【ゴリラが(勝手に)語る「関東学生リーグ3部卓球のトレンド」 関東学生リーグ3部で勝てる卓球選手とは】

こんにちは。ゴリラです。暇なのと同期がやって居るのとで、ノートを書こうと思います。

何について書こうかな〜と思ったところ、rallysさんという卓球メディアが、元日本代表の坂本竜介氏にインタビューをしている記事を発見しました。その名も、【坂本竜介に聞く「現代卓球のトレンド」 5年後伸びる日本選手とは】。僕は発想力に乏しい(ゴリラなので)ので、乗っかろうと考え本ノートを書くに至った次第です。

本ノートでは、(一応)関東学生リーグ3部に所属し(一応)試合に出させて頂いた僕が、勝ち星を挙げている先輩や後輩の卓球について言及しながら、関東学生リーグ3部の卓球について考察しています。正直僕は競技レベルは低いです。しかし、「考える」のは好きなので多少なりとも卓球に考えてきました。できうる限りわかりやすく僕の考えを言語化し、皆さんの思考になんらかの影響を与えられたらと思っています。なお、僕の考えが正しいわけでは無く、このノートを機に僕もみなさんから意見をもらって考えをブラッシュアップして行きたいなあなどと考えています。意見等、何かあれば是非お教えください。

①では早速、どのような選手が勝てるのかを考えて行きましょう…と言いたいところですが、その前に関東学生リーグという試合そのものについて考えたいと思います。卓球はメンタルが非常に重要と言われます。この試合の位置づけによって、そこで戦う選手のメンタルに違いが出て来るのは当然でしょう。

結論から言うと関東学生リーグは、関東の大学生に取って最も重要な試合です。この理由は良くわかりません。僕は結果が来季に持ち越されるから(例えば、2部に昇格すれば来季は2部でプレーできる)だと考えています。

重要な試合ということは、選手は緊張するということ。人によりますが、とんでもないことが起こります。僕は最初出た時、試合前のフォア打ちが一本も入らないまま試合をすることになりました。キツすぎる。ここまででは無いにしろ、どんな強い選手でもプレーのクオリティはガタ落ちします。それはもう、とんでもなくガタ落ちします。サーブは入らず、レシーブも入らず、ドライブも入らず、ブロックも入りません。すごい事になります。関東学生リーグというのはそういう試合なのですね。

②では、本題である「どういう選手が勝てるのか」について考えたいと思います。①での結論、「関東学生リーグは緊張する」ということを前提に考えると、「緊張に強い選手」になります。(あり得ないですが)練習でのプレーを全て出すことができれば、かなり大きな実力差をひっくり返すことはできると思います。こうなると「いや、じゃあどうやってメンタル強くすんだよ!!おい!!」という批判があるでしょう。手っ取り早い方法は、「いっぱいリーグに出て、慣れる」というものです。人間の適応力は凄まじく、どんな緊張でも、悲しみでも、喜びでも、慣れてしまうものなのです。慣れましょう。傾向として、年次が進むほど練習に近いクオリティの卓球をできる選手が多いと思います。それは、慣れていくからなのでは無いでしょうか。

また、特殊なマインドセットを持っている人は強い傾向にあります。先輩でも後輩でも、「なんか行けると思ってるわ〜」と言っていた選手は強いです。こう言ったメンタルの形成には幼少期の経験が非常に重要なので、大学に入ってこのメンタルを手に入れるのは無理です。

最後に、重要なことがあります。それは、メンタルを変えるのは練習だということです。何を偉そうに…と思われるでしょう。ごめんなさい。ですが、「練習で100%入ると自信を持って言える技術」であれば、どんなに緊張した試合でもある程度使えると言えるのでは無いでしょうか。そして、そう言った技術が複数あれば、戦えるのでは無いでしょうか。そして、そう言った技術を手にするのが、練習の意義なのでは無いでしょうか。

