一般の人々が恐れるのはシンギュラリティなんていうわけのわからないものじゃない。

AIはとにかく出口の選択肢が少ないもの。簡単に言うと単純労働に滅法強いです。

例えばレジ打ち、町工場や期間工の仕事であるベルトコンベア式の業務、事務や経理などの資格全般。Amazon等の仕分け等です。

あとは自動運転などの、AからBまで行きたいとう言う移動の業務とかですね。

例えは、AからBまで行きたいと人間が欲求します。

例えば家から職場までとかですね。

家から職場まで行きたい とは知性ではなく欲求です。それは別にタクシーでも、電車でも、金団雲でもどこでもドアでも AからBまで行ければなんでも良い訳ですよね。

だったら自動運転タクシーでも良い訳で。

知性を有さず、実行命令が単純な欲求だったらAIが代用します。

ただし、自動運転は産業として裾野が大きくとってもうま味が大きい産業なのですが、そう簡単には行きません。

これはあくまで私の私見ですが、自動運転は人間が介在する問題が大きすぎてそう簡単にタクシーやトラックなどの雇用が奪われるような事はないと思います。
それは別に説明します。

また、日本は既得権の強い国家形態、要するに、イノベーションとかが起こりにくい、浸透しにくい国なのであなたが持っている資格やこれから資格を取ろうと思っている人々の資格がすぐにAIによって置き換わる事はないです。

また、往々にして新しい製品やサービスは人々に学習コストを強います。それは生まれた時に、自動レジや自動販売サービスだったりスマホが当たり前の生まれた時から手元にある。

ような状態の子供達は一度学習コストを払えばおしまいです。

ところが例えばデジタルネイティブ世代じゃないお年寄りは、たとえば黒電話から始まって、ガラケーを学習し、ガラケーが何とか使いこなせるようになったら、今度はスマホの学習をしなければならなくなります。使いたいならの前提ですがね。

この学習コストが多数にとっては、とても苦行なのです。さらに日本は、超高齢社会です。少子高齢化で、昨日より今日の方が出生率が引くいのです。なので、人口ピラミッドは常に上の方が多いのです。

要するにお年寄りの方が常に若者よりも多いって事です。

だから日本の場合、国内から破壊的イノベーション(後述)が起こり、それがデファクトスタンダート(事実上の基準)になることもありませんし。

海外製品も、海外で実験がある程度終わった段階で、外国人がまぁ大丈夫でしょうと太鼓判を押したあたりから日本に浸透してきます。

その代わり、日本は一度浸透するとその等加速度は多分先進国一早いです。ちょっぱやでiphoneやitunes が浸透して町のCD屋さんとか大手家電メーカーの携帯部門を駆逐したりと、日本と韓国は一度浸透してしまえば大きくゲームチェンジする国です。

だから、日本は課題先進国であるにもかかわらず、AIのような第四時産業革命の浸透が遅い国家形態です。

なので、悪魔で私の予測ですが、今現在20代の人々は第四時産業革命がこれから起こりますが、自分の立ち位置さえ大きく間違えなければ最後まで逃げ切れるんじゃないかと思います。(未来はどうなっているかわかりませんが)

ではどうすれば自分の立ち位置を間違えないようにするか?について説明します。

まず、お年寄りや情報弱者に対するサービス業。

介護や、宅配、医療サービスなど、お年寄りを相手にする仕事

次に Person to Person のように人が人に対して行うサービス業全部

営業、飲食業務全般、クレーム対応、消防、警察、医療業務、キャバクラとか風俗とか人がいないと成立しない産業

クリエイティブ産業。デザイナーとか、芸術家、音楽家、漫画、司会等のエンタメ

人と人をつなぐコミュニティやコミュニケーションを提供するサービス
今だったらFacebook とか LINE とかのSNSサービス、

あとは、小規模コミュニティの運営 たとえば ”パピヨン大好きクラブ” とか
”気球に乗りながらコーヒーを飲もう” みたいなニッチ産業のコミュニティの運営

データサイエンティスト
要するにAIを作るプログラマーですね。
プログラムは本当に難しくないのですが、認知バイアスのせいでプログラム=難しそう ってイメージが強く、重く多数の頭に染み付いているのですが、本当はやってみたら簡単です。

といった産業がAIで置き変わりにくいです。

本当はAIの仕組みさえ理解していただけれは、こんな風に列挙しなくても、AIが駆逐しやすい産業を予測できるのですが、誰もがAIに興味があるわけではないし学習コストを払うわけでは無いので、説明が煩雑になってしまい恐縮です。

AIは分岐が予め決まっておいて、選択肢が有限な労働環境や業種に極めて強いです。

例えば、タンポポをお刺身の上に載せるだとか、決められたメニューの中からメニューを選んで決められた通りに料理を作る(実行する)

とか

A から B まで物を運ぶ

とか

予めパターン化された選択の中から最適な選択を提供する。資格とか占いとか金融の融資とかです。

それらの単純労働や、マニュアル化されて、訓練すれば誰でもできる商売は軒並みAI化出来る可能性があります。(悪魔で可能性ですよ)

逆にクレーム処理など人間の感情を相手にしなければならない商売はAI化できません。なぜならAIは知性を持っておりませんので感情を有しません。

クレーム対応は、同じクレームでも、対応する人やクレームした人間の性格によって答えが大きく乖離します。こういったことはAIではこなせません。

と言う事で、なるべくAIってこんな感じのものだよなっと何となく想像していただいて、なるべくAIが得意な分野に踏み込まないようにしましょう。

少しでも気に入ったり参考になれば幸いです。 いただいたお金で本を買いより有益な情報をお伝え出来れはと思います。