日本銀行(OO國銀行) は何してるの?

OO國銀行(日本銀行)は何してるの?

って所から説明します。

基本的に国家の子会社の銀行(国家銀行)がやっている事は

お金の供給量のコントロールです。

前提条件として、国家は国家が発行する決められたお金しか使う事が出来ません。

日本だったら日銀が発行した日本円

FFだったらギル、地下帝国だったらペリカ

とその国家が決めたお金しか使えません。

それは何故かというと各国家は国家銀行に貨幣の供給量のコントロールの仕事をさせていて、この貨幣の供給量をコントロールする事は我々がより良い、より利便性の高い生活をする上で合理的だからです。

これは、例えばもはや破綻した国家ジンバブエとか過去に破綻しそうになった国家(第一次世界大戦後のドイツとか)に国が陥ると国家の貨幣の信用がなくなるので、より信用の高いドルとかが流通します。

すると、国家は人々にインフラサービスを提供できなくなったりします。国が税金として国民から徴収するお金は自国通貨建てじゃないと大変難しいからです。

また、誰かが偽札を作ってそれを中国みたいに(中国の紙幣の4枚に1枚が偽札と言われている)偽札が出回ると貨幣のコントロールが効かなくなるので、大きなバブルや不況になりやすくなります。特に不況が長引きます。

なので国家銀行が貨幣を市場に流通させて、貨幣の供給量をコントロールする事で、バブルを抑制したり、不況を長引かせないで済むようになります。(出来るとは言っていない)

例えば、現在の日本のように不況の時はお金を沢山刷って、市場に大量に供給する事でお金の送料を増やし不況から早く脱出したり(出来るとは言っていない)

バブルになりそうな、人々の投機熱がわっほいわっほいで投機が過熱しそうになった時は、貨幣の流通量を抑制する事で、人々が借金しにくい環境を作る事でバブルになりそうな、市場の過熱状態に水をさす事でバブルが弾けるのを抑制したりします。(出来るとは言っていない)

さて、じゃあ日銀はどうやって貨幣の供給量をコントロールしているの?って事なのですが、

日銀はまず、お金を印刷する事が出来ます。それをメガバンク(みずほ、三井住友、三菱東京UFJ銀行)などに、国債として発行します。

要するに、日本銀行が印刷した、日本銀行の債権(借金)をO年借りてくれたらOO%の利子付けて返すから、うちのお金を借りてくれ

って感じで銀行に日本銀行の債権(借金)を貸し付けるわけですね。

こうする事で、銀行も政府の子会社である日銀の債権(借金)なら安心して債務者になれます。例えば10年もの国債のリターンが1%だとしたら、黙って1000億円、日本銀行の印刷したお金の債権(借金)を持っているだけで10年後に1010億になって帰ってきます。

これはとても美味しい確実に儲かるおこずかい見たいなものです。なんせ政府は半永久的に存続しますからね。取りっぱぐれは半永久的にありません。

仮に 1兆円分の10年もの国債(リターン1%)を買ったら10年後100億円の利益を生みます。

よって銀行業やっている人なら可能な限り国債を買いたいと思うわけです。だから日銀は国債を供給する量をコントロールします。

年間40兆までしか国債を発行しないとかですね。

そして、銀行が日本銀行から買った国債という名の日本円を市場(我々)に供給する事で、日本国内で貨幣が流通するのです。

もう一つは、日経225とかに載っている株式とかを買ったり、日本年金機構みたいな官僚の天下り先の独立行政法人の株を買うとかですね。

そうやって市場に貨幣を流通させます。

と、これが 国家銀行の仕事です。

貨幣の総量をコントロールしているのが国家銀行の仕事ってのはこの部分ですね。

では、不況の時はどうするのか?

と言いますと、貨幣の総供給量しか日銀はコントロール出来ないので貨幣の供給量を増やして市場にお金を流します。

例えば年平均 10兆ペリカ 供給している国家が不況の時は 50兆ペリカ 国債を発行するとか、

金利を引き上げる事で

例えば、 国家銀行が10年モノの国債を平均1%で運用していたとしたら
(100ペリカ国債を買ったら、10年後110ペリカになって返ってくる)

金利を 20% とか 50% とかに上げれば、
(100ペリカ国債を買ったら、10年後150ペリカになって返ってくる)

銀行のうま味はより大きくなり国家銀行がうま味紳士に早変わりします。

日経225とか官僚の天下り先の独立行政法人の株を沢山買うとかですね。

これが不況の時に出来る、国家銀行の仕事です。

因みにじゃあ好景気の時にどうやって市場を抑制するの?

の部分ですが、まず、お金の供給量を減らすのと金利を下げる事で対応します。

例えば、 国家銀行が10年モノの国債を平均1%で運用していたとしたら
(100ペリカ国債を買ったら、10年後110ペリカになって返ってくる)

金利を 0.1% とか 0.01% とかに下げれば、
(10000ペリカ国債を買ったら、10年後10001ペリカになって返ってくる)

銀行はうま味が無くなるので好景気の時は、国債買うよりも、投機したり、投資に回した方が効率が良く合理的なので、あまりに銀行が国債を買う事に積極的にならなくなります。

あとは日経225とか官僚の天下り先の独立行政法人の株を買うのを控えるとかですね。

こうやって経済が過熱している時は、銀行は金利をコントロールする事で貨幣の供給を抑制します。

とまぁ理論上はこれが国家銀行の仕事なのですが、不景気だと実は問題が発生します。それは不景気だと銀行は投資先を失います。

例えば、あなたが例えば今銀行からお金を借りればかなりローンを安くお金を借りられるとして銀行から借金をしたい気持ちになりますか?

きっと多数は不景気の時に、借金をしなくなります。それは人々の集合によって形成されている法人(企業)だって同じです。

なので、銀行は不景気だと確実にリターンが入る国債に殺到します。なので実は不景気だと、銀行は過剰に国債を買うので

国家銀行は金利を低くして抑制的に動くのです。

理論上は不景気の時は貨幣の供給量を増やすのが国家銀行の命題なので、金利を上げて銀行に国債を買ってもらうように促さなければならないのですが、実社会ではそんな事しなくても、銀行は国家銀行の国債に田舎の自動販売機に夜になると群がる虫達のように群がります。

なので、実体経済だと、不景気には国家銀行は金利を下げたり、最悪は0金利にしたりして銀行の国債購入を抑制しなければならないのです。

少しでも気に入ったり参考になれば幸いです。 いただいたお金で本を買いより有益な情報をお伝え出来れはと思います。