③ では、一体「何を」「どのように」練習すれば良いのでしょうか。ここで、僕が見てきた先輩の卓球や後輩の卓球に対する考察が生きてきます。

「何を」についてですが、A「サーブ」→「3球目」→「連打」とB「レシーブ」→「ブロック」です。理由は簡単で、①で言ったように全員以上に緊張しているので、ラリーが続かない傾向にあるからです。

Aについて考えます。卓球においてレシーブは最も難しいと言われることも多く、正直リーグという緊張した場面で良いレシーブが帰って来ることはごく稀です。「出て来るストップ」「甘いツッツキ」の割合が多いです。ブロックも難しく、甘くなることが多いです。ならば、サーブ、3球目、(甘いボールに対する)連打を練習すれば良いと言えるでしょう。これらの成功率を100%に近づける努力をする、これが手っ取り早く勝利に近く方法と言えるでしょう。

「どのように」という点についてですが、サーブの強化方法は、回転をいっぱいかけられる様にする、低くする、速くする、など様々なものがあるでしょう。サービス練習は重要ということですね。3球目については、ツッツキを打てるようにする、払いを打てるようにする、などがあるでしょう。これらについて、威力を保ちながら成功率が100%なら、勝ちが近づくのでは無いでしょうか。

先輩や後輩を見ていても、ここの精度が高い選手は強いな、というのがあります。派手なサーブを持っている選手や、堅実に低くコントロールされたサーブから3球目がうまい選手は強いですね。あと、フォアで行く選手の方がまだ多い印象です。バックで仕掛けていく選手も昔よりは増えたなあとは思いますが。

また、近年カウンターやブロックがボール変更に伴い簡単になって来たということで、連打の重要性も上がって来ていると思います。簡単に一発では決まらなくなって来ているんですね。やる事が増えたのはしんどい事ですが。

では、Bについて考察します。前述の通り、レシーブは卓球において最も難しい技術と言われることも多いです。サーブは選手によって三者三様、違うからでしょう。ではどうすれば良いのか。正直僕も良い答えは見つかっていません(どなたか教えてください)が、手っ取り早いのは台から出て来るサーブを全部打てる様にすることなのでは無いでしょうか。台から出て来る=強く振れるので回転を上書き出来、台上で低いストップを決める等繊細さが必要となる技術より簡単に決められると言えます。また、リーグでは緊張しているのでサーブが出て来ることも多いです。ここをしっかり攻められる選手は強いです。

また、相手もAで考えたことと同様のことを考えて来ると仮定するなら、レシーブについてはある程度諦めて、ブロックを練習するのも重要だと言えるでしょう。

先輩後輩の例について考えても、レシーブについてはかなり人によるかなという感じです。チキータがうまい選手、ツッツキがうまい選手、台から出てきたサーブを打つのがうまい選手、様々な選手がいます。3部トップの強い選手は回転の上書きということでチキータを使うことが本当に多いなという印象を受けますが。ここは近年変わって来たところで、昔はもう少しチキータされなかった気がします。

得意なレシーブを極めてそのレシーブができるタイミングが来たら必ず(100%)仕留める、一本ツッツキを送ってブロックを練習する(100%)、というのが考えられるでしょう。

④ つまり、勝てる選手とは、A緊張に生来強いor緊張に慣れている+Bサーブ3球目連打の精度が高い+Cレシーブ、ブロックの精度が高い ということになると言えます。悲しいことに当たり前の結論にたどり着いてしまいました。「生きていくには呼吸が必要です!なぜなら生きている人は全て呼吸しているからです!」って感じですね。

正直、書いたことを僕が完璧にできているのか、と言われたら謝罪するしか無いです。ですが、改めて確認できたことは良かったと思います。意見や考えがあれば僕までお願いします。

次何か書くことがあれば(誰もお前の投稿を必要としてねえよと言われたら謝罪するしか無いですが)、プラボール時代とセルボール時代の3部卓球の違いについて考えたいなあと思います。