東京都政の問題~学校の現状~

東京都に目を向けると、22年4月7日には、都内公立小学校において約80人の教員の欠員が生じていることが公表されました。
中学校や高校は目立った欠員は出ていないとしていますが、都教育庁人事部の担当者はその要因について、「想定よりも普通退職者や病気休職者が多く出た」と分析しています。しかし、なぜそうなるのかを考えていません。小学校のように、より幼い時代のほうが、教育上は大事にされるべきなのに。

また、文部科学省が行った21年度の児童・生徒の調査で、東京都内の公立小中学校の不登校の子どもは、2万1536人(前年比22%増)で、文科省が都道府県別の結果の公表を始めた08年度以降、最多だったこともわかっています。
新型コロナにおける束縛対応が拍車をかけたと推測されますが、こんな学校システムを見て、行きたくないと思う子どもが増えるのは当然です。教育界は、自分たちが悪いのだということをまったく自覚していません。
不登校の子にスクールカウンセラーなどつけようものならば、そうした子どもは精神科送りになるのがオチです。

また、21年度の東京都の公立校のいじめの認知件数が、前年比1.4倍の5万9835件にのぼることが、都が22年10月27日に公表した調査結果から明らかになっています。
前年度と比べると、小中学校・特別支援学級で増加していますが、教員が減っている小学校と、邪魔者送りで増やした特別支援学級では傾向が顕著です。
これも子どもの心を病ませるためにやっているのではないかと考えられるほどです。

悪いのは、学校や教師、教育システムだけではありません。
今の日本人は徹底的なまでに依存症で、わがままであり、努力しない生き物になっています。情報は与えられて当然としか思っておらず、自分で調べ、自分で学ぼうとする姿勢を失っています。
子育てや人としての教育もすべて学校が行うもの、そんな大人が親となり子どもにもその姿を追わせているのです。つまり世の中のすべての親が毒親なのです。
倫理も、道徳も、基礎教育も、崩壊しきった日本に、子どもを大切に育てることなどできるはずもなく、その社会の行く末は絶望でしかありません。

#うつみさとる
#令和の一向一揆

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