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初代αの再来!ソニーの新型機α7Cからフルサイズαの歴史を振り返る!


カメラマンVtuber御影ウツリ FLOMYからデビュー!
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メルマガ登録ありがとうございます!
Vtuberプロジェクト、FLOMYよりデビューさせて頂きました御影(みかげ)ウツリです
普段は広告写真のカメラマンをしており、料理や商品、モデル、建物なんでも撮っています
そして! ・・・そう、「なんでも」撮っていますゆえ・・・


AV(アダルトビデオ)のスチールカメラマンもしています!
※スチール=動画ではなく静止画・写真


あ、このnoteは全年齢対象、イヤンな話は出てきませんのでご安心を。
というかそもそも守秘義務だらけ!(笑)

現役商業カメラマンVtuber御影ウツリが、最速で写真が楽しく上手くなるコンテンツを発信していきますのでお見逃しなく!!




今週の補足動画

Youtube始動後、毎週アップした動画をさらに深く掘り下げる限定公開の補足動画を配信します



α7C登場!新型機のコンセプトから見るソニーの狙いとは

今週9月15日、Sonyから新しいフルサイズミラーレス機α7Cが発表されました



一桁αといえば、デジタル時代の昨今はフルサイズのミラーレス一眼のラインを指す名前で、
・ベーシックラインのα7
・高感度で動画志向のα7S
・高画素のα7R
とそれぞれが役割を分担した共通シリーズとして展開し、今ではα7RIVやα9IIなど第4世代にまでブラッシュアップを繰り返されているシリーズです。

今回新しく加わったα7CはCompactなフルサイズミラーレスという位置づけで、一見新しいコンセプトで出てきたカメラに見えますが、よくよく見てみるとSonyのカメラ史において一つの転換点ととらえることもできそうな興味深いカメラなのです。


ミラーレス機として初代α7が登場したのは7年前、 2013年のことです。
当時は今と違いまだまだ一眼レフ機が主流で、ミラーレスはAPS-C以下の小さいセンサーサイズの入門機で採用されるばかりでした。
そんな中、世界初の「フルサイズ」ミラーレス一眼として登場したのが初代α7でした。

フルサイズセンサーは画質面でもボケ方などの表現面でもAPS-Cなどの小型センサーより優位であり、フィルム時代から共通のサイズということもありプロの現場においてもフルサイズ以上のセンサーサイズを持つカメラが使用されていました。当然カメラ自体の価格も高くボディだけで20万超えは当たり前の状態。しかもボディは大きく重く、気軽な大衆機として普及できてはいない状況。

そこに10万円台前半という低価格で、コンパクトなミラーレスボディにフルサイズセンサー搭載で登場した初代α7はまさに新時代の扉を開け放った歴史的カメラといっても過言ではないでしょう。

............「コンパクト」な「フルサイズ」ミラーレス。

どこかで聞き覚えがありますね。そう、α7Cのコンセプトそのもの。
今回発表された最新機α7Cですが、既に同じコンセプトのカメラが同社同シリーズに存在していたのです。

じゃあα7Cは初代α7の後継機なのかというと、まぁ技術的にはそうなるんですが生まれた経緯は結構違ったりします。

ミラーレスカメラの大きな恩恵は小型化できることにあります。
一眼で、レンズから入ってセンサーに向かう光を遮ってファインダーに反射させるために必須だった斜め45度のミラーをミラー「レス」化することで大幅な小型化軽量化が実現でき、普段の持ち運びや取り回しへの恩恵をアピールしていました。

フルサイズとしてプロユースに耐えるものにするには物足りないAF(オートフォーカス)性能やSDカードスロットの少なさなど、価格やサイズを上げて対応しなければいけない問題が山積みでしたがそれらを見送り初心者~アマチュア層の使い勝手を優先した形で初代α7はロールアウトしました。


実際、他にもフルサイズ用レンズをつけるには心もとないアダプター強度であったり、グリップのホールド性の悪さなどその時点ではハイアマチュア~プロユースは想定していなかったものと思われます。

ですが蓋を開けてみると、高感度のSや高解像度のRなど得意分野一つに明確に特化してターゲットを分けた戦略が当たり、そこから電子ビューファインダーの可能性(撮影する前から出来上がりの明るさや色味などが反映されて確認できるなど)に気付いたユーザーも多く、プロユースを期待されたソニーのフルサイズミラーレスは軽量コンパクトを捨て高機能で業界に殴りこむハイアマチュア~プロ志向へと転身?することになったのです。
(もしかしたら最初から計画通りだったのかも?)

