2021衆議院選挙の感想

まず、注意点としてこの記事は私が人生を後で振り返った時に見るようなメモ書きレベルのものですので情報の正確性などは棚に上げていますし、決して拡散されるようなシロモノではございません。

そして、この記事はメモ書きしているだけなので、ちょこちょこ編集が入ります

衆議院選挙が終わりました

結果はこちら(NHKの開票速報)

事前の情勢では、政権交代はなくとも、自民党は単独過半数いけるのか? という情勢で、投票締め切り(PM8時)の出口調査でもそのような形だったのですが、蓋を開けてみたら自民党は15議席しか減らず、公明は+3議席なので、与党勢では12議席しか減りませんでした。

NHKが議席予測を外した話を書いていたが、与党が想像以上に接戦を抜け出した というのが外した理由のようですね。

出口調査のページもあるのでこちらと実際を見比べても面白いかもしれません。

特にかなり差がついているのに与党勝利は東京10区、愛知8区、長崎4区あたりですかね。

以下は自問自答で一人語りしていきます。あくまでチラシの裏ですよ。

Q1. 結果には満足していますか?その理由は?

私は某○川喜平さんとは違って選挙結果がどうであれ、有権者が悪いとは言いませんw が、私としては今回の結果には満足しています。

理由としては、いわゆる自分の中での今年の流行語大賞だと勝手に思っている"立憲共産党" の印象の悪さが有権者の皆さんと思いを共有できたことだと思っています。私は自民か公明か維新か国民かというところは今はどうでもよく、比例はこの4つであればどれでも良いと思っているほどなのですが、野党連合である立憲共産れいわ社民の勢力を増し、今後の脅威とならないのであれば本当に良かったです。

他気になった点はベテラン勢の小選挙区敗退が多い波乱の選挙だったなと思いました。東京8区の伸晃氏が一番象徴的ですね、杉並区は野党系の人気があるにも関わらず野党系候補たち過ぎて票の分散が起きた結果伸晃氏がいつも勝っていたので、今回のようになれば議席は無くなりますね。あとは年齢が高いと選挙に落ちるという法則が生まれてきたので与野党ともに定年制を厳しくいくと良いと思います。特に公認争い起きて結果負けた福岡5区はもったいないと思います。あとは勝ったけどギリギリだった長崎4区とか、、

Q2. なぜ立憲民主党は議席が減ったのか?

一素人が書いているので推測にはなりますし、立憲民主党側がアンケート取ったりしてしっかり声を集めて反省すべき点は反省するのが良いかなと思っています。(運が悪いという結論になっても構わないので)

私が思うところは以下です

1. "立憲共産党"というイメージの悪さが出来上がってしまったこと

これは別に選挙中麻生太郎さん(現自民党副総裁)が立憲共産党というワードが使ったインパクトもありますが、それよりかは立憲中心の政権の場合共産党が「閣外協力」というで政権協力に入るということを合意したことを考えると、「共産」という理想を捨てていない党が政権に入るのは、公民の授業で「共産主義」というのを勉強していればそれだけでも引いてしまうところがあると思っています。「共産主義」という理想は捨てていないことは事実ですしね。(そういえば、日本共産党について語る際は、ちょっとでも表現がずれたら志位委員長からデマ呼ばわりされるので表現に慎重に気をつける必要がありますw)

また、選挙後になりますが、立憲民主党は共産党との距離も含めどうすべきか代表選挙の中で話し合うことになりますが、志位さんの発言は共闘を発展と言っておりこれは怖いですよね、、

これって、政権取って立憲共産政党になったら、共産側の発言を強くしていき乗っとる気満々と捉えられてもおかしくないと思うんですよ。発展させることで単独では難しい理想社会の構築をこの立憲共産政党で実現させよう、と読み、これでは共産党から距離を置きたい有権者の方々は小選挙区で立憲の候補にも入れることは出来ないなと感じました。(あと、ツイッター見ていると野党共闘により連合の労組で選挙協力する人が減ったという話も多く見ました)

