限界アラサーキャリア相談 002:もっと考えろ! と怒る上司との付き合い方
質問箱にいただいた質問の中で(あ~…これはわかる。わかるぜ…)となった質問をピックしお答えしていく限界アラサーのメンタルサポートwebサイト第2回目の記事です。今回の投稿はこちら。
わかる。わかります。
ところで、質問をくれたそこの優秀なあなた。転職に興味はありませんか。僕と一緒に働きませんか。いつでも待ってますのでDMください。
「もっとちゃんと考えて」は横着です
「ちゃんと考えて」というこの言葉。おそらくコンサルタントという肩書がついた仕事をしている人間の中で、僕ほど多くもらった人間はいないのでは?と思うくらい良くいわれました。過去形で書きましたが今ももらってます。3営業日に1回くらい。
一応役職がある人間なので、考えて、と言われたら考えるのが仕事な所もあり、僕は「すみませんねぇ」といってトボトボ引き下がるのですが、このフィードバック、部下に対してするのってすごくよくないと思うんですよね。
何故か。
そんなこと言われても次の行動に結びつかないじゃないですか。
「がんばれ」「もっと考えろ」
これ、どこまでいっても精神世界の話であって、そう言われたら言われた人はなんというか。おそらく以下です。
「はい。もっと頑張ります」「わかりました。もっと考えてきます」
すると次に何が起こるか。
一生懸命「がんばった」「考えた」答えを持って行って再度撃沈するわけです。「まだ足りない」そういわれて終わりです。
行動につながらないフィードバックは意味がないッス
行動に落ちないフィードバックは本当に時間の無駄です。例えば野球選手に監督が「お前今シーズン3割打ってこい」っていっても選手はどうすればいいのか混乱しちゃうわけです。
そうじゃなくて、「去年も3割打ててたんだから、ちゃんと打席にたて!そのために風邪をひかないように手洗うがいを毎日しろ!」といった方がベターじゃないですか。毎日の手洗いうがいは選手の努力次第ですし、鏡の前に手洗いうがい!と貼り紙つけるとか、工夫のしようもあるわけです。上司もやってダメだったら別のアドバイスがまたできるわけで。
結論、僕はあなたの上司のフィードバックがとてもよくないと、思っています。
なのでそんなに悩む必要はないと思います。
勇気をもって言いましょう。「具体的に、どのあたりが足りてないと思われますか?」と。
そして帰り際には「もっと考えます」とかではなく、「このあたり(こういうキーワードで調べて出てくる本とか)の資料を追加で読み込んで、こういうことが言えるんじゃないか?ってところを調べてきます」と、とにかく具体的な土俵に上司を連れていった方がお互いに無駄じゃないわけです。
とはいえ、角を立てたくない優しいあなたへ
上記のやり方は角がたつストロングスタイル。優秀なあなたはもう少しマイルドでピースなやり方はないのかと思っているはず。
そもそもなぜ、あなたがそんなに悩んでいるのかというと、きっと、自分なりに考えてきたことがあるのに、それを十分に認めてもらえてないからなんじゃないかと想像しています。
間違っていたら申し訳ないのですが、上司に考えた「結果」だけ伝えていませんか?
ちゃんと「どうしてそう考えたのか?」を説明していますか?
僕も結構やってしまうのですが、アンサー・ファーストだ!と言われすぎて育ったために、自分の考えの経過を示さずに結果だけ伝えてしまって相手を混乱させてしまうことが往々にしてあります。
相手の立場になりましょう。日々忙殺されている忙しい上司さんです。
結果だけ見せられて「???なにいってんだこいつ?」という表情になっていませんか?
もしなっていたら、「お忙しい所すみません、前回こういう話があったと思うのですが、ちょっと私なりに思う所がありまして、こうこう、こういう風な形・フレームで考えるとよいかなと思って作業してみました。結論、こういう結果になったのですが、少し細かいニュアンス含めて、特にここの部分をご確認いただきたいのですが…」という言い方をすると、もしかしたら、(おっ、こいつはちゃんとこいつなりに考えてきたのかな?)と思ってくれたりする、かも?