第二世代になり大型レンズの装着も考慮したグリップの大型化にボディ内手振れ補正の追加
第三世代でSDカードのダブルスロット化、AF性能の大幅向上
第四世代ではUIの刷新にAF性能のさらなる向上、モデルごとの特徴をさらに伸ばす大きな進化を果たし、
もはや最低限の体裁を保つだけになったミラーレスの「コンパクト」要素をしっかりと中心に据えて「元祖ソニーのフルサイズα」に立ち返ったのが今回のα7C、と言えると思います。
(コンセプトをシリーズとしてラインナップに加えちゃえば方向性もブレないしw)


さてここから、手元に無いので軽くですがα7Cの所見を語っていきます。
まず最初に、α7C.......

御影ウツリは買いま・・・せん!!!

APS-Cサイズセンサーのα6000番台ミラーレスとほぼ同じサイズに仕上げたコンパクトさには驚きました。
ボディ上のダイヤル部分を一段下げてツライチにするコンパクトぶりはスッキリとして気持ちがいい!
フルサイズミラーレス初の、ホントに「ポケットに入る」ミラーレスです。

と言ってもレンズがつくので少し凸型にボッコリしますが、新レンズも軽量コンパクトなので謳い文句通りの機動力ある高画質撮影が楽しめると思います。
レンズ単品では来年発売とのことですが、ボディとレンズのセットは初めから発売されます。

AFの性能を始めソフト面も高性能にまとまっており、動物瞳AFにも対応。
サイレント撮影でも秒間10コマの連写が効くなど申し分ありません。
実は初代α7よりわずかに「重い」本機ですが、それ以上に使いやすく懐深くまとまっています。

しかし・・・

コンセプトがコンセプトなので仕方が無いのですが

・SDカードスロットがシングルに減少
・初代α7のような、もちにくそうなグリップに小型化
・値段が高い(現行機α7IIIとほぼ同じ)
・そこまでコンパクトにするならいっそファインダーも無くて良かったんじゃ???

と考えると・・・手が伸びることはなさそうです。

ほぼ値段が同じなのよ・・・
α7Cは実売20万円ちょいで落ち着きそうですが、僕が仕事でもプライベートでも使用している現行機α7IIIもそれくらい。
このα7IIIはアマチュア人気も非常に高く未だにトップクラスに売り上げている名機。しかもそろそろα7IVも出そうとなると「待ち」一択なんだよなぁ・・・

さらに言うと、コンパクトさを生かした取り回しをするならコンデジが良い仕事をしてくれてて・・・

フルサイズセンサーってコンセプトからは外れるので競合はしないんだけども・・・
コンパクトなカメラになればなるほどソフト面の影響が大きく、ソニーのコンデジもαで使われている最新機構が備わってたりするのでAF性能や連射速度などなど充分満足できる撮影ができてしまうからコンパクト部門なら選択肢に入れてもいいんじゃないかと思うくらい。

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これらはコンデジで実際に撮影した写真。ボケを強く出したりレンズ交換をしなくてもいいなら充分かも?

もちろんセンサーサイズを始め機能面で多々違いはあるのでα7Cよりコンデジをオススメ!なんてテーマ違いの話はしませんが(そもそもレンズ交換できないのも大きい)
どっちが良いかなんてことは無いですが、α7Cの機能や使い勝手にこれは!!って強い魅力を感じなかったのなら、もっと幅広く柔軟に選択肢を増やしてみるのもアリだと思います。


・α7Cはどんな人にオススメか

とにかく軽く!コンパクトに!機動力高く!フルサイズの画質やボケ味を求める人に。

コンセプト通りですが、今回のカメラは写真をメインで撮る方には愚直に「コンパクト」「フルサイズ」二つの要望を持ってないとオススメしづらいです。

フルサイズにそこまでこだわらないならセンサーサイズを下げれば選択肢は一気に広がるし、コンパクトさに多少目をつぶれるならα7IIIや他社ミラーレスも候補に入ってきます。

