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立川ステージガーデン 座席の見え方解説

 2.5次元オタクから不評の立川ステージガーデン。

 こちらの会場ではつい先日までMANKAI STAGE『A3!』ACT2! 〜SPRING 2023〜の公演が開催されていました。まずは春組監督の皆さまお疲れ様でした。
そして6/3からはミュージカル『刀剣乱舞』花影ゆれる砥水が開催されますね。審神者様の中にはいよいよこの会場か、と肩を落とした方や初めて行くので見え方がわからず不安な方もいらっしゃるかと思います。

 そこで今回、この座席からはこんな風に観えるよ!や立川ステージガーデンのあれこれについて、エーステ春単で立川に通った一個人の感想ではありますがお伝えしていきます。ぜひ、観劇の際の心構えや参考にしていただけると嬉しいです。
また、座席のレイアウトは公演によって変わる可能性がございます。エーステと刀ミュでは違うということも十分にあり得ますのでこちらを念頭に置いていただけると幸いです。


立川ステージガーデンのメリット・デメリット

 まずは立川ステージガーデンのメリットやデメリットを私なりにまとめてみました。

メリット

  1. 一般販売でもチケットが残っていることがある

    エーステや刀ミュは2.5次元舞台の中でも人気のある作品であることは皆さまもご存知かと思います。
    制作側からすれば完売できないのはデメリットかもしれませんが、現場数を増やしたいオタクからすればメリットとも取れます。
    大抵の場合、一般販売では秒でチケットが無くなりますが、立川ステージガーデンのみチケットが残っていることが多いです。(それでも千秋楽は売り切れがほとんど)
    中にはS席サイドシートが残っている場合もあるので、単純に現場数を増やしたい方にはオススメです。
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  2. 音響設備が良く、綺麗な音で楽しめる

    立川ステージガーデンはライブエンタテインメントホールとして作られた会場です。
    恐らくライブを目的とした作りとなっているため音質がいいです。重低音などの音圧のある音も十分に楽しめます。           
    【更新】ステージに近い席だと音圧を感じますが、時々セリフが聞き取りずらいなと感じることもあります。個人的にはあまり大音量すぎると頭痛を引き起こすタイプなので立川はちょうど良いぐらいです。
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  3. 近隣に飲食店やコンビニが多数あるため、マチソワ間や終演後に困らない

    とにかくお店が多数並んでいます。
    周辺一帯をグリーンスプリングスと呼び、レストランやカフェなど飲食店はもちろん、ショッピングができるお店もあります。
    コンビニも会場近くにあり、大勢の人が利用している印象です。
    意外と困るマチソワ間の過ごし方ですが、立川であればその問題は解決しそうです。

デメリット

  1. 最寄り駅の立川駅から遠い

    徒歩約13分。
    会場まで真っ直ぐの道のりなので遠く感じます。
    雨の日は屋根のない道をひたすら歩き、冬は風に煽られ寒い道を歩くのが大変。
    連番相手や誰か話す相手がいればそこまで苦ではありませんが、1人で歩くにはちょっぴりしんどいです。(個人の感想)
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  2. 見切れ席の見切れ具合は覚悟が必要

    後にも記述しますが、ほとんど観えないと思って行った方が後悔しません。
    変に期待しないことが大事です。
    また、エーステの場合は客降りがあるため見切れでも報われる席というのが存在しますが、今回の刀ミュについてはそれもないので鋼のメンタルで挑むのが得策かと思われます。
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  3. サイド席(Lブロック、Rブロック)の椅子がステージに対して真横に向いている

    会場内の画像などを見ていただくとわかるように、ステージと座席が垂直です。
    なのでステージから離れれば離れるほど首を痛めます。
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  4. 会場内の電波が悪すぎる

    これに関しては個人差ありますが、会場に入ると速度がとっても重くなります。
    Twitterを更新しようとしてもロード時間が長く、全く読み込んでくれません。
    感想ツイートをしようとしても永遠と青いバーと向き合います。
    ロビーに出ればそれなりに解決しますが、個人的にはすごく不便だなと感じます。
    ちなみにこうなる原因としては格安SIMだからかな?と私は思っています。
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  5. 会場内で寒暖差がある

    立川に限ったことではないですが、特に空調があたる席というのがあります。
    過去座った席で寒かったのは2階Rブロックの後方、2階Cブロック・3階Cブロック後列。
    特に2階Rブロックの席はピンポイントでクーラーのあたる部分でした。
    公式からアナウンスされることもありますが、薄手の上着を持っていくと安心です。
    1階席前方については特別寒さを感じることなく楽しむことができます。

