書き途中【超詳細】暗号通貨の確定申告 GMO,bitFlyer,zaif,bitbank,BitMEX,Binance,HuobiJapan

今年も確定申告の時期がやってきました。

仮想通貨の確定申告は、とんでもなく面倒で無駄な時間を浪費します。

所得税は廃止して相続税に一本化するべきです。


必ずはじめにお読みください

以下の全てにあらかじめご了承頂ける方のみ、ご覧頂けます。

●正確な情報は必ず税務署や税理士等にお問い合わせください。

●当記事は個人の見解に過ぎず、正確さを全く保障していません。

●税制、見解、システムなどの状況が、執筆時と変わっている可能性があります。

・当記事を利用して生じた、いかなる損害、不利益等に関しても一切責任を負いません。

・質問や相談には一切応じられません。

・当記事は書き途中です

・エクセルのバージョンが古いため、操作方法が異なる場合があります。

・超詳細な解説をしていますが、全てを網羅しているわけではなく、そのつもりもありません。

・自己流なので、効率が悪いかも知れませんし、間違っているかも知れません。

(間違いがあればツイッターやコメント欄に書いてください。記事修正のタイミングはいつになるか分かりません。)


0.ざっくり試算

何はともあれ、1年間で入出金に使用した各銀行の入出金をcsv等で集めてきましょう。

ダウンロードした銀行の入出金データをエクセルで合わせる。

取引所の法定通貨の入出金を取得する

(仮想通貨を含む)現在の取引所内の時価総額を取得する

(銀行入出金=取引所の法定通貨の入出金)+(仮想通貨を含む)現在の取引所内の時価総額≒プラスの場合は、大よその所得額

各銀行csvフォーマット

●住信SBIネット銀行

日付(20XX/X/X形式)、内容、出金、入金、残高、メモ

●ゆうちょ銀行

日付(20XXXXXX形式)、入出金明細ID、入金、出金、詳細1、詳細2、残高

●三井住友銀行

日付(HXX.X.X形式)、出金、入金、内容、残高

●楽天銀行

日付(20XXXXXX形式)、入出金(マイナス表示あり)、残高、内容


1.時系列レート取得

1.1 BTC/JPY現物レートの取得

円建ての取引(○○○/JPY)のみ方は、この段階は不要です。

1.レバレッジ取引の計算に移りましょう。

それ以外の方は、アルトコイン取引等の時価計算のため、

BTC/JPY現物の時系列レートを取得(ダウンロード)しておきましょう。

レート取得が可能なサイト例

●coincheck

https://coincheck.com/ja/exchange/closing_prices

●CoinGecko

https://www.coingecko.com/ja

●Investing.com

https://jp.investing.com/crypto/bitcoin/btc-jpy-historical-data

●CryptoCompare

https://www.cryptocompare.com/coins/btc/charts/JPY

※レート取得に関する注意

例の様に同じ取引所・同じ銘柄であってもレートの取得元によって、値が異なる場合があります。

恐らく、データの取得時間が異なるのでしょう。

1年を通して同じ取得元を参照しましょう。

例1:2018年3月10日 bitFlyer BTC/JPY終値
Cryptowatch(公式チャート日足):945,000
LightChart (公式チャート日足):950,006
Investing.com:950,000
CryptoCompare:950,000

例2:2018年5月24日 Quoine BTC/JPY終値

公式チャート日足:829,096.03
Investing.com:831,700
CryptoCompare:832,503.9

1.2 Q&Aコーナー(うつりぎの見解)

Q1. 日単位のレートでいいの?

A1. 過去1年のレートを日より小さい単位でダウンロードできるところは恐らくありません。

これはやむを得ません。本当に厳密に計算しようとすれば、秒単位で1年分のレートが必要です。

現実問題として照らし合わせも不可能でしょうし、そうする意味も乏しいです。

税務署でさえその様なレートを準備・計算できるとは思えません。


Q2. どこの取引所レートでもいいの?

A2. どこの取引所のレートが正しいということはありません。

ただし、極端に出来高が少ない取引所は避けた方が無難でしょう。

また、bitFlyerのBTC-FXなど「現物と区別されたレバレッジ商品」は

現物ではありませんので、これは使わないようにしましょう。

1年を通して同じ取引所のレートである方が良いと思われます。


Q3. 終値と始値どっちを使うべき?

A3. A1で述べたように、厳密な計算は不可能ですので、途中で変わらなければ、どちらでも良いと思います。

または平均レート等でも良いと思います。ちなみに私は終値派です。


Q4. 終値や始値で計算すると、実際の損益と異なるのでは?

