通算12回の単独ライブ(wiki調べ)をスゲーざっくり振り返る
単独ライブとは
18歳とかで養成所に入り、事務所に所属、事務所ライブで結果を出して、ある程度認められた人にしかできないもの。
というのが元々の認識。
そんな時期もあったような気もして、やらせてもらえた時の喜びは何にも代えがたく、与えられた箱を埋めなくてはならないというプレッシャーはドM心を刺激した。
【トンガッてる芸人】とか言われてTVに出たのがお初の露出だから、楽屋の隅で目つき悪いだけだと恰好つかないので、知り合いの芸人とかにお願いして無理矢理席を埋めてもらった。
というのがTHE 単独ライブ、の認識で。
おおよそ2000年代、2010年代における若手お笑い界の流れとしては大きく外れていないと思う。
ネタを量産し、賞レースやオーディションに持っていけるもの、各々の芸人さんに定着しているファンにあえて普段のイメージを覆すものをお見せするワーキャーサービス。
などを8本くらいやる。のが多いと思われるが。
その中でも自己プロデュース力が問われる時代に突入していく真っ只中。
我々も2013年、2014年、は音響を使ったオープニングコント、毎回漫才ごとに衣装を変えて何度も
「ありがとうございました!」
と言っては舞台から消え、合間をVで繋いだ。
20代の人間が考えうるTHE 単独ライブだ、
後に色々とめんどくさがるように見える相方が
「もう、漫才1本でいいんじゃねーか」と言い出し、
長尺漫才ライブって他にもやってる人いるよなーと目立ちたがりの僕は一瞬逡巡したものの、
当時「時事ネタ」の皮を被って好きなことやりだしてた時期とも重なり、2017年から60分漫才で一年間を振り返るだけの単独ライブをやりだした。
(2017年はオープニングコントだけやって、なぜかプロレスマスクを被ったジャーマネさんも出演)
2016年に月一、二くらいで毎月メディアに出させてもらう謎のプチバブルが起き、その年だけ見たこと無い女性客で即完したため、
『漫才一本の単独ライブ』を予告なくカマすという遊びでもあった(気がする)
あとこのスタイルのいいところはリハもほとんどなくて、スタッフさんにも誰にも一度もネタを見せないので、本番が全く恥ずかしくない!!
ということで、結局このスタイルの単独を年一でカマシ続け、「やばい、プチバブルもうしばらく来てねーぞ」ということもあり、頻度を半年に一度に増加。
先日9回目(?)の長尺漫才単独ライブが終わり、昨日配信期間が終わった。
「60分漫才が見る度うまくなってるなー!」
とどこで使えるんだか分からないスキルを褒められ、とりあえず60分も喋り倒したら拍手してあげるしかない。という拍手ハラスメントが終盤で巻き起こる風物詩。
だんだん何かのための単独ライブは、単独ライブのための単独ライブになり、『手段』が『目的』になった。
また半年後やる予定?なので良かったら一度も見に来たことない人も、何回か来たことある人もお越しください。
何回か前、個人的に色々事件に巻き込まれた回が一番売れたけど、そうじゃないときだってもっとムフフなんだぞ!
ということが書きたくて書きはじめたはずだが、そもそも『時事ネタ』を入り口にしてる時点でそういうもんだよな。
と書いてる途中で気づく良くないパターン。
熱いうちに書いて見返した時恥ずかしくなるくらいのやつの方が響いたりする感じあるし、
何かを釈明したりする時は短い言葉で大事なことだけいう大人になりたい。
と長尺漫才ライブを長尺ブログで振り返る。
(長尺の逆。=寂聴)
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