 ざっとメリットデメリットについてお伝えしましたが、通ってみると意外と慣れてしまうものです。
当初感じていた立川への悪い印象というのは私の中では薄れつつあります。
 また、立川ステージガーデンが建ったばかりの頃、3階席の椅子がプラスチックのもので長時間座るのがとても辛かったです。
ですが、今はちゃんとクッションが設置されておりその点は改善されています。
段差のない席にも分厚い座布団のようなものが置かれており、少しずつ良い方向へ向いているような気がします。

座席からの見え方

 それでは本題に入ります。
私が過去座った席をざっとご紹介いたします。(ピンポイントではなく周辺の座席にも印がしてあります。)
下記の画像をクリックしていただくと座席表ガイドのサイトへ飛べます。

ピンク:春単 黄色:夏単 水色:冬単

 この記事を書くにあたり座席を整理してみましたが、それなりにいろんな席に座っていることに気が付きました。
しかし1階18列以降の座席には座った経験がないため、そこ周辺については詳しいことが書けません。ご了承のほどよろしくお願いいたします。

 そして1点注意していただきたい部分がございます。
刀ミュでは座席図が出ていないためなんとも言えませんが、エーステでは15列と16列の間に通路があります。

 立川ステージガーデンのサイトにある座席表では14列と15列の間に通路がある仕様となっております。
しかしながら実際には上記画像のような状態で16列の前に通路があります。
見切れ席でチケットを購入し15列や18列が出ている場合、エーステと同じ状況になる可能性がございます。
(※ こちらについては完全な予想となってしまうため、何か情報がございましたら教えていただけますと幸いです。)

1階席からの見え方

 基本的にどこからでも見やすいですが、やはり段差の後列は人の頭が気になってしまいます。

(1)5列10番〜16番、20番〜26番、29番〜35番

 エーステ冬単では4列が最前のため実質2列目。(2023春単は2列が最前)
キャストとの距離も近く双眼鏡無しで十分楽しめます。
曲中などで客席に視線を送る方もいますが、勘違いせざるを得ないぐらい目が合います。
極端に上手や下手の座席に座ると反対側で何かをしている時に首を相当横に向けますが、前列ならではの贅沢な悩みです。
 ちなみにステージが高い位置にあるので、前席の人の身長が高くてもキャストが見えなくなることはほとんどありません。
しかし、キャストがステージの奥の方でしゃがんだりすると照明機材やスピーカーに隠れてしまうことがあります。(2023年の冬単に行ったことがある方向けに説明すると丞さんと東さんが歌っているシーンや密がマシュマロを抱いて寝ているシーンは隠れました。)

(2)10列16番〜22番

 9列目までがフラット状態で10列目から段差が発生します。(刀ミュではどうなるかはわかりません)
そのため前を遮るものがほとんどなく、びっくりするぐらい視界が良好です。
ステージ全体も程よく見渡せるので1つ目の段差列は本当におすすめしたい席です。

(3)15列(画像14列)16番〜22番

 見切れ席で購入した席です。
人の頭が被ってしまい見えにくいなぁと感じますが、それ以外は特に問題はなかったです。
 またこの春単公演からは座席にクッションが置かれており、段差後列(14列)には5㎝ほどのクッション、更にこの見切れ席(15列)には10㎝ほどの分厚いクッションがありました。
正直劇的な変化があるわけではないですが(見切れで売る必要性が無くなるため)、あれがなかったらもっと見えなかっただろうなとは思います。

(4)17列2番〜8番

 こちらは段差後列の席です。
位置が悪かったのもありますが、斜め前に座る方がちょうど舞台の真ん中に被ってしまい少し見にくかった印象です。
 気をつけていただきたいのは1番に座る場合、8番側から入らなくてはいけないという点です。
1階に段差を作る上でお客様が落ちないよう横に壁ができるのですが、1番席の左側や36番席の右側には人が通れるような通路がありません。
正直刀ミュではどうなるか全くわからないので、なんとなくで覚えていただければと思います。

2階席からの見え方

 1階席同様どこからでも見やすいです。
前の人の頭で見えないということもないのでそれなりに快適です。
ですが、LブロックとRブロックはステージから離れるほど首を回すので少しキツいです。

(5)Cブロック 7列15番〜21番

 ステージとの距離は遠く感じますが、双眼鏡さえあれば問題なく見れます。
しかし空調の関係ですごく寒く感じた席でした。
ちょうど夏の時期で半袖で観劇していたので上着があったらよかったなと感じました。

(6)Lブロック 2列1番〜7番

 ステージとの距離が近く、正面からだと見えない部分が見えた席なので満足感が高い場所です。
ステージ上は問題なく見えますが、最前通路を使った演出があると見切れてしまう部分が出てきます。
ですが、刀ミュではそのような演出はないのでこの問題は気にしなくて大丈夫かと思われます。

(7)Rブロック 2列7番〜13番

 RブロックはLブロックと違い若い番号ほどステージから離れるので、この席はそれなりに距離があります。
ですがしっかり見える席なので心配はいりません。
 またこちらも空調がとても効いていて寒かった席です。
直にあたっているのでは?と思うぐらい周りとの温度に差があったので上着はあった方がいいかと思います。