グリップも難ありかも。
初代α7の短いグリップに望遠レンズや重い単焦点レンズを付けようもんならバランスが悪く握りにくく辛かったです。
グリップ形状は初代α7より多少ボリュームがありそうですが、いろんなレンズを試してみたいのならもっとしっかり握れるカメラのほうがストレスは少ないと思います。

何より値段が・・・
10万円台なら価格的な後押しもしやすかったのですが・・・


っというところで本来は締めれちゃいそうなんですが!!

今回Sonyはやってくれました~!!

α7Cで僕が一番驚いたことが一つあります。
それが・・・

まさかの、2色展開!!!!!

これが非常に、非常~~~~に大きいと僕は見てまして。

他のメーカー、例えばCanonなんかは女性ウケしやすい白いカメラを出したり、FUJIFILMだとクラシカルな見た目のものも出していますが、


今までSony αといえば無難に黒一色!だったんです。
それこそ機能面の革新が凄まじいものだから当然みんなそこに目を奪われるし、実際中身で買うカメラというイメージは誰もがあったことと思います。

なのにここに来て、今まで機能面技術面でフルサイズミラーレス業界をけん引してきたSonyがフルサイズの土俵で「見た目」も重視する戦略を打ち出したのが、もう、今後どうなるのかワクワクしてたまらないんですよね!

エントリーユーザーにカメラの選び方を聞かれたときに、これは別の回で詳しくお話ししますが特別な用途無く趣味で始めたい人には見た目で選べと言ってるんです僕。もちろん予算は考慮した上でですが。

今まで他社のエントリークラスで安価な価格帯、APS-Cやマイクロフォーサーズ等の小型カメラに任せていた「ファッションとしてカメラを身に着ける」文化をガジェットおじさんだらけのフルサイズ市場に持ち込んだのは画期的と言わざるをえない!!!


少しお値段は張りますが、コンパクトになり持ち運べるシチュエーションも増えそうです。

自分に合うカメラ、もとい自分に「似合う」カメラとして候補にいれてみてはいかがでしょうか。





【アイテム紹介】商業カメラマン御影ウツリが選んだ万能三脚「もう全部これ一つでいいんじゃないかな」


このコーナーでは御影ウツリがぜひオススメしたいアイテムを紹介します
今回は三脚!重さやサイズが千差万別なので全員が100%満足できるものはないけども・・・
三脚を使った撮影も多いウツリ的神三脚を紹介しながら三脚選びのポイントをお伝えします


・ローアングルからハイアングルまで、そして丈夫

Manfrotto 055アルミニウム三脚

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始めに唯一のデメリットを伝えておくと、趣味で撮影するには少し大きく感じるかもしれないです。
仕事をする上ではこの三脚程度のサイズ感は全くデメリットにならないのですが(ジッツォとか地獄だよ)最近非常に増えてきたトラベル三脚に比べると気軽にハイキングに持ってはいけないしカバンにも入りません。
なので、「山登りに持っていきたいんだ!」とか「バッグに入れてバイクツーリングに行きたいんだ!」という用途にはハマらないアイテムですが、そのような方の三脚選びにも役立つポイントも多いのでぜひ読み進めてみてください

この三脚のメリットは

・超ローアングルから頭を超えるハイアングルまで対応
・どんな撮影でも簡単にはブレないほど頑丈で、かつ可能な限り軽量コンパクト
・センターポールが直角に折れ曲がる(三脚から離れたポジションで、可能な限り三脚の足が写りこむのを避けて真上からの撮影ができる)
・安価

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この4点。安価なのは単純にありがたいですが、それ以外の機能面が揃っていることで撮影できるシチュエーションや画に超幅広く対応してくれるんです


三脚を立てる最大の目的は、「カメラをブラさない」こと。
夜の撮影って手持ちで撮るとブレるブレる。単純にブレずに写真を撮るためには三脚でカメラを固定することは必須で、それだけでだいたい1/60秒より遅いシャッタースピードを安全に使えるようになります。これは大きい。
なので夜景や星を撮るのにも三脚はマストアイテム!


