「外国人」

外大みたいな大学にいると比較的聞かなくて済む単語なのではないかと思います。もちろん、国籍の文脈で使われる場合には仕方ないところはありますが、「自分たち日本人とは違う外国人」という意味で使われる場合は好きになれません。「外人」はもう響きも含め嫌いです。
今自分は留学している身なので、あえてそのカテゴリーを用いるのであれば「外国人」です。特にミャンマーは、「自分たちミャンマー人」と「そうでない人々=外国人」という感覚がかなり強い国だと思います。それは憲法とかを見ててもよくわかります。とにかく純粋で混じり気のないミャンマー人であることを法のレベルでも重要視しているように思います。それもあって国籍を得ることが出来るか、出来ないかという問題、言ってしまえば難民の問題を抱えることが多い国だと言えます。
もちろん、普段生活していて誹謗中傷に当たるような外国人差別を受けたことはありません。ですが、日本と同じかそれ以上にミャンマーの言葉で「外国人」に当たる言葉を言われることが多いなと感じます。
事実、自分はミャンマーにおいて外国人です。ビルマ語は大して話せないし、顔付きも違うし、国籍も日本です。それでもやっぱり「外国人、外国人」と何度も言われるとあまりいい気はしない。ビルマ語上手くなって地方出身者くらいに勘違いされたいなっていう願望もあって悔しいのもあるけど、ただ何となく不快感がある。このリアルな感覚は日本に帰ってからも大事にしたいと思う。外国人差別はいけないと言うのは簡単だけど、ここらへんの感覚の部分は経験するかしないかでかなりチガウノデハないかと思う。

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