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2020年3月8日フラワーデモ長崎に寄せて

2020年11月長崎で初めてフラワーデモが開催されることを知り本来ならお伺いして連帯したかったのですが、昨年は勇気がなく、長崎ではメッセージを代読していただき、私はフラワーデモ東京でスピーチしました。

昨年、フラワーデモ東京で出会った性暴力被害者の方々のスピーチや主催者の皆さんの取り組みから「声を上げることで性暴力事件を防ぎ被害者を支えることが出来る」と学びました。

フラワーデモ
https://www.flowerdemo.org/

フラワーデモ発起人のひとり 北原みのりさん
https://www.lovepiececlub.com/

エトセトラブックス 松尾亜紀子さん
https://etcbooks.co.jp/

小川たまかさん
https://note.com/ogawatamaka

Spring 山本潤さん
http://spring-voice.org/

札幌市中学教諭性暴力事件の被害者を支える会 石田郁子さん
https://schoolmetooo.wixsite.com/website/trial

以下は、2020年11月のフラワーデモ長崎で代読していただいたメッセージです。

私は、長崎の民放のアナウンサー兼記者として勤務していた1993年に長崎県警幹部から飲みものに睡眠導入剤ハルシオンを入れられ、レイプされました。その後複数回性的関係を強要されました。
当時の上司の記者に相談しましたが、県警幹部からの性加害を取引材料に逆手にとって記者として成長しろというセカンドレイプまで受けて、耐えきれずに退職することにしました。
警察からの加害を訴えても揉み消すことができると加害者から脅迫され、加害者を追及することも出来ず、苦しい思いをかかえながら
30年近くも過ごしてきました。
女性ジャーナリストが増え、私と同じような危険に晒される女性記者は長崎だけでなく、全国にたくさんいると思います。相談したけどセカンドレイプに遭うということが、被害者の泣き寝入り、絶望を生みます。
女性記者への加害はメディア業界の課題です。このフラワーデモ長崎から変わって行くことを願っています

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私以外にも警察幹部からの被害に遭った元女性記者や長崎市職員から被害に遭った現在裁判中の女性記者の件を知り、私が加害された当時からもっと早く声を上げていれば、苦しむ後輩たちが出なかったのではないかなど、様々な思いがあります。

フラワーデモ長崎で私たち被害に遭った女性記者の体験が語られたことで、**メディアの皆さんや行政、自治体、警察の方々が、私たちに起きたことをご自身と地続きの問題であり、目を背けてはいけないと気付いていただけたら幸いです。 **

報道現場で今後一切の加害も被害もうまないために変えていきましょう。

2020年3月8日国際女性デーのフラワーデモ長崎で性暴力を許さない、被害者を守る社会に変えていくために、25年ぶりに長崎に訪れ皆さんと連帯します。

今年2月、マスコミ・セクハラ白書が出版されました。
性暴力を許さない、記者たちも声を上げ始めました。

https://wimnjapan.net/

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