モノアミン仮説の嘘

セロトニンやドーパミンやアドレナリンその他が、精神に影響を与え精神病の原因であるとする説をモノアミン仮説といい、このモノアミン仮説をもとにして精神薬というのは作られています。
しかし欧米のちょっとした良心的科学者なら誰でも知っていることですが、このモノアミン仮説は全くの嘘であり、科学的に証明されていないばかりか因果関係はないことが証明されています。
しかし残念ながら現在の精神医学や脳科学は、これをもとにして脳の病態について説明しようとしています。
なぜならこの嘘を本当のように扱うと、薬を売り込むときにとても都合がいいからです。
 
精神病の化学的不均衡理論(いわゆるモノアミン仮説に基づく理論)が盛んにいわれ出したのは1960年代、70年です。
しかし鬱病と診断された人々にセロトニンレベルが低いことや、分裂病 (統合失調症) と診断された人々に活動亢進ドーパミン系を研究者が実際に確認したことはないですし、生きている人の脳内セロトニンを計測することはできません。
できるといっているような検査もすべて科学を歪めた話にばかりなっています。
にもかかわらず精神医療業界、製薬企業などはこの脳内化学物質の不均衡という話を広め、2010年に発表された研究によれば、アメリカ人の87%が統合失調症は「化学的不均衡」が原因であると考え、またうつ病も80%の人が同じように考えているという結果になっています。
日本にはちゃんとした統計がないのですが、これと似たような数字かもしかしたらもう少し信じている人が多いかもしれません。
なんといっても日本は長いものに巻かれるのと権威が大好きな国ですから。
 
<薬毒論より抜粋>
 
 
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