A4. bitFlyerなど一部の取引所では、アルトコインの売買時に対円レートも記録してくれている場合があります。

それ以外の取引所では、A1で述べたように現実的には諦めるしかなさそうです。

取引件数が少なければ、その都度レートを記録するのもありかもしれません。

しかし最終的には、例のように全て円転すると損益は同じになります。


例1:アルトコインを購入時のBTC/JPYレートが、終値よりも高かった場合

①50万円で1BTCを購入

②1BTCで10000XRPを購入(この瞬間のBTC/JPYレート:60万円)

この日のBTC/JPY終値が55万円

③10000XRPを80万円で売却


●例1の厳密な損益計算(現実的には難しい)

BTCの損益:60-50=+10万円

XRPの損益:80-60=+20万円


●例1の確定申告時に想定される計算

BTCの損益:55-50=+5万円

XRPの損益:80-55=+25万円


②の段階で年を越した場合、XRPの損益は発生しませんので、その年の損益は5万円異なります。

③の段階では一致しますので、諦めましょう。


2.レバレッジ取引の計算

レバレッジ取引は取引所の外に出せない(送金できない)ので、現物取引よりも計算が簡単です。

取引所毎に所得額が決定され、未決済のポジションは計算に含めません。

2.1 GMOコインの計算

2.1.1 GMOコインの年越し前試算

2.2 bitFlyer Lightning BTC-FXとFuturesの計算





2.2.2 年間取引報告書が正しいか確認

①左上の三をクリックして、「お取引レポート」を選択する。

②「Lightningでの全履歴」をダウンロードする。

期間指定の方が簡単かも知れません。でも正直よく分からないからパス(笑)

ただし、先物してる人はバラけてるのでめんどくさいと思う。

●ワンポイントアドバイス

「bitFlyerでのすべての取引履歴」は「すべて」と書いてあるが、充当やFXは含まれていません。これらはbitFlyerでの取引ではないらしい(笑)

2.2.2 エクセルで集計

①ダウンロードした「Lightningでの全履歴」をコピーしてエクセルで開きます。(元データは残しておきます)

「Lightningでの全履歴」の中身

_ファイル名:Lightning_TradeHistory_ダウンロード日付.xls

__タブ1:Parent Orders 1(Stopなどの注文を含む注文の様です。)

___内容:日時、注文 ID、ペア、売・買、注文数量、取引済数量、価格、注文タイプ、ステータス

__タブ2:Child Orders 1(通常の注文の様です。)

___内容:日時、注文 ID、ペア、売・買、注文数量、取引済数量、価格、注文タイプ、ステータス

__タブ3:Executions 1(約定履歴の様です。確定申告に使うのは恐らくこのシート。)

___内容:日時、注文 ID、取引ID、ペア、売・買、注文数量、手数料、価格、ステータス

※ごく稀に同時刻の注文で「Parent Orders 1」と「Child Orders 1」で順番が逆になる場合があるようです。1万件超の取引で1件ありました。

②Executions 1以外のタブは使わないので、間違わないように削除

③フィルタをかけて、今年以外の取引行を全て削除

●ワンポイントアドバイス

為替FXではニューヨーククローズまでを1日とする場合が多いですが、

BTC-FXの場合は、00 時 00 分 00 秒に前日分のスワップポイントが確定されることから、

20XX年 12月 31日 23 時 59 分 59秒までを年内とすべきでしょう。

④FX_BTC_JPY以外のペアを抽出

⑤抽出した行を選択(Alt+;を押す)して、削除

⑥(見やすさのため、)ウィンドウ枠をB2で固定する。(省略可)

⑦(計算式スペース用に、)フィルタより上の部分に行を5行程度挿入する(省略可)

⑧(挿入したところに、)集計の⑨以降の計算式をいれる

⑨売りを買いの数量を集計する

●数式サンプル(F6より下の行(50000まで)を集計の場合)

=SUMIFS($F$6:$F$50000,$E$6:$E$50000,"売り",$D$6:$D$50000,"FX_BTC_JPY")

=SUMIFS($F$6:$F$50000,$E$6:$E$50000,"買い",$D$6:$D$50000,"FX_BTC_JPY")

⑩年末持越ポジションを集計する

購入数量-売却数量+年初持越数量(売却はマイナス) が年末持越ポジションになります。(マイナスは売り越し)

●ワンポイントアドバイス

年初持越数量は、去年の確定申告時に計算されているはずです。

⑪取引ごとの購入金額と売却金額を計算する(年末持ち越し分を除く)

