良質の油を摂る

トランス脂肪酸は摂ってはいけないとお伝えしました。
悪い油を止めて、良質の油を摂る理由を、がんに対応する体の働きから紐解いてみましょう。
 
すべての細胞は、細胞膜に「糖鎖」というアンテナのようなものがついていて、細胞間の情報伝達を行っています。
もし細胞に遺伝子変異が起ってしまうと、このアンテナから指令が出て、まず遺伝子を修復する酵素が働き出します。
それでも対処しきれなかった場合は、免疫系の細胞が働いて遺伝子変異が起こってしまった細胞を倒します
この二段構えで、私たちの体は組織や臓器をがんの増殖から守っているのです。
 
細胞膜は、脂肪酸やコレステルロールからできています。
ということは、良い脂質で細胞がコーティングされていないと、糖鎖がしっかりと機能しないのです。
トランス脂肪酸が細胞膜に入ると、細胞間の像法伝達が不完全になってしまいます。
それが原因で、遺伝子異変の起こった細胞を見逃してしまうことで、がんを誘発してしまう可能性が高くなります。
 
また糖鎖が免疫系統に働きかけをするという性質を考慮すると、トランス脂肪酸など有害な油脂によって、糖鎖が正常に機能しなくなれば、がんはもちろん、ウィルスや菌にも対抗できなくなってしまうのです。
そこで積極的に摂ってもらいたい油脂は、オメガ3です。
というのは、オメガ6であるリノール酸には、炎症を促進する物質を合成してしまう作用があるといわれているからです。
オメガ6と拮抗する作用を持つオメガ3を摂れば、炎症促成物質を抑制することができると考えらえています。
特に魚に含まれるEPA、DHA(ともにオメガ3)には、がん抑制効果が認められているのです。
 
<医者に頼らなくてもがんは消えるより抜粋>
 
 
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