F1雄性不稔種

野菜や果物においては遺伝子組み換え食品だけでなく、F1雄性不稔種といわれるものが存在する。
野口勲氏の著書「タネがあぶない」や石井吉彦氏の著書「まず種から始めよ」が参考になる。
 
F1の特徴として、大きさが同じになる、生育が早い、など大量生産に適しているとされている。
しかしこんなように人為的な手が入り、形だけにこだわっていけばいくほど、生物特性は削除され栄養学的にも栄養素が不足した野菜になっていく。
また、雄性不稔(ゆうせいふねん)は、ミトコンドリア遺伝子異常で花粉を作れない株の種を使うが、この植物は言ってみれば不妊植物である。結局栄養的にカスなだけでなく、このF1種を栽培するときも農薬はしこたま使用され、しかもそれはもともと染色体異常がある野菜だということだ。
これは遺伝子組み換えの輸入うんたらではなく、そのへんのスーパーで普通に売られているものである。
 
ラットでの試験で、この野菜を食べ続けさせたラットで、無精子ラットが沢山出現したとされている。
さらに悲しい野菜もある。
昨今は収量の増加、病虫害抵抗などの雑種強勢を目的に多くのF1作物が作られているが、最近の「おはやり」は遺伝子組換え技術を雄性不稔系統の開発に応用することだ。
ようするにGMO食品+雄性不稔+農薬の華麗なるトリオである。
 
wikipediaにも掲載されているが、公開されている「除草剤グリホサート誘発性雄性不稔及び除草剤グリホサート耐性トウモロコシ(改変 cp4 epsps, Zea mays subsp. mays (L.) Iltis)(MON87427, OECD UI: MON-87427-7)申請書等の概要」がある。
開発してるのは今や悪名高い「日本モンサント社」である。
 
この手法の適用例は多数あるそうだが、ほかにもバイエル(製薬会社)クロップサイエンス社のカノーラなどがある。
「除草剤グルホシネート耐性及び雄性不稔及び稔性回復性セイヨウナタネ(改変bar, barnase, barstar, Brassica napus L.)(MS8RF3, OECD UI: ACS-BNØØ5-8×ACS-BNØØ3-6)の生物多様性影響評価書の概要」で公表されている。
 
ちなみに、日本の食品安全委員会は2013年4月8日、モンサントの除草剤耐性・グリホサート誘発雄性不稔遺伝子組み換えトウモロコシ・MON87427について、飼料としての安全性に問題なしとの評価を正式に決定し、農水省ヘ通知すると発表した。
近く飼料として承認される(有機農業ニュースクリップ)。
もちろん安全性には大きな問題があるが、政府という組織は「ただちに影響はありません」と述べる組織である。
 
<医者いらずの食べ方より抜粋>
 
 
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