レバレッジ規制への見解 取引所FXと店頭FX

はじめに

当記事は「レバレッジ規制に反対(条件付き賛成)」である私個人の見解です。

「レバレッジ規制に賛成」の記事があれば、そちらも合わせてご覧になる事をお勧めします。

また、私自身もFXが好きで口座も開設しているので、利害関係があります。

レバレッジ規制反対の理由

これまで最大レバレッジは50倍、25倍と規制が強化されてきましたが、
これ以上過度に規制を強めると日本のFX業者や顧客の競争力
を弱めると同時に、一部顧客が海外へ流出することも懸念されます。

最大レバレッジの縮小(規制)は、必要証拠金の増加と同義です。
必要証拠金が増加すると、余力が減りロスカットラインが近づくため、
ロスカットを誘発しやすくなります。これは、顧客への不利益や
市場へ不安定さをもたらす可能性があります。

さらに、拘束される資金が増える事によって資金効率が低下し、
顧客の資産形成等を阻害する要因にもなりえます。

レバレッジ規制の妥協案

経験の浅い顧客ほどリスク管理が甘く、長く経験を積んだ顧客ほど、
リスク管理が徹底されていると考えています。
したがって、もし更なるレバレッジ規制をする場合には、
経験年数を考慮すべきだと思います。

例えば、
投資歴3年未満の顧客に対しては最大レバレッジ10倍
投資歴3年以上の顧客に対しては最大レバレッジ15倍
投資歴5年以上の顧客に対しては最大レバレッジ25倍
投資歴10年以上の顧客に対しては最大レバレッジ50倍

の様に段階的に最大レバレッジを解放すれば、
未収金発生等のリスクは大幅に軽減されるのではないでしょうか。

取引所FXと店頭FX

取引所FXは店頭FXよりも、透明性が高いことは確かです。
にもかかわらず、ほとんどの顧客が店頭FXが選ぶ理由は、
スリッページ等を考慮してもなお、
スプレッド等の取引コストに圧倒的な差があるからです。

もし規制によって、取引コストの高い取引所FXを選ばざるを得ない状況に
追いやられるとすれば、これは顧客の不利益と取引所FXの不当な利益に他なりません。
しかし、もし取引所FXで店頭FXと同様の取引コストを
永続的に実現できるとすれば、店頭FXにこだわる必要はありません。

また、店頭FXであっても、流動性を供給することによって、
市場の安定化に貢献している側面もあります。

ご注意

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