なんで、焦げ付きが溜まって、バブルが弾けちゃうと不況になるの?

なんで、焦げ付きが溜まって、バブルが弾けちゃうと不況になるの?

って話の解説の続きをします。

前回はクレジットとバブルについて説明しました。バブルは人々が過剰な投機もしくは、消費に走ると、バブルになります。

オランダのチューリップバブルから昭和大恐慌、ブラックマンデー、日本の1980年代のバブルから、リーマンショック、bitcoinバブル など、全部がぜーんぶ、過剰な投機と加熱した市場によって起こりました。

消費なんてゴミみたいな物ですが、とりわけ過剰な投機が行われると最後に引くババのリスクがアホほど大きくなります。

これらは全部ババ抜きです。

HUNTER X HUNTER ネタで申し訳ありませんが、ナニカにお願いした時にキルア以外が被るナニカのお願いのリスクが投機のリスクだと思ってください。

参加者が多ければ多いほど、利益が高ければ高いほど、最後にババを引いた人間が被る被害が大きくなるって事です。

さて、ここで今更ながら投資投機の違いについて説明します。

[ 基本的に投資も投機も確率を相手にしている段階で私に言わせればギャンブルと変わらないのですがね。
例えば、ブラックジャックとかポーカーはギャンブルですがカウンティングって手法を使ったり、イカサマすれば勝てます。

パチプロって人物がいるようにそれらも訓練次第で勝てます。株も訓練次第で勝つ確率が上がります。なので、両方とも結局は確率です。なので不確実な、絶対勝てない何か?ってのはギャンブルという認識です。

ただし、株は胴元が取るのは手数料程度ですし、国に収めるテラ銭も利益の20%程度です。

宝くじの場合胴元に収めるテラ銭が大体48%なので、なので宝くじはまぁ、馬鹿が払う税金なんて言われたりしてます。

どうせギャンブルしたいならちゃんと勝てるギャンブル選びましょうって事ですね。]

投資とは、基本的に長く株だったりを保有する行為です。要するに、なんとか商品が好きだからとか、孫正義の将来性やビジョンがあるからってファンダメンタルな理由で買うのが投資ですね。別にファンダメンタルだけが理由じゃないですが投資っていうと大体の人間の共通の認識は大体このファンダメンタルって奴です。

さて、これはどういうことかと言いますと、例えば、Googleが2100年に 株価が100京ペリカの売り上げを弾き出す企業だとしましょう。

ただし2018年現在は株価は10億ペリカしか稼げていません。これは明らかに買いであり、実体のGoogleが持っているポテンシャルと比べて明らかに安すぎます。みんなgoogleのことを舐めて見ているってことです。

要するに実態は2018年現在1000億ペリカ稼ぐ力があるのにみんなはそのポテンシャルを低く見積もっている。
こういう実体の経済がポテンシャルより低く見られているような企業の株を買う行為を投資と言います。

実態 = 低く見られる
可能性 = 無限大

の方程式は当てはまった株を買ったりする行為を投資と言います。というか、(ロングで株式保有する行為です。)

では投機は何かと言うと

例えばbitcoinとかサブプライムローンやチューリップが明らかにゴミクズの可能性しかないのに、多数が、その事に全く気付かない、もしくは盲目になっている。実態を異様に高く評価している為、株価の高騰が止まらない。

実態 = 異常に高く見られている(加熱している)
可能性 = 殆ど無い

こういった商品に噂が噂を呼んで人々が借金してまでそのうま味を取りに行こうとする行為、集団心理と幻想で脳が麻痺した、逝かれた状態の人々が多くなった事を過剰な投機と言います。(ミドルからショートでスイングトレードする行為です。)

さて、投機も、一応借金しないで、自分の予算以内で用法用量を正しく守って運用したり、可能性がないのをわかってて、バブルが弾ける前にうま味だけを吸い出せるような玄人筋だったりプロだったら別にいいのですが、