2. 政策の悪さ

ジェンダー政策など正直多くの人には深く関係ないが改善したい要素、自民党の良くないところ、不祥事を改善させる政策が並んでいるが、今後どうしたいか、というところをもっと重視して欲しかったな と思っています。市民連合との政策協定って、なんか国民みんなが思っていることではなく団体が思っていることであり、先鋭化しているんですよね。。。

(なお、私が思うこととして・・・ 女性は結婚したら退職すべき、というもっと女性差別だった時代から比べれば随分進歩していていて、あとは名字変わる際の手続きの面倒くささがありますが、必ずしも別姓が解決か?と言われると私からすれば手続きを簡易化する方をして欲しいと思うので。私のような結婚したら同姓であるべきだが手続きは簡単にすべきという層も多くいるはずなので、必ずしも別姓で解決にしてほしくないと思っています)

まあ経済面がそれをアピールしやすいんですが、選挙前に江田さんがNISA課税を持ち出してしまうほどでしたからねえ。。。

3. 印象の悪さ

一時期は ハッシュタグでツイッターデモが騒いでいる時もあり、そういう時期に解散していたら大幅に議席が減ったとおもっているのですが、選挙前は立憲側の方が印象が悪いことが多かったように感じています

* 愛媛4区立候補取り下げ事件

* 江田氏のNISA課税発言

* 生方幸夫氏の拉致被害者に関する発言

などなど・・・

悪目立ちに関してはツイッターの住民もそういう話題好きですし、それ以上にマスコミも好きな要素です。自民の不祥事だってみんな好きでしょ、って話だと思います。実績で報道される世界になってほしいですね、、いつもはそう思うだけなんですが、そういえば実績でわかりやすい内容が今回の選挙は影響していると思ったので次に書きました。

4. コロナが奇跡的に感染者が少ないこと

菅前首相がコロナワクチン接種1日100万回の号令をかけまくった結果、大幅に新規感染者が減りました。これは自民党の実績としてわかりやすいですし、今までコロナ対策で色々後手後手と言われ政権を叩いていた人たちが叩けなくなるインパクトがあったと思っているので、これは小選挙区で議席を伸ばしたのに影響していると思っています。

Q3. なぜ維新は伸びたのか?

漁夫の利だと思っている面もありますが、それ以上に、今の政権を支持していないなどの理由で自民党には入れないが保守寄りの有権者が潜在的に存在しているのは事実です。その人たちは前回は希望の党にいれたと思うが、今回に当たるのは維新と国民で、維新の方が知名度があるからそちらにいれた人が多い、というだけでしょうね。

決して維新の身を切る改革が支持されているわけではないと思っています。大阪では住みながらにして維新の素晴らしさを感じながら維新を評価できるんですが、東京ではお金もらった分働けの思想が強いので理解はされにくいんじゃないかと思っています。以下のような事件もありましたし、維新自身が改革必要だと思っているんですが、果たしてできるのかしら?、それが今度の党勢伸ばす上でのポイントだと思っています。

国民民主党に関しては比例で各ブロック1議席ずつ取って合わせて5議席取りましたが、日本の比例代表のルールは1議席であれば取りやすいルールになっているので(=これについては別途記事書こうかなと思います)、これに満足せずにさらなる目標へと突き進んで欲しいです。例えば、滋賀1区の斎藤アレックス氏が今後は小選挙区で当選するなりして議席が増えて安定化していけると良いですね。(滋賀1区はもともと民主党が強かったので他よりは狙いやすいところなはず)

現状だと参議院の比例は2022年改選が4名いて維持のためには4議席取らないといけないがこれはハードル高いですし、頑張ってほしいです。参議院であれば非拘束比例であるゆえ労組票は狙いやすいと思いますが、衆議院の票数から考えればまだまだ足りないので。

後、野党共同ヒアリングから抜けたのを評価してます。玉木さんと言えば森友学園問題では辻元清美氏と一緒に森友学園の国有地訪問したりと連れまわされた印象あるのによく自立できたよ、と言う親の気持ち(?)にちょっとなりました。

個人的にはこの2党は一緒になることは政策レベルでしかないが、いつかは連立構想を作って政権交代してくれたらいいなあと思っています。(注釈:これはあくまで55年体制のような形ではない政権交代像としての感想のため、実際に国民や維新を支持しているのとは違います)

公明とあわせて、維国公連立政権とかですかね?

