養殖魚の問題

がん患者の中には、「飼料などで汚染されていると思うだけで、肉を食べられなくなった」といって、魚を健康に良いとしている方がいます。では魚は体に良いのでしょうか。
これは本当であると同時に、嘘であるといえます。良質の魚を食べることは健康的ですが、問題のある魚を口にすると不健康になります。肉と同様のことがいえるのです。
 
まずは養殖魚に問題があります。
養殖というとサーモンやハマチなどをまず思い浮かべますが、基本的に養殖の魚は混雑したせまい養殖場では病原体も多く、水質汚染も指摘されています。
また、身を天然に近い健康的なピンク色にするため染料を混ぜたエサを与えられている養殖サーモンも多いといわれています。
例えばハマチの養殖は狭いイケスの中で「密飼い」と言う名称の大量飼育をされ、エサはイワシなども与えられていますが、合成飼料も混ぜられるともいわれています。
このため抗菌薬、ホルモン剤などが病気予防と称して大量にイケスに投与されます。
 
また養殖の大型魚の場合、ダイオキシン、カドミウム、有機水銀などが蓄積しやすく、さらに最近は放射能のことも考慮しなければいけないような状況になりました。
例えば安い回転寿司屋さんやスーパーの食品売り場で見かけるネギトロなど、とうてい安全とは言えません。
本来、マグロの中落ちや脂の乗ったトロを細かく刻み潰したのがネギトロですが、格安で売られているネギトロは、廃棄に近いマグロの赤身に植物性油脂(=ショートニング=トランス脂肪酸)添加物を加えて作ったものです。
 
やはり魚を食べるのであれば、天然の魚が良いでしょうが、放射能の問題やとれた海の汚染度については考えてみましょう。
海の魚は垂れ流しの放射能が濃縮しやすいので、産地を考えることが重要です。
個人的な意見ですが、私はできれば日本海や北海道や九州や瀬戸内海で獲れたものがよいと思います。
さらに海の環境悪化の問題を考えると、生物濃縮が進み大きな魚より、小さめの魚を選ぶことが望ましいでしょう。
 
<医者に頼らなくてもがんは消えるより抜粋>
 
 
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