好きを貼り付ける月曜日

メッセージをこねくり回して、好きな人に好かれてるか考えてる。自分はこんなに好きなのに相手がそうでなかったら。私の価値観もアイデンティティもお気に入りの小指の爪も全部否定されて爪弾きにされた気分になる。周りはこんなにきらきらなのに、自分はその影でちっぽけになる。人基準だなとか思うけど。正直な気持ちだからしょうがない。彼に自分の一部を重ねちゃってんだもう。

彼が好き勝手にやって到底受け入れられないような吐瀉物みたいな言葉吐いてても。自分勝手にやってる君がやっぱり好きで。私に好かれるためになんか心無い言葉とか態度されても、気遣ってくれてありがとうしか出てこない。そんなのいらんと思ってしまう。だからちょっと好かん部分に口出しする気はあんまりない。奇想天外なハプニングを待ってるところもある。

とはいえ。こんな奴だったのかと君を反射的に拒絶してがっかりした瞬間、私は私の尺度で私の眼鏡で私の妄想で私に寄り添った君を創り上げていたのだと反省する。反省して。反省して。でも嫌いにはなれない。やっぱり大好きだ。また君の知らない一面を見つけた。と無邪気に喜んだりもしないけど。ただそんな大好きな君も私のこと大好きでいてくれないと嫌だ、せめて君だけは好きでいてくれるとうれしい。うん。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?