Q4. 立憲民主党の今後はどうあるべきか?

正直「選挙を考えると共産党と一緒になりたいが、支持団体である連合を考えると一緒になりたくない」という挟み撃ちのジレンマを抱えているので難しいと思っています。

私として思うことは1で頑張ったのち無理なら2ですね。

1. 共産党との連携は薄く維持しながら連合とも関係を維持する路線 を頑張る

まず頑張るのはこちらでしょうね。野党共闘が効果あったかと言われれば小選挙区で勝った選挙区の数は増えているので「ある」というのが答えになります。特に関東では成功していて、今後小選挙区の改編によって関東の小選挙区が増え、地方が減るのでより議席が狙いやすくなると思います。共産党との距離を薄くすれば、連合の協力のもとうまく選挙戦え、かつ共産党が対立候補立てない もできるのではないのでしょうか?

心配点として、今回の選挙結果により「共闘は良くない」という雰囲気が形成されてしまっていることですね。このまま参議院選挙に突入したら共産党の悪印象も強まりもっと勝てないので、党首決めつつイメージアップも図る必要があります。1つの案は「党名」なのかもしれませんが共産党の距離が変わらない限りは印象変わらない可能性ありそうですね。

2. 共産党は捨てて民主党の路線で行く

しかし、連合が共産党と一緒になるな、というシナリオの場合、国民民主党と一緒になり、玉木さんの路線に載せて政権交代狙った方が良いでしょうね。玉木さんが先頭に立てば政策も顔も良いので印象が良いはずですw

連合といえば、前の会長は(旧)立憲と共産がつるんでいることをわかっていながら全員(新)立憲に合流しろと言っていたわけですが、今の会長は(新)国民と政策連携していて安心しています。全体主義とは関わらないのが連合なのですからそれが正しいです。(要するに前の会長はおかしいですねw)

と、ここまで書いておいてなんですが、1か2かというよりかは将来像を示すことが大事だと思っています。

* 昔は「シャドウキャビネット(次の内閣)」という政権を取った時は誰にどのような大臣を割り当てるかというのがあったのですがそれが立憲民主になってからなくなってしまいました。また見たいですね、正直それ見ないとどんな政権担うか心配で入れられないところもあるとおもっています。

* どういう政権像を作りたいか という政権像のアピールを十分にしていく必要があると思っています。政権交代をやたらアピールする議員さんのポスターもありましたが、そういう政権交代がただの手段ではなく目的になっているのはやめてほしいです。(そういうのが薄い人は立憲でもちょっと信頼できるかなと思えます)

最後に、野党共闘進めた山口二郎氏が冷静に現状を把握するツイートを2日にされていたのが印象的でした。共闘を進めるにしても、どう進めるかの戦略が重要になってくると思っています。

山口氏のツイートを見て思うのは、一本化する理由として昔であれば「安保法制反対だからです」と言いやすかったのだが、今となってはただの生き残りたいと言うイメージになっている点が印象悪い影響になっているかなと。正直一本化なんて小選挙区制でただでさえ候補者少ないのにさらに減らす行為なんで有権者からすれば選択肢減らされる悪い行為の印象もありますからね。ここから考えると野党共闘する上での共通像が大事になってくるのですが、あの政策協定じゃ微妙だよねえ、と言う印象ありますからね、、

中にはこんなweb記事もありますが、戦略見直さないことがリベラル政党の国会消滅の始まりだと思いますよ。。。逆に自民応援しているんじゃないですかね


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