●数式サンプル(F7より下の行を集計の場合)

最終行までオートフィルします。年末持ち越し分の行は含まないように注意してください。

=IF(E7="買い",F7*H7,0)

=IF(E7="売り",F7*H7,0)

●ワンポイントアドバイス

持ち越しがある場合は来年の為に、持ち越し金額も別の列で計算しておきましょう

⑫購入金額と売却金額をそれぞれ集計する(年末持ち越し分を除く)

⑬(売却金額+年初売越金額)-(購入金額+年初買越金額)が今年分の損益になります


2.2.3 エクセルでFuturesの集計

省略


2.3 Liquid(旧:QUOINEX)の計算

省略

取引残高報告書(月次)は日本時間。取引レポートはUTCのようです。

●修正済み不具合

取引履歴>レポート概要>「取引レポートをメールで送信」
から取引履歴の取得は指定期間が長いとメールが送信されないようでした。

現在は不具合は解消されている模様。


2.4 Zaifの信用取引計算

2.4.1 Zaifの信用取引履歴のダウンロード

Zaifの信用取引の履歴は、右上のアカウント>各種サービス>取引履歴CSV

を開いて、「他の年を選択」から対象年を指定してダウンロードします。

以下の様に、信用取引取引が年内にある場合だけ表示され、無い年は表示されないようです。


3.現物取引の計算

3.1 コインチェック現物取引の計算

コインチェックは年次報告書は発行されないので、取引履歴から計算する必要があります。


上のタブを切り替えると取引履歴ページがあるので、そこからダウンロードしましょう。



3.2 bitFlyer現物取引の計算

3.2.1 時系列データの収集

①左上の三をクリックして、「お取引レポート」を選択する。

②「bitFlyerでのすべての取引履歴」をダウンロードする。

「Lightningでの全履歴」(Lightning_TradeHistory)でも、同様に現物取引は記録されています。

しかし、BCHなどの取引がある場合に対円レートが表示されないのでお勧めしません。

bitFlyerでのすべての取引履歴

「すべて」と書いてあるが、充当やFXは入ってない。これらはbitFlyerでの取引ではないらしい(笑)

_ファイル名:TradeHistory_ダウンロード日付.xls

__タブ1:Sheet1

___内容:取引日時、通貨、取引種別、取引価格、通貨1、通貨1数量、手数料、通貨1の対円レート、通貨2、通貨2数量、注文 ID、備考


3.3 HuobiJapan現物取引の計算

3.3.1 時系列データの収集

Huobi Japanの履歴出力は、 使いにくさ抜群のストレス仕様。 1ヵ月毎しか出力できない。 1つの書類につき最低でも12回出力しないと 1年分の確認ができない。

しかも暗号資産は入出金履歴なのに、 日本円は出金履歴と入金履歴に分かれたりして、 全部で9種類の書類があるので最大108回も出力しないと 全部の書類を確認できない。 連続して出力する時は、間隔をあけないと、 アクセスが集中しています。 と出て出力できない もう使いにくさ役満

