対症療法の弊害

根本的に病気を治さない治療法である対症療法には、そのため、さまざまな弊害があることが知られています。
まず、病気の原因を取り除くわけではないので、必然的に通院期間が長引くことになりがちだということです。
病院の商売的にいえば、顧客(患者)を囲い込めるのですから、有難い話ということになりますが、一般的に言って、なるべく長い間病院に通いたいという人はいないと思いますので、問題でしょう。
 
さらに問題なのは、対症療法を行うことによって、さまざまな不快症状の本来の原因である病気を診断する妨げになったり、場合によっては病気をさらに悪化させることすらあるということです。
これはある意味当然のことです。
 
たとえば発熱や下痢は多くの人が経験したことがある代表的な不快症状だと思います。
しかし、人間の体は意味もなく発熱や下痢という症状を発現させるわけではありません。
体の中に入ってきたウイルスや細菌を殺したり、排除するための防御的な反応の結果が発熱や下痢という症状なのです。
ですから、注射や薬などで強制的に熱を下げるという行為は、体が一生懸命に熱を上げることで体に害をなすウイルスや細菌を殺そうとしている努力を無にする行為にほかならないということになります。
結果として、病気を治すために病院に行ったのに、対症療法という治療をうけたために病気が悪化してしまうということがたくさん起こり得るのです。
 
<薬毒論より抜粋>
 
 
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