タバコ

タバコが体に有害なことについて異論のある人はいないと思います。
一般にタバコの煙には数百種を超える有毒物質が含まれています。
実際に肺ガンや肺気腫、喉頭ガンの最大の原因は喫煙ですし、その他のあらゆる病気のリスクを著しく増大させることも常識と言ってよいと思います。
 
さらに、タバコには喫煙者本人だけではなく周りの人の健康を害するという問題もあります。
実際、喫煙者が吸う煙よりも副流煙の方がはるかに人体に悪影響を与えるという研究があり、アメリカでは副流煙などの受動喫煙により毎年三000人もの人が肺ガンで死亡しているという報告もあります。
言うなれば、非喫煙者や子どもの近くでタバコを吸うのは、言うなればエボラ出血熱に感染した人が「自分は死んでも気にしない」と言いながらウイルスをまき散らしているのと同じことなのです。
WHOはタバコによる死亡者は1年に六00万人にもおよぶとして、世界に対策を求めています。
しかしながら、なぜか日本は喫煙者に対して非常に優しい国です。
 
よくタバコの税率は高いという人がいます。
確かに日本ではタバコの値段のうち65%ほどが税金です。
とはいえ、世界の主要国といわれるG8の国の中で日本よりタバコ税が安いのはアメリカとロシアだけで、イギリスやフランス、ドイツではタバコの税率は8割を超えているというのが現実です。
さらにG8国中、日本よりタバコの価格が安いのはロシアだけです。
ただ、少し擁護的に付け加えておきますと、無添加の煙草はそれほどの健康被害がないというデータもあります。
エチケットを守ったうえで無添加の煙草を吸うのであれば、それは自己責任の範囲内であると私は思っています。
 
<薬毒論より抜粋>
 
 
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