他のファイルは、 「仮想通貨の入出金履歴-202001」の様なファイル名なのに、

取引報告書などはファイル名が全部同じで「取引報告書」などなので、

12ヶ月分ダウンロードすると、とても分かりにくい。 リネームも面倒。









4.仮想通貨建てのレバレッジ取引の計算

4.5 BitMEXの計算(現物の計算を含む)

4.5.1 時系列データの収集

時系列データですが、1度に100件までしかダウンロード出来ないようです。


①アカウント>ウォレット>残高を開く

②「CSV形式で保存」を押して、ダウンロード

③次のページがあれば、次のページをクリックして②に戻る

ファイル名

Wallet History ダウンロードの1ヶ月前の日付.csv

なぜか日付が一ヶ月前になっています。


4.5.2 CSVデータをまとめる

100件を超えていた場合は、CSVデータを1つにまとめましょう。

100件以下の場合は不要ですので、1.4.3に進んでください。

●ワンポイントアドバイス

手動では面倒な場合、コマンドプロンプトで自動で結合する方法があります。フリーソフトもあるようです。

詳しいことは「csv 結合」などで検索するとたくさん出てきます。


4.5.3 損益計算の解釈

エクセルのでの計算に入る前に、BitMEXの損益の考え方を把握しておきましょう。

以下は私の解釈ですが、正確な取り扱いは税理士等にお問い合わせください。

BitMEXはBTC建てですので、ポジションの決済時には

以下の図のようにレバレッジ取引と現物取引が同時に行われます。

4.5.3 エクセルで集計


Wallet History ダウンロードの1ヶ月前の日付.csvの中身

・transactTime:「時間」

・transactType:「タイプ」

・amount:「金額」

・fee:「手数料」

・address:「住所」

・transactStatus:「ステータス」

・walletBalance:「ウォレット残高」


例えば、2019年1月1日 21:00:0のRealisedPNL(実現損益)は、

2018年12月31日 21:00:0(21時を含む)~2019年1月1日 21:00:0(21時を含まない)になっています。たぶん。

そのため、年末年始に取引をした場合は、取引履歴から計算する必要があります。



RealisedPNLの時間が21:00で表示されていれば、日本時間の表示になっています。

●ワンポイントアドバイス

12:00の表示になっている場合は、協定世界時になっていますので注意してください。日本との時差は9時間です。




5.その他の取引の計算

5.1 出金手数料の計算

5.1.1 円出金手数料の収集

5.1.2 暗号通貨出金手数料の収集


5.2 ボーナス等の計算

ログインボーナス等は一時所得とするのが妥当だと思いますが、

正確な取り扱いは税理士等にお問い合わせください。


一時所得の場合、時価で一時所得を計算し同時に、

売却時は別の所得になるので、時価で原価に組み入れます。


5.2.1 bitFlyerのボーナス履歴収集

ログインボーナスはすべてのお取引(TradeHistory)に記載されています。


旧ログインボーナス詳細ページ(恐らく2020年6月末に終了ではないかと推測しています。)

https://bitflyer.com/cam/reward-2016/ja/

新ログインボーナス詳細ページ(2020 年 7 月 1 日(水)午前 00 時 00 分~)

https://bitflyer.com/ja-jp/cam/login-bonus-program/











書き途中

①アカウント>履歴>取引履歴を開く

②「CSV形式で保存」を押して、ダウンロードしましょう。

③次のページがあれば、次のページをクリックして②に戻る

どうやら、1ヵ月程度しか保存されていないようです。

ファイル名

Trade History ダウンロードの1ヶ月前の日付.csv

なぜか日付が一ヶ月前になっています。



「Trade History ダウンロードの1ヶ月前の日付.csv」の中身

・transactTime:「時間」

・symbol:「記号」

・execType:「執行タイプ」

・side:「サイド」 売りか買いか

・lastQty:「執行数量」

・lastPx:「執行価格」

・execCost:「値」単位はSatoshi(0.00000001 BTC=1 Satoshi)

・commission:「報酬率」

・execComm:「支払報酬」単位はSatoshi(0.00000001 BTC=1 Satoshi)

・ordType:「注文タイプ」

・orderQty:「注文数量」

・leavesQty:「残数量」

・price:「注文価格」

・text:「文章」

・orderID:「注文ID」






bitFlyerでのすべての取引履歴

現物取引しか無いので

証拠金の履歴

_ファイル名:CollateralHistory_ダウンロード日付.xls

__タブ1:Sheet1

___内容:日時、操作、ペア、通貨等、変動量、取引損益、手数料、スワップポイント、残高






ご注意

※執筆時現在の情報を元にしていますが、気分次第で加筆や修正もします。
※統計データや客観的な評価に基づくものではなく、正確さも保証していません。
※正確な情報は必ず、税務署や税理士にお問い合わせください。
※最新の正確な情報は業者のサイト等で直接確認の上、取引等を行う場合にも自己責任で行ってください。
※仮想通貨取引は大きなリスクを伴います。
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記事更新履歴

・2018年09月20日 とりあえず記事公開

・2018年09月か10月位 GMOコイン等を追加

・2018年10月21日 bitFlyer Lightning BTC-FXとFuturesの計算を書きはじめ

・2018年10月29日 bitFlyer Lightning BTC-FXの計算を加筆

・2018年11月19日 bitFlyer Lightning BTC-FXの計算を加筆

・2018年11月29日 BitMEXの計算を書きはじめ

・2018年11月30日 BitMEXの計算を加筆

・2018年12月01日 0.時系列レート取得を追加

・2018年12月05日 Liquidを書き始め

・2018年12月08日 ざっくり試算を書き始め

・2019年1月24日 zaifの計算を書きはじめ、全体的な修正

・2019年1月25日 全体的な修正

・2019年01月31日 bitFlyer現物取引を書き始め

・2019年03月14日 記事の一部を訂正

・2021年02月21日 Huobi Japan現物取引を書き始め

・2021年02月28日 bitFlyerのログインボーナスを追加

・2021年03月01日 コインチェックを追加


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