大抵の人間は玄人筋やプロの鴨なわけで、みんなが儲かると噂しているから、

「世界的ですもんね。乗るしかないっ…このビックウェーブにっ… 」

といったような疑う事も、勉強する事も冷静な判断をする事も一切しない脳死状態に陥って、一部の人々は借金までしてババを引きにいく訳Death。

この借金した当人が返せない負債って奴が大きな問題を抱えておりまして、例えば貴方が、100万ペリカ貯蓄していて100万ペリカ投機で損をしたとします。 

そうすると貴方は100万ペリカなくなるだけなので、明日から真面目に働けば例えば月、10ペリカづつ貰えるとします。

貴方が仮に、お饅頭屋さんだとして貴方は誰かにお饅頭を月10ペリカで売ったとします。

お饅頭を貴方から買った人は消費者で貴方は生産者です。消費者は貴方(生産者)に10ペリカ払いました。

これで貴方は誰かから月10ペリカ貰えます。

ところが貴方はお饅頭屋さんなのでお饅頭屋さんでは貴方は生産者ですが、ご飯をスーパーに買い物に行く時は貴方は消費者になります。そして月10ペリカ使って貴方はスーパーに食材を買いに行くのです。

このように、お金が借金でなけれは貴方の負債は誰かの利益です。お金はこうやって巡り巡るのです。

こうやって巡り巡ってできた年間の総額を 国内総生産(こくないそうせいさん、英:Gross Domestic Product、GDP)

と言います。

例えばAさんが生産性向上の為に100万ペリカ借金をしたとしたら、貴方は確かに100万ペリカの借金を背負います。所が、そのおかげでAさんは月10万ペリカしか売り上げが出なかった所を借金を使った投資のおかげでAさんは月15万ペリカ稼げるようになりました。

これだと、お金を生み出し続けているので借金はいずれ返せますし、お金は巡り巡ります。

所が、例えばBさんがキャピタルゲインを狙って色気を出して100万ペリカの借金をして投機をしました。その投機の夢は脆くも崩れ去り、夢は儚いから夢なのだ…

となってしまいました。Bさんは月10万ペリカしか稼げませんが、借金を月5万ペリカ払わなければならないのでBさんの月収は5万ペリカになってしまいました。

これは本来どこかに流れる予定だったBさんの5万ペリカは銀行の借金数字を相殺する為だけに使われます。なので、Bさんが本来誰かの所得になるはずだった5万円のお金が巡らなくなってしまったのです。

これが、まだこのBさんに借金返済能力があるからましな方ですが、仮にこの時にB’さんに借金返済能力が無く月5万ペリカ返せなかったとします。

そうすると 0ペリカが −5万ペリカになり、このB’さんの借金を誰かが肩代わりしなければなりません。とういことはせっかく巡っているお金をこのB’さん負債を肩代わりする為だけに何処かから貴重な流れているお金という血液を抜かなければならないのです。

人は往々にして鏡に映っている自分の方が輝いて見えます。ほとんどの人は自分の持っているポテンシャルを自身が持っている本当のポテンシャルよりも高く設定しがちのデイドリーマー達なのです。

なので、基本的に多数は大体借金を投機や消費に使いますし、本当は生涯1億ペリカしか稼げないのに、みんながみんな自分だけは3億ペリカ稼げると思い込んでおります。

なので、揺らぐし、ゆらぎの幅が大きくなります。

こういった人々のゆらぎの塊が大きくなり、何かのきっかけ、とりわけバブルが弾けると一気に血流不足に陥り、低血圧のせいで将来不安という病が身体中を蝕みます。

これが不況という現象です。

ファンダメンタル(fundamental)とは、経済用語で「基礎的事項」の意味である。 マクロ経済におけるファンダメンタル[編集]. マクロ経済においては、雇用・生産・物価などの基礎的な事項を指す。それら基礎的な事項を元に、金利や資産価格などが正当化される。

キャピタルゲイン
株式や債券など、保有している資産を売却することによって得られる売買差益のこと

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