それだけでなく、例えば料理を撮るとき。カメラを固定できれば、画面内の料理や食器の位置、向き、傾き、盛り付けなどなどあらゆる部分を調整した上で写真を撮ることができますよね。
商品撮影も同じ。働いている会社で広報用に商品を自前で撮るなんて時にも三脚は重要アイテムです。
さてブラさないのが最大の目的の三脚・・・

足が細いとブレるんです。

ちょっとした歩く振動、風、ショルダーベルトの揺れ、etc
トラベル三脚は軽くコンパクトなので超便利、一つは持っていても良い三脚なんですが、コンパクトなほど足が細い。軽量なほど揺れやすい。

僕もトラベル三脚を持っていますが、趣味の撮影かつホントに荷物が増やせない時、例えば手荷物制限のある海外旅行などぐらいで、しかも脚は伸ばさずに使っています。(できるだけ太い脚で、縮めて揺れにくくする。三脚が軽い分倒れやすくもある)

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極端な話、三脚は重ければ重いほどブレにくく倒れにくいので「良い」んです。


しかし重さは持ち運ぶ上で無視できないデメリット。
おまけに重い三脚は値段も高くなるんだぁ・・・
頑丈さの頂点に立つおフランス製「ジッツォ」の三脚はマジで重い。ド鉄。仕事とはいえ嫌になる重さ。
最近でこそカーボンがあるものの、バッカ高い。


そこで、
・せっかくブレさせないために使う三脚なので頑丈さはほしい。
・でも持ち運びしやすい軽さがいい。

ここのバランスを探る必要があるのです。

もう少し軽さを求めるなら190という三脚もあります


脚が少し細くなりますが、その分軽量です

撮影できるシチュエーションや画の幅をダイレクトに広げる方法はもう一つあります。
それはカメラの高さの幅を広げること


トラベル三脚を含め普段用~レジャー用三脚は高く伸ばしてもカメラ位置が目線あたりのものがほとんど。
これはとても理にかなっていて、人間がカメラを構える範囲はある程度決まってるので目線ぐらいまで高さがあれば十分なんですね。普段脚立とか持ち歩かないでしょ。
なので世の中には人の目線かそれ以下で撮られた写真が割合多いんです。


ということは・・・

そこから少し腕を伸ばしてハイアングルから撮影すると普段見慣れない景色が撮れるということ。

航空写真とか、小さいころ少しワクワクして見てしまいませんでしたか?
見慣れた風景や地形でも上から見るとこうなってるんだぁ~って。
あなたの頭のちょっと上。そこにはもしかしたら普段見慣れない景色が広がってるかもしれない。
人の頭より上から見た景色、狙ってみる価値はありますよ〜
しかもミラーレスカメラも充実してきてファインダーを覗かずモニターを見て撮れる時代。
液晶を傾ければ脚立なんてなくても撮れちゃうんです。良い時代になったねぇ。

もっと実用的な話をすると、学校のひな壇なんかで集合写真を撮るときは生徒さんの顔が良く見えるように三脚をガッツリ高く上げて撮るし、親御さんが運動会の撮影をする時にも高い位置でカメラやビデオを保持しておくのに便利。

料理をするなら、料理風景や手元を高い位置から写した画なんかはハイアングルな三脚があってこそ。
これって雑誌や料理番組なんかでよく見る目線なので途端にプロっぽい画になって面白い。
真上からの俯瞰撮影も、カメラを固定できればラクにテーブル上の調整に集中できますしね



ハイアングルからの撮影ができる三脚は限られるんですが、逆にローアングルに対応した三脚は数多くあります。

055や190のように脚を開いてセンターポールを倒すタイプ

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より一般的なセンターポールが外せるタイプ

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カメラを真逆に付けることでも対応できます。(上下逆転する使いにくさもあるのでオススメはしないけど。)

