ゴリラが(勝手に)語る「世界の卓球の変遷(チキータ)」

①初めに
本来なら「関東学生リーグ3部の変遷」について、チキータという視点から勝手に語る予定でした。ですが、僕の持てる最古のリーグ戦の動画は2015年のもので、その頃にはかなりチキータというのは使われてしまっているんですね。そこで、チキータが一気に普及したと言われる2011年以前の動画が得られるまではちょっとおいておきたいと思います。
で、今回は世界の卓球の変遷について見てみたいと思います。当たり前ですが世界の卓球の潮流は、少なからず3部に影響を与えているだろうと言えるからです。世界から3部へ、考察の視点を移していくことを目指します。

②2011年以前の世界卓球決勝
今回は、前述の通りチキータという視点から世界卓球決勝戦を見てみたいと思います。前提として、チキータは2011年の世界卓球決勝で使われるようになってから一気に流行って来たと言われています。本当なのでしょうか。
2007年の世界卓球決勝、ワンリキンVSマリンを見てみましょう。両者が繰り出したチキータの本数は合計で約5本。7本くらいかと思います(数えてる途中で忘れました、ゴリラなので…すみません)。チキータがされないのでサーブもほぼ全てバックミドル前の短いサーブ。そこから相手がフォアで触ってラリーがスタートする形が90%以上を占めています。もう少し真面目に卓球してほしいとすら思うほど駆け引きの少なさを感じてしまいます。これが「卓球の極み」なのでしょう。
2009年の世界卓球決勝、ワンハオVSワンリキンの展開もも似たようなものです。その中で、ワンハオの多用する巻き込みサーブがストップできず、先手を取られ続けたワンリキンがストレートで勝利しています。オールフォアでストップを狙い続ける戦術をメタった、「巻き込みサーブの多様」と言う新時代を感じますね。チキータに関しては、ワンハオが数本打っていた程度です。チキータを打て!打つんだ!

③2011年の世界卓球決勝
さて、問題の2011年世界卓球決勝がやってきました。ワンハオVSチャンジーカです。これまでとは打って変わって、チャンジーカに関してはチキータをしていないときの方が少ないくらいですね。サーブも、バックミドルへのサーブはほとんどなくなり、YGや巻き込みをフォア前に出してそこから展開しています。チキータ対策ですね。チャンジーカは体感7割くらいチキータしてますが。

④それ以降の世界卓球決勝
2013年世界卓球決勝は同じカードなのでだいたい一緒なのですが…世界卓球三連覇を成し遂げた史上初の人物であるマロンはチキータをそこまで使いません。チキータを多用するファンジェンドンとの世界卓球2017決勝を見てみましょう。こいつ全然…全然チキータしないじゃん…ダイジェスト版なので全部じゃないけど…全然じゃん…。全部ストップして相手の仕掛けがフォアに来たらカウンター、バックに来たらブロックって感じですね…。よく分からん。そして相手のチキータはカウンターですね…。バグってやがる…。

⑤まとめ
2011年以前は本当にチキータがなく、2011年で一気にチキータが流行しましたが、2017年にはもうカウンターされる時代がきているってことなんですね。世界卓球決勝という切り口だけでみても結構違うんだなあと思います。もちろん、もっと様々な切り口があり、もっと様々な進化を遂げているのだとは思います。皆さんの意見を聞きたいなあと思います。見てくれた方、ありがとうございました。もっといい文章をかけるようにしたいです。