長島昭久著「覚悟 - さらば民進党、真の保守を目指して - 」を読んでみて

自分へのメモ書きを兼ねてnoteを初めて利用します。本の感想を書くと確実にtwitterの140文字収まらないので・・・

読むきっかけ

長島昭久衆議院議員は、2017年4月に民進党を離党し、無所属ののち、2017年9月に希望の党の結党に参加したメンバーです。その直後の衆議院選挙で東京21区で小選挙区当選したが、2018年5月に希望の党は民進党に合流することになってしまう。(のちの国民民主党である)

長島さんは国民民主党には合流せず、再度無所属となるが、会派「未来日本」ののち、2019年6月に自民党の会派入りし、自民党の比例で当選した現職がいる東京21区から離れ、私が住んでいる府中市が選挙区に含まれている東京18区に2019年12月に選挙区を移動することになりました。

私は長島さんは民主党、民進党時代から国防を重視している議員というイメージで知っていましたが、小選挙区で投票出来る方となった以上、長島さんがどういう方なのか、なぜ民進党の離党に至ったのかが気になり、本を読むことにしました。

この本は民進党を離れた直後に記載し、希望の党に入るまでの間に執筆され書籍化された本です。(2017年7月発行)

書籍の内容

書籍でなくともこちらの動画で本人が語っていますが、2015年の安保法制での一連の流れが一番の理由です。

元々の民主党は社会党の流れがあるリベラルな議員もいて、元自民党にいて新進党から流れ民主党に辿り着いた議員を中心とした保守的な議員もいる様々な思想がいる政党ゆえに、党内での意見をまとめるのも大変でした。

小泉政権下の有事法制を巡る2003年の議論の際は、戦前の治安維持法のトラウマや人権保障の観点から日本で反対運動も多かったが、民主党の保守系中心に対案を出し、民主党のリベラル派の方々も賛成でまとまり、結果8割の賛成で可決することが出来ました。

安保法制もこのように対案を出し国会がまとまることを期待していたのですが、そうはなりませんでした。当時民主党の党首であった岡田克也さんの影響もあり対決モードになり、対案を出して議論したいと思っても、対案を出すことも民主党の執行部に止められることに。共産党と一緒に「安保法制は違憲」というパフォーマンス中心のことしか出来ない。そういった民主党に嫌気が指した議員が中にはいて、兵庫11区の松本剛明議員はこの後すぐ離党していきました。(兵庫11区は自民党現職がいなかったので早かったのだと思っている)

こうした離党した議員を見てきたこと、保守系の議員がいた維新の党が合流し民進党になっても自民党との対決姿勢、共産党との共闘路線は変わらないことが離党の原因となりました。

他、尖閣国有化の話、都議選の話(長島さんも候補に上がっていたが共闘が条件だったので辞退した)、子供達の未来保障の話などで自身の考えを述べています。

思ったこと

この方は民主党にいた経緯としては、東京21区が空いた民主党に誘われたから、がきっかけであり、考えとしては元々自民党のほうが合っていた方なんだな、と思いました。長島さんは日本会議にいるようなバリバリの右というわけではないが、(安保法制での考えを見て思ったが)現状の状況を見て今どうすべきかを的確に判断出来る政治家なんだなと思いました。過去の見解に拘り違憲などといってひたすら反対するそんな党にはいたくなかったわけです。

考えを聞くと改革保守を望んでいたところもあり、それでこの書籍の後の話になるが、一度希望の党に入ったが無くなり、後に自民党に入ったが、自民党は改革でなく旧来の考えを保つ議員も多い。最近はリフレ派になり、増税に反対している長島議員。自民党の中にいても現状の執行部とは合わないこともあるが、それでも今の国民民主党や立憲民主党よりは自由に活動出来ると思っています。

せっかく同じ東京18区、しかも事務所は同じ府中市でかなり家の近くにあるので、いつかお会いして長島さんの政治理念についてのお話を聞きたいです。

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