日銀って無能なの死ぬの?

日銀って無能なの死ぬの?

って部分を説明します。日銀は無能でもないですし、国家が転覆するまで死にません。むしろ黒田日銀頑張ってます。

前提条件として現在の知恵だと国が不況になった時に出来る事は大きく分けて二つ有ります。
これがかの有名な ”ケインズ政策” Death!

財政政策 と 金融政策 です。

さて、前回も明記した通り、GDPとは

お金の総量 x 流通した回数 = GDP

ですね。

じゃあ 財政政策 と 金融政策 って何なの?という感じで難しい事、専門用語並べ立てれば何だか賢い自分を演出出来ますし、知恵のない人間だったらペテンにかけられるので必要以上にヒエラルキーを高く演出出来ます。

でもやってる事は

金融政策 = お金の総量 を増やす

財政政策 = 流通した回数 を増やす

ってだけです。かなり細かい部分は端折っていますし、例外もあるのですが基本的に上記の認識で問題ないです。

[ 私が言うのです、多分合ってます! 合ってるんじゃないかな? 合ってるといいな… ]

んで、

財政政策 = 政府が行う景気刺激策

金融政策 = 政府の子会社のOO國銀行が行う景気刺激策

と言う感じです。

日本の場合の金融政策は 日本銀行が行う景気刺激策 ですね。

(大体の国家はOO國銀行は国家の子会社という形を取っています。資本主義国家でEUとか余程の例外を除いて大体は政府のイヌ(子会社)です。)

さて、日銀がお金を十分発行しない。 と書きましたがそんな事ありません。

日銀の総裁が黒田総裁になってから約360兆円ものお金を発行しました。

これは前代未聞の供給量です。

なので、国家銀行の所でも話しましたが、不況になると、国家銀行の国債に銀行は列を成して群がるので国家銀行はお金の総量さえ増やせば不況の時は0金利でもない限り銀行は国債を買いますし国債に黙ってても群がります。

なので黒田日銀になってから、日本銀行はお金の総供給量をかなり増やしたので、日銀の仕事であるお金の総量は日本国何でジャブジャブに増えました。

さて、じゃあなんで日銀は駄目なの?っていうか日本は不況のままなの?

って部分を説明します。それはもう一度説明しますが

GDPとは

お金の総量 x 流通した回数 = GDP

です。

お金の送料だけ増えても流通した回数がバカみたいに減るとずっと不況のままなのです。

例えば日本が平均

日銀が年平均1000円のお金を供給し

国民が年平均100回お金を流通させた

とします。

計算式だとこうですね。

1000 x 100 = 100,000(10万)

が日本の平均的な年間のGDP だとします。

それを不景気なので、日銀が景気刺激策として前代未聞のお金を平均の2倍も供給したとします。

するとお金の総量が2倍になるので年2000のお金が市場に流れます。

しかしながら、不況によって人々のマインドに将来不安が浸透します

又、企業も不況によって不安になるので、企業は人々の総合の平均ですからね。だから企業の行動理念や行動様式も人々の全体の平均的な行動をします。

だから、人々が不況で将来不安で貯蓄するという事は、企業も将来不安で内部留保をため込むのです。

又、不況になると、人々は貯蓄に走るので物やサービスが売れなくなります。なので企業の売り上げが落ちるので企業に勤めている社員の給料が下がります。すると益々将来不安が広まるので(以下略 

とデフレスパイラルに陥ります。

という事で例えば前代未聞のお金の供給量を2倍に増やしたとしても

2000 x 20 = 40,000 (4万)

と 流通した回数 が将来不安によるデフレスパイラルによって強烈に下がるので

いくら日銀が前代未聞の360兆もの国債を発行したとしても人々の将来不安をなんとかしない限り不況から抜け出せないのです。

日銀は金融政策しかできません。それは貨幣の総供給量のコントロールしか出来ないのです。

例えば、今日本だと大体年に国債を40兆円発行しています。

さてリフレ派と言われる経済学者や経済評論家にしたがって言えば、金融政策日銀の貨幣のコントロールだけでも不況から脱出できます。

要する不況だと人々の将来不安によって 流通した回数 が極端に減るので その極端に減った流通回数よりももっと極端に貨幣を発行すれば良いのです。

例えば 金利を10%とかに上げて、年間の国際の発行額を10倍の400兆円 に増やしたら、流通した回数が 1/10 に減ったとしても10倍もお金の総流通量が増えているので相殺出来ます。

これがリフレ派が言っている黒田日銀がやった360兆円の国際発行は甘い。って言っている部分ですね。

「360兆円とは言わずに3600兆円発行すればいいのだ!」

みたいな感じですね。

所が、例え日本で 流通した回数 要するに人々の消費マインドが冷え込んで将来不安が伝染してて、消費が半分に減ったとします。

そこで日銀が

「年40兆の国際発行額を消費が半分に減ったので80兆に増やします。」

って宣言したら不安になりませんか?あれ?日銀、気でもふれたのか?

って不安な気持ちになりませんか?

例えば理論上、政府は半永久なので、借金の事なんか気にしなくても良いです。所が政府は半永久なので、政府が転覆する可能性が微レ存(微粒子レベルで存在する可能性)です。

なので、国債とは日本銀行の負債であるので、将来利子つけて債権者に返さなきゃなりません。

そして日本銀行は日本国の子会社です。なので間接的には日本国が銀行に対して借金をしています。

銀行の借金を返済する為に日本国政府は、税金を上げる事で国民の所得を巻き上げてその巻き上げた利益を使って銀行に子会社の日本銀行の借金の返済に充てなければなりません。

おおよその経済学者のマインドは上記イメージなので

国家は潰れる可能性がある = 予算制約を受ける

予算制約を受ける = 国家が転覆するまでに借金を返済しなければならない

国家が転覆するまでに借金を返済しなければならない = 国家は生涯所得以上の借金を出来ない

って事Death。

そんな価値観の人々が多数を占めているという事は、国家を運営している国会議員は、国民の平均値です。

なので、リフレ派が日銀は国際の発行額が少ないとか、国家は永久なので予算制約の影響を受けないので、日銀はアホみたいに国債を発行してもいい!

とか言った意見は国民の平均ではないので、日銀はそんなに極端に、言うなれば 将来不安によって目減りした分の 流通した回数 を補填する量の国債を発行する事は出来ないと同じくらい難しいのです。

なので、そんな国民の平均が予算制約を信じている中、前代未聞の360兆円の国債などを発行した黒田日銀は結構頑張ってるという事言えます。

ただ、貨幣の供給量に比べて将来不安による 流通した回数 の回数の落ち方が「うわっ…私の年収、低すぎ…?」くらい驚くほど酷いのです。

前代未聞の360兆円の国債発行が歴代の日銀総裁の無能さに比べたら本当に凄い事なのですが、なんだか探り探りやっているみたいな、ちょっと中途半端だよね。って印象になってしまうほど 日本国民の 流通した回数 の回数 の低下は深刻なのです。

取り分け日本人は適応的期待と言って去年もそうなら今年もそう。ってマインドの強い国民なので

一度不況バブルになると去年も不況バブルなので来年ももっと不況バブルだろう。と多数が感じるので、不況バブルが長引けば長引くほど、日本人はどんどん貯蓄(投機)にお金を向かわせます。

適応的期待(読み)てきおうてききたい
ある年の期待インフレ率は,その前年のインフレ率に等しいといえるが,適応的期待の例としては,期待インフレ率が過去3年間のインフレ率の平均であるという考え方になる。

少しでも気に入ったり参考になれば幸いです。 いただいたお金で本を買いより有益な情報をお伝え出来れはと思います。