食事療法にもいろいろある

がんの食事療法には、玄米采食、まごわやさしい、糖質制限、先住民食、ローフード、断食などいろいろなものがあります。
一般的にがんを治療するための食事療法として、玄米菜食やマクロビオティック、まごわやさしいの食事法やナチュラルハイジーン(果実ベースの食事)が存在します、でもこの菜食主義的な食事法が、本当にがんに相応しいかどうかは検討する必要があります。
言葉を換えると、その人に合うかどうかを分析して決定するべきと考えています。
 
がん患者がいなかったネイティブアメリカンや先住民に肉食が多かったことを考慮することも見逃せない観点です。
彼らが食していた肉や魚には、生体を構成するために必須のアミノ酸や油が含まれているからです。
このことからも必ずしも肉食ががんに悪いとはいえません。
ただし、肉食でないとアミノ酸が摂取できないわけではないことも、もちろん考慮しなければならないでしょう。
がん研究で有名なコリン・キャンベル氏は『葬られた「第二のナクバガン報告」』(グスコー出版)で、ホールフードの緑黄色野菜や豆類には必要量のたんぱく質が含まれていると記しています。
 
このようにがんに罹った場合、肉食がよい、菜食がよいという二元論ではなくそれぞれの体質によって食事法は決められるべきと考えています。
菜食がよいと聞いたら「結果」が伴っていないのも関わらず菜食に固執する方がいます。
しかし中々状態が改善しない場合には一度見直した方がいいでしょう。
結果というのは「治った」「消えた」というケースを前提にし、「生存期間が延びた」ということを前提にしていないことをここで断っていきます。
私は、例えばまずは栄養状態の改善が必要と判断した場合には肉食を勧めることもあります。
がんは人それぞれ原因が違うので一概に菜食がいい、肉食がいいとはいえないのです。
 
<医者に頼らなくてもがんは消えるより抜粋>
 
 
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