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一般的なのは脚を開いてセンターポールを外せるタイプかな?
倒すタイプに比べて軽さとサイズでメリットがあるのでトラベル三脚でよく採用されています。
地面スレスレのローアングルもなかなか人間が見ることのない世界。
赤ん坊やペット、草花、虫などの世界ですね。
低い位置のものを撮るとき、人間目線の上から撮っても見慣れたアングルですが、低い位置までカメラを下げて見える風景はなかなか新鮮。
被写体にグッと寄れるマクロレンズや風景を広く写す広角レンズを使うとより面白いかもしれません。


今回チョイスした055(190)という三脚は仕事でも十分使える幅広いアングルを持ち、かつ太くて丈夫な脚のおかげでとても実用的なブレ耐性を持っています。
その割には最近のプロダクトらしい軽量さに雲台込みで3万円ちょいという低価格で、コストパフォーマンスが優秀。
さらに脚を伸縮させるロックがレバー式なのでワンタッチでアングルを変えることができとても便利。(ただし、使っているうちにレバーのネジが緩むことがあるので定期的にチェックは必要)

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ここはレバーだけでなく、捻ってロックするタイプのものもあります。
レバーに比べてほんの少しだけ手間は増えますが、毎回しっかり締めることができるのでトルク調整のできないレバー式より確実に足の高さを固定できます。
今回紹介したジッツォはこのタイプ。伸縮させたい部分を捻るだけ。

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ただしこちらのトラベル三脚のようなものは要注意。
普通は伸ばす脚の関節ごとに締める部品が付いてましたが、これはコンパクトになるように中間部分が収納されています。

伸ばしたい部分だけ伸ばす等、細かい調整が非常にしづらいのでトラベル用途でも避けたほうが無難です。
多少収納面が犠牲になっても、一つ一つ独立して調整部品がついているものを強くオススメします!

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今回紹介したマンフロット055は価格帯の割には撮れる高さの幅が広く、ブレにくい丈夫さがあり、俯瞰撮影もできる器用さがあります。
さらにお金を出せばカーボン製のさらに軽量なモデルもラインナップしていますが・・・
どの道カバンには入らないサイズなので値段を取っても良いでしょう。

この三脚だけでほぼすべての撮影に対応できますし、これ+トラベル用の三脚の2台体制だとさらに隙が無いハズ。

とはいえ世の中には無数に三脚があります。
メーカーも様々なのでぜひ実際に触って比べてみるのをオススメします。
その際に何を撮りたいのか、どこで撮りたいのかなどたくさんイメージした上で三脚選びをしてみてください。

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構図って気になる?これだけ抑えとけば目に見えて差がつく写真になるよ!



構図なんてクソくらえ系商業カメラマンVtuberの御影ウツリです。長いね。

カメラをやり始めて最初に気になることの一つに、「構図」があると思います。
特に写真の質問で構図について聞かれることは非常に多いですし、実際に構図の解説本が数多く出ていたりと非常にウケが良い話題なのは間違いありません。

仕事においても人や物、アングルなどの相談をする事は多々あります。
アングル一つ、配置一つとっても、少しでも効果的に売上に繋がる写真にしていく作業はとても大切です。

そんな僕は、趣味の撮影の際にはできるだけ構図を意識しないようにしています。
三角構図とか日の丸とか三分割とかいろいろありますよね。
実は構図を意識するのは、感性で撮る場合には毒にもなりえるんです。


写真は、絵画と同様に芸術や記録としての側面も大きい文化です。
これは撮っておこう、今の瞬間良いな、旅先で出会ったモノや風景に素敵だな、と大なり小なり感動して、シャッターを押したくなった瞬間にシャッターを押す。

そこで待ったがかかります。

いや、もうちょっと寄せた方が「良い写真」になるんじゃないか?
三分割になるようにアレも収めた方が「良い写真」になるんじゃないか?
斜めにしたら~~構図になるから斜めにしよう

これ、とても勿体無い。

感動した瞬間無意識にカメラを向けた「あなたの感性」に待ったをかけて、誰かが文字にまとめた「セオリー」に則って型をはめてしまう。カタチを曲げてしまう。
これって芸術において非常に勿体無いと、僕は思うのです。