3階席からの見え方

 サイドに座る方は「全く見えない」と思って会場へ行くのが得策かと思います。そのぐらい見切れます。
人が全く座っていない状態でも2列以降は座席でステージの1/4は隠れる印象です。
ですので人が座った状態だと1/3、もしくは半分も見えないという状況に陥ります。
どうしてこんなに見えない会場を作ろうと思ったんだろう……となるぐらいには見えません。
なので断言します。1公演しか観に行けないという方には3階サイド席(見切れ席)は一切おすすめできません。

 また注意点があります。
3階席は作りが特徴的で、Cブロックの座席からRブロックとLブロックへは行けないようになっています。逆もまた然り。

 画像で詳しく説明すると、赤印のところにある扉はCブロックにしか行けません。
①と②の扉は角を曲がって最初の位置にあるのでLブロックやRブロックの方は入ってしまいがちですが、更にその奥にある青印の位置の扉から入るようにしましょう。

 では長くなりましたが、座席の説明へ移ります。

(8)Cブロック 2列14番〜20番

 思っていたより見やすい席だな、というのが最初の印象でした。
3階席の中でもS席で販売されている座席なので見切れはありません。その点は安心できます。
距離は遠いので双眼鏡必須ですが、前の人の頭は被らなかったので快適でした。

(9)Cブロック 7列11番〜17番

 こちらはA席で販売されていた座席です。
ほぼ逆最前で距離がとにかく遠い。双眼鏡必須。
でもこちらも見切れなどはなかったのでデメリットをあげるとするならばステージからの距離と寒さぐらいです。
ここも少し寒かった記憶があるので上着があった方がいいかと思います。
ちなみにエーステでの客降りの際は必ず前の通路をキャストが通るのでとっても楽しいです。
刀ミュで客降りが復活して立川でやる際はここを狙うのも手だと思います。

(10)Lブロック 4列6番〜12番
     Rブロック 4列36番〜42番

 距離感が似ているので左右まとめてお伝えしますが、4列なのでとにかく見切れが酷かったです。
過去のトルライ(エーステの組ごとのライブ)でも似た席に座りましたが、あの時は最前が4列だったため見える範囲が少し多かったです。
今回2列始まりということもありステージが少し奥に行ってしまい、その分隠れる部分も多くなった印象です。
刀ミュの最前が何列始まりかにもよりますが、4列ならまだ少しは救いがある座席です。

(11)Lブロック 4列17番〜23番

 この記事で紹介する座席の中で1番酷かった座席です。
ここに座る方のためにも番号も言ってしまいますが、Lブロック4列19番は本当に最悪です。
4列なので座席で見切れるのはもちろん、前列の人たちの頭で半分近くが見えなくなります。
そして何より、前列の17番に座る方の頭がちょうどステージのど真ん中に被ります。
2列始まりだったからそうなってしまったのかは定かではありませんが、こんなに虚無を感じた座席は観劇人生で初めてでした。
横に併設された画面をほぼ見ていて「私は何をしに来たんだ?」ってなりました。
客降りのお陰でギリギリ耐えましたが、今回の刀ミュでは恐らくしんどい気持ちになってしまうかと思います。

(12)Lブロック 1列36番〜43番

 ステージからの距離はありますが、1列目なので人の頭に隠れることはなくほとんどちゃんと見えました。
「見切れ席だからほぼ見えない」と思って行ったので予想よりは見えたなと感じたぐらいです。
ただステージの端っこで何かやっていると完全に見えなくなるので、画面を見る形になります。
 ただ1列目にも少し難点があります。
今回はステージから遠い席でしたが、逆にステージ寄りの座席になると座席の前面に仕込んである照明機材で見えなくなることがあります。
個人的にはどんな照明機材を使っているのか観察して楽しめる人種なので、そこまで気にはなりませんが推しを見に来ている人からすれば少し見にくいな、と感じてしまうかもしれません。

最後に

 ここまでどんな座席だったか書き綴ってきましたが、少しでも参考になったら嬉しいです。
質問も受け付けておりますので、コメントやTwitterにリプなど送っていただけると幸いです。

 立川ステージガーデンは見えにくい会場なので、今まで以上に観劇マナーを守ってほしいというのが私の願いです。
特にサイド席では座席がステージと垂直になっている分、少しでも前屈みになってしまうと後ろの人だけではなく、隣の人の迷惑にもなります。
エーステでは第2幕が始まる直前にスタッフさんが「背もたれに背中をつけて観るようにしてください」と再三言っています。
誰にとっても素敵な思い出の日にしてほしいので、基本的なことは守り思いやりを持って楽しみましょう。

 それでは素敵な1日をお過ごしください。

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