ユーザーの単語親密度
単語親密度
偶然SNSのタイムラインで見かけて
おもしろいテストに出会いました。
語彙数推定テスト
やってみました。
「この単語を知っている」かどうかのジャッジはちょっと迷ったのですが、
私は「どこかでみたことがある気がする」「なんとなくこういう意味かな」くらいのレベルは知らないことにしました。
判断基準は「この単語を使った話し言葉/書き言葉の例文が瞬時に思いつくか」にしてみました。
一応、中学高校の国語の教員免許を持っており(もう失効しちゃったけど)
大学では言語学をかじり、多い月は20冊以上本読んだりするので、ちょっと自信があったのですが、うーん7万語か、、、(ややしょぼん)
こちらはNTTさんが1995年からやっている「単語親密度」の調査の一環とのこと。
50語を知っているかどうか、で持っている語彙数を推定できる解析技術?気になる。年齢以外の属性で区切ったときにみえるデータも面白そう。
UXとことば
UXでは、ことばの使い方に気を配ります。
特に初心者向け、初回の体験設計ではすみずみまで使うことばや言い回しを吟味します。
企業側では意識せず当たり前に使っていることばが、
意外と専門用語や業界特有の言い回しだったりして
初心者にとってはなじみが薄い。ということは非常に多いです。
また、意味はわかるけど圧を感じる。というパターンもあります。
たとえば
ちょうど今日の調査であった事例です。
投信口座開設のフォームで
「指定預金口座」「債券取引口座」あたりの漢字6連発用語が出てきたあたりで初心者さんは「・・・」と固まります。
落ち着いて読めば意味はわかるのですが、なじみがないので咀嚼に時間がかかるのですね。
また「株式相場についてお聞かせください」といったアンケートで「ときどき確認している」と一応回答はできても、心の中は平穏ではありません。
「テレビでチラッと聞き流すくらいで確認していることになるのかしら?詳しいことは全然理解できてないのにいいのかしら?やっぱり詳しい人じゃないとダメなのかしら?」と不安でいっぱいになってしまったり。
なじみがない。わからない。知らない。難しい。
イコール
こわい。不安。失敗したらどうしよう。決められない。やめておこう。
に直結します。
フォームに専門用語を散りばめるのは今すぐやめる。
ユーザーにとって親密度の高い単語に置き換えてみる。
自分で判断が難しければ(大抵気づけないもの)
まずは親兄弟や友達に見てもらってみてください。
「え!そこ?!」みたいな発見がきっとあるはずです。
(面白いですよ!)
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