メディア小噺#01: 検索の話

先日、ローカルメディアナイトというイベントをやりまして。

そっちの動きはそっちでまた次回を考えたいと思っています。

で、メディアの話ってどうしても広範に及ぶのであっちこっち話が飛びがち。それも面白いんですがまとめて整理するのも大変なんで、1回ワンテーマくらいで気がついたことを記録しとくのもいいかな、というシリーズです。

初回は、検索について。

「検索してみたけどわかりませんでした」っていうのを最近何度か聞きまして。

このテキストを見てるくらいの方々は「めでぃありてらしー」をお持ちだと思うので、何かわからないことがあったらヤホーでググったりしてると思います。

検索のおかげで、無数にある世の中の情報に触れられるようになったのは確かですが、検索そのものにリテラシーが求められるというか、「そんな検索の仕方じゃそりゃわかんないだろうよ」っていう場面、ありませんか。

「わからない(or調べたい)キーワードそのもの」 を検索ワードで入力してみて、検索結果の上位に求める情報がなかった=検索したけどわからなかった、って人は一定数います。

マイナス検索とかワイルドカードとか、filetype検索とかを知っとくのも大事だと思うんですが、いわゆる「検索のセンス」というのは「関連性を見出す力」みたいなものではないかと思うのですね。

あるお店Aについて調べたい、というとき、同名の有名店Bがノイズになって見つからない、という場合。

AとBは字面は同じなので、Bの立地を先に調べてその地名をマイナス検索にするとか、Aの立地がわかっていればその地名とAをAND検索にするとか、くらいは普通にやると思うんですが、その意味がピンとこない人が「検索したけど見つかりませんでした」とか言っちゃうわけです。

キーワード同士の関連性を見出し、どのワードとどのワードにどんな共通点(あるいは相違点)があるのか、自分が欲しい情報とキーワードの関連性からどの検索結果を開けばよいのか、みたいなことは、あまり誰も教えてくれないんですよね。

スキルとしては「編集」に近いはず。たとえば現代文の一単元くらいで、学校で教えてもいいんじゃないかな。欲しい情報にググってたどり着けるかどうか、って生きやすさに繋がると思うので。

知らないだけで、もしかして教えてるんですかね。

ググってみましょうか。


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