ストリートダンスの始め方

今回はこれからストリートダンスを始めたいという方向けに

ストリートダンスの始め方〜未経験者から初級者まで〜というテーマについてお話ししたいと思います。

今回お話しする初級者とは、自分なりのダンスの上達方法が分かり始め、いちダンサーとしてイベントに参加できる状態を指します。

初級者レベルは誰でも努力次第で到達できるところですので、どうか最初から諦めたりせずに挑戦してみてください

では解説していきます。

1、YouTubeでダンスを見てみる


最初のステップはYouTubeで動画を見てみることです。

僕がダンスを始めた当初は、今ほどクオリティの高い動画は投稿されていませんでした。

正直羨ましいですね。

日本で盛んな7つのジャンル

Breakin’、Lockin’、Punking、Poppin’、House、Hiphop、Krump

これらのキーワードに「ダンス」と加えて検索してみてください。

そうして出会ったダンスの中で心を引かれるジャンルとダンサーさんを見つけてみてください。

2、レッスンを受ける
続いて、レッスンを受けにいきましょう。

先ほど見つけた憧れのダンサーさんのレッスンを受けることができればそれが一番ですね。

それができないにしても、そのジャンルのダンサーさんのレッスンを受けてみてください。

ほとんどのスタジオでは体験レッスンという形で初回のレッスン料金を低く設定しています。

定期的に通うことが難しくても数回は通ってみることをお勧めします。

地方に住んでいて好きなダンサーさんのレッスンを受けることが難しいという方も、オンラインレッスンというものがあります。

これらのアプリ・スタジオや、個人事業主として働いているダンサーさんの間で、コロナショックを通して発展してきています。

今は発展途上ですが、今後ストリートダンス界において、重要なものなっていくこと間違いなしなので

今から注目していきましょう。

レッスンを受けることには主に2つのメリットがあります。

・自主練ですべきことを学べる。
1つ目は自主練ですべきことを学べることです。

初心者の方は、自主練と言っても最初何をすればいいか見当もつかないと思います。

レッスンを受けることで努力の方向をどちらに向けるべきかわかるようになります。

・ダンサーコミュニティーの一員になれる
2つ目は、その先生周りのダンサーコミュニティーの一員となれることです。

冒頭にお話しした「あるもの」がここで出てきます。

意外なことかもしれませんが、ダンスの上達には人脈、これがとても重要になります。

理由については次の章で詳しくお話しします。

3、自主練
レッスンをすっ飛ばして、この過程に進む方も多いと思います。

個人的にはオススメしませんが、僕個人としても、レッスンに通わず

ほとんど独学で来たので一概にどちらが良い、悪いとは言えません。

自主練と言ってはいますが、先ほど触れました人脈があるかどうかで

この自主練における上達度合いが大きく変わってきます

・ダンスコミュニティーに属していない場合
人脈や知識0の状態でレッスンにも通わずダンスを始めたい。

そんな方はまずどうにかして、ダンサーの輪、コミュニティの中に飛び込んでいきましょう。

大学生であれば大学のダンスサークル、そうでなければイベントや、レッスンで仲良くなった先輩ダンサーとのつながりなどで構いません。

人脈作りから始めてください。

人脈と言っても、元々ストリートダンス界隈は大きなコミュニティーではないため

他の業界よりは比較的関係性は築きやすいと思います。

ダンサーにとってダンス仲間が増えることはそれだけでも嬉しいことですからね。

そのためイベントやサークルに来た初心者を、ただ初心者だというだけで無碍にするような方は多くありません。

新たなコミュニティに自分から飛び込むことは怖いことだと思いますが。

ぜひ勇気を出して一歩踏み出してみましょう。

・何らかのダンスコミュニティーに属している場合
誰かのレッスンを受けていたり、すでにダンサーの知り合いがいるという方は、

積極的にそのコミュニティの練習会に顔を出すようにしましょう。

先ほども申し上げた通り、ダンスの上達には人脈がとても重要になります。

仲の良いダンサーは一緒に練習をしており、それが同時に学びの場となっているのです。

レベルの高いコミュニティに属していれば、自然と自分の目線も高くなり、成長の速度も上がっていきます。

慣れてきたら別のコミュニティに顔を出すのも良いと思います。

別のコミュニティーで得られる考え、新たな発見はその後のダンス人生の糧となっていくでしょう。

またこのようなダンサー同士のつながりは、将来的にダンスの仕事を受けようとする時にも重要です。

現状ダンスの仕事や、その情報はダンサー同士のつながりで得られるものが多いです。

将来的にダンスのお仕事を受けたいという方も、積極的に交友関係をを広げていきましょう。

4、イベントにダンサーとして参加しよう
ここまで来れたあなたはきっとある程度ダンスを踊れるようになっていることでしょう。

そうしたら最後のステップ。イベントにダンサーとして参加しましょう。

ダンスイベントには大きく分けて2つの種類があります。

・ショーケースイベント
一つ目はショーケースイベントです。

事前にショーを作る必要はありますが、精神的なハードルが低いです。

・バトルイベント
2つ目はバトルイベントです。

即興で踊らなければいけないので精神的なハードルは高いですが、特に準備せず気軽に挑めます。

最初はどちらでも良いので自分に向いていると思うイベントに挑戦しましょう。

ちなみに僕が一番最初に参加したイベントは、バトルイベントでした。

仲間内でダンスができるようになったとしても、

イベントで踊る緊張感は、やはり経験してみないとわかりません。

またイベントにダンサーとして参加するようになると、

レベルの高いダンサーと知り合う機会が多くなりますし、そういったダンサーから今までより深い情報を共有してもらえるようになります。

反対の立場になってみればわかると思いますが、これは決して意地悪というわけではないです。

例えば、部活動や職場に新入生が見学に来たとしましょう。その人に話すときと、

実際に部活動や職場で一緒の時間を過ごして自分が後輩だと思っている人と話すとき、自然と内容は変わってきますよね。

それと同じように、自分のレッスンでしか見ない生徒よりも、イベントの現場で出会う後輩の方が専門的で深い話をしたくなるのです。

ここまで来れば、脱未経験・祝初級者と言ったところです。

レッスン→独学(練習会)→イベント→レッスン…

と自分で上達のためのサイクルを回すことができるようになるでしょう。

未経験の方は、まずこのイベントへの参加を一つの目標としてがんばってみましょう。

まとめ
結論:上達のためには人脈が超重要だということです。

がむしゃらに高校時代の3年間独学で練習し続けてきた人が

大学のサークルに入ってきちんとレッスンに通い、正しく努力をした同期に、半年ほどで実力を追い抜かされてしまうなんてことはよくあることです。

意外と未経験の方は、この人脈が重要ということに気づかないのではないかなと思いますので、

皆さん注意してみてください。


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