GoToEatポイント予約はなぜ失策だったのか

こんにちは

この文章はあくまで1個人が思ったことを書いているだけですが、Go To Eat事業がなぜ失策だったかについて書きます。なんとなく思ったことベースで書いているので考察は浅いです。

この記事はGoToEatポイント予約事業が予算達成により付与については終了しかけている2020/11/15に書いています

GoToEatポイント予約事業とは

↑あたりを参照ですが、昼の時間帯に予約して来店すると、1人あたり500pt、夜の時間帯に予約して来店すると、1人1000ptにポイントがもらえて、次回の食事に使えるキャンペーンです。

最初の1週間は会計金額にかかわらずポイントがもらえたので税抜298円均一で知られる鳥貴族で1メニューだけ注文する、通称「トリキの錬金術」が流行りましたが、さすがに1週間で対策され、ポイント額以上の最低会計金額以上を食べることがポイント付与条件とされました

一部サイトではまだ錬金術の方法はあった

これで、会計金額以上ポイントを稼ぐことはおしまい、かと思いきや、まだその方法(=錬金術)はありました

例えば、ホットペッパーグルメはGoToキャンペーンとは関係なく、予約で1人あたり50ポイントもらえるので、1000円〜1050円までの会計金額の間であれば少しだけの額ですが稼ぐことが出来ます。さらにポイントサイトというのがありまして、このポイントサイトを使うことでさらに100ポイントを稼ぐことが出来ます。

ポイントサイトって?

例えば、上に書いたハピタスのようなサイトに最初アクセスし、掲載されているホットペッパーグルメのページから経由して予約すると100ポイント追加でもらえるようになってました。(サイト上で使えるポイントですが、最低でも300ポイントあれば交換できますし、交換先はamazonギフト券などがあります)上に書いたURLは私の紹介URLになっていて、現在のキャンペーンでは上のURLからはハピタスに登録すると、登録者には2000ポイント来るようです(私は登録者の利用に応じてポイントが入ってくる)

ということで、ホットペッパーグルメ50pt+ハピタス100ptと考えれば、昼は610円、夜は1150円まではお金を稼ぐことが出来ます(昼が610円である理由はホットペッパーグルメでもらえるポイントが10ptなので)

また、私はYahoo!ロコというGoToキャンペーンのサイトをよく予約で利用していました。家の近くに該当の店はないため土日に自転車で行っての来店が中心でしたが、なんとYahoo!ロコは1来店でポイントサイトのポイント300ptもらえます。なので、昼で805円の会計までは稼ぐことが出来ます。(Yahoo!ロコ 5pt+ハピタス経由300pt)

安楽亭に行く日々

私はGoToEatキャンペーンのサイトが出揃った10月中旬頃、あることに気が付きました。トリキの錬金術がなくても、Yahoo!ロコで大きくお金を稼ぐことができる。しかも、Yahoo!ロコの対象店には安楽亭がある。よって、安楽亭には500円ランチがあるので、500円でGoToEat500ポイント+Yahoo!ロコ通常ポイント5pt+ハピタス経由300ptの805円相当分稼げる事実に気づいてしまいました。

よって、安楽亭に行く日々が始まりました。一番近い安楽亭は1人では使えないようにすぐ対策されたので、やや遠い7−8km離れた安楽亭まで自転車で通いました。遠いので平日に行く機会は限られましたが、何度も500円ランチを食べました。

そして、私は思いました。これって、飲食店を救う本来の目的に合っているのかと。

飲食店からすれば手数料を取られ客質も影響する

これに関しては私は利用者なので詳しくないが多くの記事があり、例えば上記記事の課題2のところに送客手数料についての記載がある。私みたいにYahoo!ロコで500円食うだけでも手数料は100円取られているのである。店側で最低料金を設けたり最低来店人数の設定を変えて対策は出来るが、1人でも受け入れる店も多かったのは確かである。

こういう私みたいなお得だからとりあえず行く人は後のキャンペーン終わった後の来客に繋がるかと言われれば微妙だと思う。私みたいな(あえて強調w)そういう人はお得にならなくなってからも継続して行くとは限らない。グルーポンのようなクーポン予約サイトがサイト閉鎖し撤退していったのもそんな理由があると思っている。

ポイントで救うべきは高額利用

私のような低額の利用では送客手数料分はかなりの割合になる。ホットペッパーグルメのような予約サイトだけが儲かるとよく指摘されているけど、ポイントサイト経由して予約する人が増えればその額も減る。

今回ポイント予約事業での目的は居酒屋ややや高級なレストランなど、客単価の高いところではなかったのかなと思っている。そう考えると最低会計金額を変える際に、昼1000円夜2000円で、最高でも50%還元で良かったのかなと思っている。

これは余談ですが、10月はじめにトリキの錬金術と騒いで毎日予約来店しまくった人達、ホットペッパーグルメはシステムの仕様上最初にポイントが返ってきたのは10月末だったので11月中旬終了ということを考えるとそこまで多くの回数ループできなかったんじゃないかなと思う。それはそれで本来したかった無限ループ予約とは異なりますし気分として損した気分になっていそう。

つまり客(最低会計金額足され大幅に期間短縮されつらい)、店(送客手数料取られ単価低い店ばかり行かれる)、予約サイト(ポイントサイト経由すれば利益減る)、どれを取っても幸せではないスキームでしたな。

追記:安楽亭無限ループの話書いてますが、このあたりの無限ループについての記事がYahoo!の記事で見かけたのは11月頭頃なのですよね。私は過去の知識からこの方法にたどり着いたのですが、そもそも国の政策がこういった細かい知識量で予約手法について影響してくる時点で微妙な政策であったことは確かです。(マイナポイント事業ですら理解できなくて有効活用出来ていない人多いと思っているので。。)予約すること自体が面倒で活用出来なかった人も多いと思います。

私はGoToEatポイントだけで20000pt近く還元されそうだけど、Go To Eatはプレミアム商品券事業だけで十分です。

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