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福岡でダンスのフェスティバルを開催します!

みなさん こんにちは!
いつも私達アトモスト(サムエルカンと鈴木アイリ)をご支援くださり心から感謝します。今回は妻の私、鈴木アイリのダンス公演のお知らせです。福岡に来てから1年半が経ちました。こちらのダンサー達に声をかけて私達の団体が主催するダンスフェスティバルを開催する事となりました。今週末です。私の4年ぶりとなる新作もここで初演を迎えます。今絶賛リハーサル中です。今回のダンス作品は30年前に病気のために他界した私の父が残したアイディアブックを使って“私と父がコラボレーションする”という形の作品です。いつものように音楽は全てサムエルが担当してくれました。みなさんのご存じのゴスペルシンガーのサムエルというのは彼の1つの側面に過ぎません。もちろん大きな部分をしめてはいるけど、教会やYoutubeで見るサムエル以外に夫、父親、息子、としての役割もあります。そして、なかなか知る人も少ないのですが、彼はカナダの名門の美大に油絵で入っているほどアートのバックグラウンドがあります。音楽を始めたのは30歳を過ぎて、日本に宣教師として来てからです。それ以前はアートスクールでパフォーミングアーツなど今の私がやっているコンテンポラリーダンスやコンテンポラリーアート関連のジャンルにいた人です。なので、作品を見ながら、演出的なコメントも今回は特に沢山してくれて、音楽も合わせて作ってもらい、作品の中で使う小道具類も彼が作りました。もちろん、全体の構成や演出と振り付けは全て私が行ったのですが、映画のように出来上がったシーンにピッタリと合う音を見つけてきたり、自分達で歌って録音したり、とかなり音の効果が強い作品になったのではないかと思っています。

この作品の創作を通して私は30年前に他界した事で、大人になるまであまり考えずに育ってきた父の事を改めて、知ることが出来ました。作品のテーマをなき父にする事を決めてから、実家から昔のアルバム、父がせっせと撮影してくれていたホームビデオ、父の残した数々のノートや好きだったCDなどを大量に持ち込み、日々リサーチに励むところから創作がスタートしました。今だからこそ分かった事も色々あり、後半にかけては沢山涙が出て大変〜というリハーサルでした。サムエルを初め、周りの友人知人にこのテーマで話しながら一緒に泣いてしまったりも。私の中でただ「不在。」という状態だった父の”存在”が復活して、きちんと共にいるような状態になった気がしています。もちろん、父というポジションの復活の話であって、実際に霊的に今もいるよ、みたいな事ではないですよ。
そして、「ああ、私たちがどうして最初に、天の父なる神様」と呼びかけるのか、その「父なる」の意味が自分の実の父に改めて出会った事でより明確に私の中で認識することが出来たような感覚になりました。

とりあえず、私は沢山愛されていたという事を多分初めて、ちゃんと知ることが出来、やはり感謝な思いでいっぱいになったところで、それをダンスに落とし込んで踊ってみています。

昨年学んだ「母の学校」のプログラムで天の父との和解は実際の父との和解、関係、と関係しているということを学びました。その時も父に手紙を書きましょう、とかいう宿題が出ていましたが私はとりあえず書いたものの実際に渡すものでもないし、全くテキトーにやっていました。私が父に熱い思いを持つには時間が経ち過ぎていた感じです。
今回はその「時間」というキーワードも作品の中に入っています。今回父について深く知ることが天の父にも深く礼拝できるような形になったことは非常に感謝感謝です。何よりも隣でサムエルがとても喜んでくれていました。

さぁ、明日からいよいよ現場入り。明後日リハーサル、その後本番が3日間続きます。家族の体調が守られますように。

4月は東京公演を予定しています。また詳細載せます!


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