もちろん皆が皆アート思考で写真を撮っているわけではないですし、単に記録で撮っている場合もあると思います。

ですが、少しでもあなたの写真に趣味や思い出として残す要素があるのなら、
ぜひ一度「感性」「構図」について考えて見るのも写真を深く楽しむ方法の一つかもしれません。

みんな好きじゃないですか、感性って言葉。
でも同じぐらいみんなが好きな構図って言葉、実は二律背反。
そんなとこから無意識にスランプ?を感じることもあり得るのです。


っていうのを写真の専門学校やカメラマンの方々からよく聞きました(笑)
実際その通りだな~と思って構図の勉強はしませんでしたし。
そうはいっても構図の効果は確かなので、完全に素通りでは仕事はできません。

「とにかく写真を見ること。」

写真の上達には画を見て、そして実践することが重要です。


さて当マガジン配信の目的は写真を楽しんでもらう、上達してもらう事も目的にしています。
ふわっとした芸術論じみた話では終われませんよね。
散々構図の勉強に否定的なことを述べましたが、


一つだけ!!!!!


実践してみて欲しいことがあります。
それはズバリ


「水平垂直を意識すること」


です。
いやホント、水平が出てるか出てないかは洒落にならないくらい大きい。
斜めが良い悪い水平が良い悪いってことは無いです。
ただそれで出る効果はモノクロかカラーかってくらい違います。

騙されたと思って余裕がある時に練習してみて。これがしっかりできるのは一つの結構な撮影スキル。

この話の続きは次回。



Q&Aのコーナー


当noteでは読者の皆様からの全質問に答えています。
基本的にはメールでお返ししていますが、noteでより詳しく紹介したい内容のものはこちらでも取り上げさせて頂きます。

全て御影ウツリが答える・・・想像の通りめちゃ大変。仕事もあるし。
なので購読者数や質問が増えて手に負えなくなったら物理的に不可能になりますが、こんなに注目されてない段階から見つけて購読してくれたささやかなお礼です。

業務上守秘義務のあること以外は全て答えるので、今のうちに!
あ、わからないことはわからないと答えるのでそこはゴメンナサイ。


ちなみに御影ウツリ自体への質問はTwitterの質問箱から募集しています。
せっかくなのでTwitterで回答の確約ができない写真・カメラ関係の質問をメルマガで送って頂くのをオススメします


また写真を送っての質問は、写真添削コーナーでの扱いになる場合もあります



読者写真添削コーナー


購読者限定!送っていただいた写真を御影ウツリが僭越ながら添削するコーナーです。
といっても趣味や芸術の写真は撮り手の感性によるところが大きく、どんな写真であれ上手い下手の判断はできないと思っています。


なので、「あらかじめこういう狙いがあってこう撮りたかったけど、思うようにいかなかった。なんで?」といったものに答えていきたいと思います。

できるだけ詳しい状況などと一緒に送っていただけると答えやすくなります



読者写真紹介コーナー

読者の皆さんが送ってくれた写真を紹介するコーナー。
全てとはいきませんが、上手い下手関係なく写真を見てもらうことが大事!
コンテストにならないよう、日々いろんな気分であるいはランダムで選んだ写真をただただ紹介していきます。

人が増えてきたら、みんなで写真集企画をしてもいいかもね。




編集後記


物を書くのってとても苦手で。
活字はよく読んでた方なんですが、学が無いのがバレる恥ずかしさに早く慣れないと・・・(学の無さがバレるのはあきらめてる)

写真の世界って、正解が無いんです。
こうした方がってのは無限にあって、でも誰も明確な答えは出せないっていう。

それは仕事の撮影でも同じで、クライアントさんが頷くっていう一応のゴールはあるんだけど、目的はクライアントさんの売上を上げることなので撮影が終わっても不安で不安で仕方ない。
世の中には雑誌なりサイトなり無限に商業写真があふれてるけど、たとえ一見おかしく見えても当日の状況やクライアントの好み、戦略、ブランディングとか無限に背景があって。


写真は、踏み込めば踏み込んだ分正解の無い世界が無限に広がる厄介な一面もありますが、
少しでも楽しめるお手伝いができたら幸いです。




次週はα7Cをウツリが買わない理由について、カメラマンの仕事目線からお伝えします!

また基本的なカメラの使い方で最初につまづく「絞り・ISO・シャッタースピード」について世界一わかりやすく解説!

お見逃しなく!!!!



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