睡眠薬キャンペーンの成果とは?

厚労省の集計(速報値)では、2010(平成22)年の自殺死亡者数は全国で2万9524人となり、09年から1183人減少。
36都道県で減りました。全国的に減っている中、睡眠キャンペーンを本格的に導入している自治体では自殺者が増えています。
国が主導した睡眠薬キャンペーンはもののみごとに失敗に終わりました。
精神神経学会でさえ「富士モデル」(静岡県富士市で行なわれたため)は「不治モデル」と言い切りました。
しかし多くの人がそれに気付いているかといえばどうもそうではないようです。
試しに普通の患者さんに聞いても、「え、うつとか不眠って早く睡眠薬飲むのが大事なんですよね?」といまだに思っています。
 
データ上睡眠薬を使った群は自殺率が明らかに上がったという研究がちゃんとあります。
全国自死遺族連絡会市民団体が睡眠薬を使わないよう啓蒙した宮城県では、明らかに自殺率が20%以上、改善しました。
本当は睡眠薬にうまい使い方もへったくれもないというのは一目瞭然なのです。
しかし患者も医師も思想は同じであり、目先の利益を負うばかりで睡眠薬をなくすのは至難の業となっています。
睡眠薬の場合、内科医や整形外科医などの罪も大きいと言えます。
 
<大笑い! 精神医学より引用>
 
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