2021衆議院選挙に向けてと注目選挙区

あくまで自分へのメモ用ですが大体公開できる文章が出来上がったので記事にします

今回の選挙どう投票すべきか?

以下も参照: 衆議院議員選挙のしくみ
衆議院選挙は小選挙区比例代表並立制であり、小選挙区は候補者名に入れ、比例票は党名に対して投票することが出来る(二票制)
参議院選挙とは違って、「党名」でしか入れられないことに注意
つまり、するべき行動は以下
* 小選挙区では各候補者の政策や人柄を見て判断し、比例では党の公約を見ての判断
* 議院内閣制においては一番獲得議席の多い政党が政権を担うことが多い(ただし、1993年の細川内閣の非自民非共産連立内閣のように例外あり)ので政権をどこに任せるべきかという観点からの投票判断
* 参議院選挙においては候補者、党公約だけで判断できるが、衆議院は”政権選択選挙”であることにも注目
自分はどういう体制を望んでいるかもポイントになる
* 今まで通り自公連立政権
* 立憲民主中心の政権(共産が閣外協力)
* その他(第3の選択肢) 維新など
過半数ラインも重要だが他にも重要なラインがある
参考: 安定多数 - Wikipedia
現在定数は465なので・・・
* 233議席・・・本会議でほぼ全ての法案を可決するのに必要な議席数 また、これより議席数が少ないと”少数与党”になるため、政権が不安定になる問題が発生する
* 244議席・・・全ての常任委員会で委員の半数を確保し、かつ各委員会で委員長を独占するのに必要な議席数(安定多数)
* 261議席・・・全ての常任委員会で委員の過半数を確保し、かつ各委員会で委員長を独占するのに必要な議席数(絶対安定多数)
* 310議席・・・憲法改正の発議、衆議院の優越(圧倒的多数)

公約一覧

自由民主党 https://jimin.jp-east-2.storage.api.nifcloud.com/pdf/pamphlet/20211011_pamphlet.pdf

公明党 https://www.komei.or.jp/special/shuin49/wp-content/uploads/manifesto2021.pdf

立憲民主党 https://change2021.cdp-japan.jp/

日本共産党 https://www.jcp.or.jp/web_policy/2021/10/2021-sosenkyo-pamphlet.pdf

日本維新の会 https://daikaikaku.o-ishin.jp/manifest/

国民民主党 https://new-kokumin.jp/policies

社民党 https://sdp.or.jp/pledge-2021/

れいわ新選組 https://reiwa-shinsengumi.com/policy/

注目選挙区など

289ある選挙区のうち気になる選挙区をピックアップ

東京8区 (杉並区の一部)

* もともと革新勢力(リベラル)が強い土地でありながらも野党がまとまらなかったゆえに石原伸晃氏(自民)が勝ち続けていた選挙区
* 今回れいわ新選組、共産の撤退で一本化されたゆえもしかしたら野党側の勝利がありえるのでは?(そうなる確率高いと思ってます)
* その場合石原伸晃氏は自民党の最小派閥石原派の長であることから派閥にも影響が出そう
* なお、石原伸晃氏の弟石原宏高氏が出馬する東京3区も激戦区

東京12区 (北区など)

* 公明、共産、維新の3つ巴で、公明の太田前代表が引退し、新人候補になったことから激戦が予想される
* 東京で共産や維新が小選挙区勝利する可能性もある

東京15区(江東区)

* 今回のカオス選挙区
* 現職秋元司氏は不祥事により自民から離党だが今回も出るつもり
* 直近の地方裁で実刑判決出ているため当選しても刑確定で失職する可能性あるんですが・・・(控訴し保釈受けているため立候補は可能)
* そして、新人の今村洋史氏と元は野党側だったが自民党入りしたい柿沢未途氏が元に無所属立候補し勝った方が自民公認になるという方式を行う
* もちろん直前で4区から移ってきた井戸まさえ氏(立憲)や、金澤ゆい氏(維新)が勝つ可能性もあります
* 他にも2名いるため全部で7名立候補(多い)

東京18区(武蔵野市、府中市、小金井市)

* 元々激戦区だが更なる激戦が予想される選挙区(土菅戦争と呼ばれていた)
* 菅直人元首相と土屋正忠氏が争っていたが土屋氏は前回で引退し、今回から元民主党→民進党→希望の党の長島昭久氏が自民党入りして21区から選挙区移動してきた。相手が変わったが菅直人元首相は前回に引き続き勝てるのか

静岡5区(三島市、富士市(旧富士川町域を除く)、御殿場市、裾野市など)

* 民主党政権時代に大臣経験ありながらも自民党会派入りした細野豪志氏が自身の政治生命をかけて無所属立候補する選挙区
* 前回も争った吉川赳氏(自民)と、立憲の新人小野のりかず氏なども立候補しているが果たして自民党会派入りした細野氏は勝てるのか?

愛知11区(豊田市の一部、みよし市)

* 激戦区というわけではないが特殊な選挙区
* 元々トヨタ労組の支援を受ける古本伸一郎氏が6回連続当選していたが、なんと今回不出馬
* トヨタ労連は国民民主や立憲民主を支持する連合とは離れ、自民党との連携を模索している結果(立憲の共産との共闘が影響している模様)
* 愛知県は労組の強さゆえに野党が強かったので、愛知県全体にこの衝撃が広がる可能性もありえる

長野3区(上田市、小諸市、佐久市など)

*  前回勝者の井出庸生氏が希望の党→国民民主には不参加→自民党入り
* 相手の新人神津健氏は長野県に大きな影響を残す羽田孜元首相のおいにあたる
* 前回勝った井出氏VS羽田家の争いになるため激戦が予想される

香川1区(高松市の一部、小豆郡、香川郡)

* 前回が一騎打ちで約2000票差の激戦区でありどちらも知名度がある
* 平井卓也(自民)・・・前デジタル大臣で恫喝報道NTT接待報道が報じられる
* 小川淳也(立憲)・・・映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」で特集される。今回香川1区は他に維新の候補が立ったことで立候補をやめさせるように迫ったと”平井氏の親族が経営する四国新聞”に報道される
香川1区で場外乱闘戦!「平井卓也vs小川淳也」の一騎打ちが維新候補擁立めぐりグチャグチャに(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース
要するに泥沼の激戦区という印象ですが、今回維新の候補が香川2区の国民民主党党首玉木雄一郎氏の元秘書の町川氏ゆえ小川氏に不利に働く印象の方が強いので平井氏の方が勝利の可能性高いかな

終わりに

私自身は無党派層だと思っていますし、どう投票するかはまだ考え中です。自分へのメモ書きのため逐次追記していきます

訂正(10/17):古本伸一郎氏の当選回数を誤っていたので修正しました(7→6)

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