社会毒-水銀

水銀は、各種の金属と混和し、アマルガムと呼ばれる合金をつくる。
有機水銀は無機水銀に比べ毒性が非常に強い。
有機水銀はかつて農薬として広く使われ、1970年代にイラクでは有機水銀中毒で400人以上が死亡する事件がおきた。
アメリカ合衆国では「乳児の際に受けた予防接種中のチメロサール(水銀成分)によって自閉症になった」として製薬会社に対する訴訟が発生。
メチル水銀の中枢神経系(脳)に対する毒性は強力で、日本で起きた水俣病(熊本県八代海)や阿賀野川流域(新潟県)でおきた工場排水に起因する有機水銀中毒(第二水俣病)の原因物質である。
銀・スズ・銅などとのアマルガムは、歯科治療において歯を削った後の詰め物として一般に用いられていたが、これは多くの金属中毒を生み出した。
 
<医学不要論より抜粋>
 

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