、会話もできましたよ! 何なら懇親会終わり間際には、名刺もTwitterのアカウント情報交換もしました。やったー!!

 そして、突然降ってくる「ワークショップやります」の言葉。
 知りませんでした。その言葉を聞いて、一気に血の気が引きました。
途端、何故参加してしまったのかと後悔し始めます。知らない人の前で話すことに苦手意識が強いものですから。胃がきりきりしてくるのを感じながら、大丈夫だ、と自分を励まします。
 後だから書けることですが、知っていたら参加しなかったでしょう。知らなくて正解でしたし、参加して正解でした。

 ワークショップの内容は、デブストのふりかえりをしましょう、その内容を他参加者の方と共有して交流しましょう、というものです。
 自身が内省をアウトプットすることを苦手としていることはよく分かっていましたし、他参加者との交流が趣旨にあることに、人見知りな人間な私は身構えました。つらい。逃げたい。でもがんばらなきゃ。挫けそう 負けそう がんばれ私!
 まあそれも、ワークショップで具体的に何をするかの説明を聞き始めるまでの話です。説明が始まってからは、段々とハードルが下がり、プレッシャーが減っていくのを感じていました。

 ふりかえるテーマは、①〜③の中から選ぶことができました。
①私の戦い方は「XXXX」/②デブストで得たもの・成長/③いいなと思った戦い方・考え方
 迷わず③を選びます。①②はこの場で考えて、誰かに話せる気がしません。③なら自分にも頑張れそうでした。
 まだ戦い方を定められていない・自分が見えていないひと、自分のことを話すのが苦手なひとのために用意されているのかと思えるほど、③は救いの手でした。まさにそういう人間だった私は、救いの手の主の気遣いに心底感動して、感謝しながら飛びつきました。

 振り返った内容は、予め3〜5人のチームに分かれて、そのチームの中で共有します。話すのが苦手な人間としては、少人数相手、かつ、1対1のような形で会話ターゲティングにならずに済むことにホッとしました。
 緊張しながら、話すことを頭の中で何度も反芻したのを覚えています。自分が話す番となって、話し出したはいいものの、言葉に詰まった瞬間があったのですが。チームメンバーが聞いてくれる、きちんと聞いてくれていると感じられると安心できますね。すぐに話を再開できました。あの空間、なんだか優しかったです。聖人君子の集まりかな。

 そうして。無事ワークショップは終わりを迎えました。

 終了時には「パックマンスタイル」……会話に後から入りやすいように、話しかけやすいように、話をする人の輪を一箇所空けておくという方法の紹介がありました。
 この場だけでない交流の後押しまでばっちりですね。

 最初から最後まで安心感ある進行で、話を聞くための手続き・ルールが定められていること、無法地帯でないことが印象的なワークショップでした。

 実際よく考えられていて、入念な準備が行われていたようです。もう、とても、頭が下がる思いです。

Developers Boost 2019 ふりかえりワークショップの裏側


 この後は、ワークショップで交流した方とそのままの流れでお話ししたり、名刺交換したり、
 ツイ垢の情報交換した同士で集まって、写真を撮ったりしました。お友達ができたぞー!! うれしい。

 そんなこんなで、もりもり心がブーストされた、大変よい体験をしたイベントでした。




所感、感想、その後

 勉強会はハンズオン学習やもくもく会の類に参加しがちだったので、カンファレンス系のイベントに参加する良さを教えてもらいました。
 その後も、デブストを思い返してはやる気をもらっているので、本当に参加してよかったです。

 終わった後は後で、私はよい参加者になれていただろうか、と自身に問いかけたり、私にできることはなんだろう? と考えたりしました。
 できること……来年出来るであろう後輩に参加を勧めてみるとか? 誰かを巻き込む働きかけができればよいのかな、と思います。

 当初の計画通り、講演内容をまとめたレポートを、社内で共有しました。会場の空気が少しでも伝わるものになっていればよいな、と思います。
 なかなか好評だったので、嬉しかったですね。

 ぽんぽんぺいん。情けないことに、いただけないことに、このデブストのあった日は、緊張しすぎて発生したらしいお腹の痛みを抱えながら帰路につきました。イベントはもう終わったのに今帰り道で来る!?!? ほっとしたせいかもしれません。
 強靭な胃と毛の生えた心臓が欲しいですね。望んだからといって手に入るものでもないですが。向いていない自身を憐みながら、それでも、苦手を理由に行わないことは選べないでいます。難儀なことです。
 そうして私は、これからも苦しむのでしょう。あと10年も続ければ慣れるはずだと、希望的観測をしています。


ご興味ある方は、講演内容のまとめもどうぞ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?