今後、お笑いは劇場に戻る。のか
TVが大好きで暇さえあれば見ていた。
TVの中の人になりたくて仕方なかった。
何度か箱の中に入り込むことに成功したが、長くは続かなかった。
TVに出るための下積みとして、ライブでネタを試すという作業を繰り返し、気がつけばライブが楽しくなっていた。
それでも自分に言い聞かせ、ライブでしかできないボケと、いつかメディアに行った時のための「練習」としてのボケを平場で意識して使い分けていた。
TVのオーディションに行き続けるも、通用しないままある時、脳はブラックアウト。
あまり記憶のない2週間あまりを過ごし、結局ライブでお笑いに復帰した。
コロナ禍を経て、「配信」という文化が定着。
劇場にしか出ていない芸人が稼ぎ出した。
SNSを駆使し、僕なんかでも会う人によっては
「凄い活動ばっかしてますね」
と言ってもらえる、活躍してる感を演出することが可能になった。
先日、SNSの若き狼に噛みつかれた、TVの帝王が「いったんお笑いは劇場に戻るような気がしてて」と言った。
のを、記憶を無くすときくらいにTVを捨てた僕はネットニュースで読んだ。
ライブが楽しい時、
「ヤバい、ライブが楽しくなるとTVが遠のく」
と常に意識を張り詰めていた十数年。
ライブが楽しい。と書くと自分以外の売れていった芸人に対する言い訳みたいでなかなか言ったり書いたりしちゃいけない言葉だと思ってた。
ずっと隠してたけど(よく漏れ出してもいたけど)やはりライブは楽しい。
全く通用しなかったメディアのオーディションに行きまくってたのはいつだろう。
(貴重な経験をありがとうございました)
「楽しい」で生計立てて仕事にすることがマジで可能になった5秒前。(MK5)
何かをきっかけにTVに呼ばれだすことがあったら、バレないようにこのブログを消すだろう。
我々が今一番力を入れている、半年に一度の単独ライブ来てね!
「配信」もあります。
6/24(土)
エル・カブキ60分漫才で2023年上半期を振り返る
「エル歌舞伎町」
19:00〜新宿バティオス
※来場希望↓
※配信のみ視聴(7/9まで視聴可)↓
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